やさしいダンテ「神曲」

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著者 : 阿刀田高
  • 角川書店 (2008年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048839860

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やさしいダンテ「神曲」の感想・レビュー・書評

  • やさしくないダンテだった。よくわからない。とうてい原典は読めないだろう。

  • ダンテの宗教解釈を伺い知ることができる。

    原典の予習のはずが、もうこの本で十分。
    フルコースを前菜だけで満足した感じ。


    紀元前の人など、キリスト教を知る機会なく生涯を終えた魂が皆、神を信じなかった罪で地獄や煉獄に落とされている。阿刀田氏は、これを不条理と捉えるようだ。私は理に適っている気がする。

    イエス生誕前、人間はまだ罪を赦されていなかった。イエスの死により罪が購われ、「狭き門」への道が開けた、それゆえ[救世主]なのではないだろうか。


    それにしても、ダンテって奥さんいたよね?初恋の美少女の神格化が凄まじい。

    個人的恨みも散見される。

    「神曲」…意外と個人的で面白い。

  • 海外古典や神話の平易な解説に定評のある著者のダンテ「神曲」解説本。フィレンツェの観光地には神曲の一節が刻まれたプレートが各所に存在するというトリビアから入り、神曲が書かれた当時の時代背景、そして全篇のあらすじを大まかになぞってくれている。神曲がラテン語でなくイタリア語のトスカーナ方言で書かれた事で、ルネサンス運動への嚆矢となったという指摘は重要。しかし神曲で重要な立ち位置を占めるベアトリーチェに対して、ダンテは9歳で一目惚れし18歳の時に挨拶をした程度の関係でしかなかったというのは微笑ましいと言うべきか。

  • 神曲は以前に天国編の最初まで読んだが,何を言っているのかわからなくなりやめてしまった。
    今回はこの本をエッセイ集かと思い手に取ったのだが,実際は小説風に神曲の内容を要約して書いてあるので最後まで楽しく読めた。しかも要約だけでなく,分かりにくい部分の解説やつっこみ?もある。
    ただ,この本を読んでみて,原典は難しく最後まで読めることはないのだろうなと感じてしまった。地獄篇は想像の及ぶところだが,煉獄篇,さらには天国篇ともなるとこの本を読んでもいまいちわかりづらい。特にキリスト教やギリシア神話,当時の情勢を知らないものにはなおさらである。

  • イタリア語の父、あるいはフィレンツェを追放されとうとう母国に帰れなかったダンテにあこがれる気持ちは全くなかったけれど、なんでもおもしろい本なのだとルネッサンスの解説の本に書いてあったけれど、これを読むと「神曲」を読むことは少なくともわたしには不可能ということがわかる。

    最近、流行りのスピリチュアルの人の話や本屋なんかであたかも神の啓示を受けて話してますよ!的なことがココにも書かれているので「アレ?」と思ったけど・・・考えてみると、こっちの方が最近の人々よりもいち早い考察(?)。何よりも、だいたいにおいてダンテ自身が古の聖人について、著書の知識をここで再展開してるようなものだから、当然。
    ふぅ~ん??というカンジで読み進みました。
    でも、そんなにワクワク、感動はできず。
    大雑把なあらすじだけ知るためには大変有益でした。

  • 以前、岩波文庫の「神曲」を買って読もうとしたが、最初から1頁も読まず、断念してしまった。二度と挑戦することはないが、この本には感激した。本当に分かりやすく解説してくれているからだ。
    地獄、煉獄の描写はともかく、天国の描写は素晴らしい。読んでも具体的なイメージは浮かんでこないが、今まで見た何よりも違う世界である。こういう作品をダンテが何のために書いたのか、よく理解出来ない。下手をすると敬虔な信者であるダンテがキリスト教に対する最悪の冒涜者にも成りかねないからだ。出てくる人物が意外に偏っているのに驚く。当時の世界観に基づくものだろう。こういう作品に何らかの形で触れることが出来たのは、貴重であった。

  • 阿刀田高氏のヨーロッパ古典シリーズ。『アラビアン・ナイト』『コーラン』の巻もありますが、おおむねこのあたりを紹介されており、私の知ったかぶりの素(笑)。

    次は何かなぁ…と思っていたら、ついに来ました、ダンテの『神曲』。 『神曲』はやはり、ヨーロッパの魂のひとつでもあると思うんですが、訳書をそのまま読んでも、なかなか面白みを感じるところまでいきません(私の不勉強もありますが:笑)。このダンテの地獄めぐりを短編の名手、阿刀田氏がいつものとおりに軽やかに解説してくださいます。

    このシリーズを通じて非常に気に入っているのは、原文にひそむ、ヨーロッパ(や中東)人なら当たり前でも、日本人なら「それってどうよ?」と思う点が素直に示されつつ前に進んでいけるところ。「その程度で地獄の業火に焼かれるの?」とか。当時のイタリア貴族の勢力関係も分からなければ、『神曲』は面倒な読み物ですが、これもさらりと解説してダンテの俗物っぽさを浮かび上がらせます。「至上の女性」ベアトリーチェも確かにきれいで清らかだろうけど、何となくウソっぽい?なぁ…とちょっと意地悪に思わせながら楽しく読み進められます。

    『神曲』の研究に限っても、かなりの著作にできる業界もあると思うのですが、一般の文芸書としてこれだけコンパクトに美しく読ませていただけると、素人としてはありがたいので、この☆の数です。

    [2008.2.5にAmazonにアップしたレビューを一部書き直し、こちらにもアップしました]

  • 「神曲」ってどんな内容なの?となんとなく気になって借りてみた本です。
    かたくるしい内容はまったくなく、わかりやすく解説してくれる本でした。

    ただ他の方のレビューにもあったように、地獄篇、煉獄篇、天国篇すべて触れているかわりにかなり端折りながら解説しているので、本格的に読みたいという方にはむかないかと思いました。

    でもわたしはこの本から「神曲」にステップアップしたいと感じました。
    次はドレの挿絵つきのものにチャレンジしたいです。

  • 位置付けが難しい1冊。
    とにかく易しく読みたいのであれば、ドレの版画挿絵付きのものや、永井豪のマンガ版など、直球でわかりやすいものが他にある。
    トリビアも含めた補足、解説ということになると、本作はあらすじの説明に多くが割かれており、喰い足りない。
    全体に流した感は否めない。

  • やっぱり地獄編は面白いけど。

  • いいです。
    初心者におすすめです。とても。
    阿刀田さんのこういった簡単解説系の本はわかりやすくていいですね。
    聖書しかりコーラン、トロイヤ戦争しかり。

  • 姉の部屋にありました。
    とりあえず読んでみました。
    素敵でした。
    嫌いでは無いですね。こういうのは。
    朝に読んだり、昼に読んだり、時間の空いてる時に読んでみるといいかな?と思います。

  • ダンテの『神曲』を簡単に略して書いてあります。
    ローマの詩人ヴェルギリウスにつれられ、地獄・煉獄・そして天国を旅する。その旅の中でさまざまな人に出会うのですが、本当は背景がわかっていないと理解できないところを、ずばずばっと簡単に説明してくれています。
    読みやすいです。

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