中卒の組立工、NYの億万長者になる。

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048850469

感想・レビュー・書評

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  • あまり有名じゃない成功者という気がして、ネット検索してみると引っかかるのが郷ひろみ。何故?と調べると、どうやら、娘さんが同氏と結婚していたらしい。尚、本著ではこの件は触れられない。

    著者は戦時中の学生だから、中卒という学歴自体はあまり不利になるような気もしないが、出世で差別された事を契機に独立。この差別も会社側から慰留されている事を考えると、著者に実力があり、やはり学歴はそこまで重視されていない状況が分かる。読み物として面白くする為に中卒を強調しハンデを乗り越えたサクセスストーリー仕立てにしている面もあるが、寧ろ、注目すべきは行動力。この本が面白いのは、自伝的な内容ながら、時々、啓発的な教訓が挿入される事。億万長者の教え、その1から21まで。

    健康が最大の資本。濡れ手に粟の儲け話は存在しない。会社が経営するものではなく売るものである。感謝は具体的な形で示せ。ただより安いものはない。とにかくメモをとれ。禍い転じて福となす。プレゼンテーションの達人になれ。成功者は天才ではない。

  • 貧乏でものもろくに食うことが出来なかった人が、今はNYで億万長者として暮らしている。 そんな人の伝記。

    億万長者になるにはどういう道があるかというと、まずは会社に勤めてがむしゃらに働いて、次に自分の会社を作って、そして最後にベンチャーに投資をしていく、これが一つの道だが、この道を進んで億万長者になった著者がその場その場でどのような思い、どのような判断で行動してきたのかがわかる。

    途中で挟まれている「億万長者の教え」はよくある成功本とかわらないけど、そういう物を知らなかったであろう著者の行動が、よくある成功本で語られるノウハウに対して、実際の体験による物語という強力な肉付けがされている。

    成功者になるための道筋の一つを知るものとしていい本だと思う。

  • アメリカ駐在中に大企業を退職後、ニューヨークでセールスレップとして成功し、いわゆるビリオネアに上り詰めるまでの回想録。
    一言でいうと全てがマジメにクレイジー。学問もビジネスも王道はないことを痛感させられる。今更ながら実務を通してもつくづく感じるが、華やかで大きな成功の裏側はとてつもなく地道で大変な努力が隠れているものだと思う。

  • 水村美苗さんの本格小説を読んでいる最中にどうしても実在の人物がいるのではとググって簡単にこの本にたどり着き、一気読み。水村氏の文学的な香りとまた違う男っぽい粗野な日本語表現だけれども、億万長者に至るまでの過程は、特別なことをしたわけではなくて、誰よりも熱く目の前のことに一生懸命になった結果ということがよく分かる。

  • 医療機器ビジネスで成功した方の伝記。

  • アメリカンドリームは待っていても勝手にはやってこない。何倍いや何十倍の努力の結果でしかない。今の厳しい社会だからこそ、「努力すれば必ず報われる社会」を我々は作らねばならない。

  • 2015/10/11

  • モチベーションが上がる本。私の一行は、「

  • 幸運をつかむためには、普段の生活の中で、決断と努力を惜しまないことだと気付かせてくれる一冊。

  • アメリカンドリームを体感。チャンスの神様を逃さない。圧倒的な努力。

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著者プロフィール

おおねだ・かつみ・・・1937年東京生まれ。中卒の組立工としてオリンパス入社。27歳でニューヨーク駐在員に抜擢される。営業マンとして圧倒的なトップ成績を残した後、独立。医療機器関連の会社を十数社立ち上げた。ニューヨーク日系人会副会長。

「2013年 『中卒の組立工、NYの億万長者になる。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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