ヴァルプルギスの後悔〈Fire4.〉 (電撃文庫)

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著者 : 上遠野浩平
制作 : 緒方 剛志 
  • アスキー・メディアワークス (2011年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048861878

ヴァルプルギスの後悔〈Fire4.〉 (電撃文庫)の感想・レビュー・書評

  •  これほどまでに曖昧な物語というのもない気がする。
     ちなみにこれは褒め言葉である。

     このシリーズはこれまでのブギーポップからの登場人物が今昔を問わずに結構出てくるので、キャラクター名だけ読んでも「この人どんな人だったっけ?」となることもしばしば。
     けれども、本書においてはそういうキャラクター達は所詮脇役と今後の伏線に過ぎないのでわからなくても問題はない。

     「神」とか「悪魔」とか「魔女」とか呼び方はなんでもいいけれど、絶対的な存在が仮にいたとして、じゃあそれってどんな存在なんだろう?
     少しスケールの小さい話で例えば、打率10割のバッターがいたとして、確かにそれって異次元の人間かもしれないけれど、だからといってその人が絶対的な存在かというと案外そうじゃない。
     だって、必ず打たれるとわかっているならば、敬遠しちゃえばいいじゃないという話になる。
     そして、なによりもその絶対性っていつまでも続く保障があるわけじゃない。たった一回の失敗、ほんの僅かなほつれから絶対性は失われてしまう。
     そう考えると、「完全」とか「絶対」というものは脆弱な概念なんじゃないだろうか。そして逆に「弱さ」ってものは一度成功したぐらいで失われるものではなく、頑丈な基盤の上に成り立っているように感じた。

  • らしさが出たヴァルプルギス最終巻。勢ぞろいと言う感じでしたが、まあ、落ち着き先も良かったんではないでしょうか。

  • 『ブギーポップ~』の懐かしい面々が登場して(顔見せだけの人も多いが)さながら「劇場版」といった風情である。『ビートのディシプリン』といい、形式的には外伝なのに内容的には本筋というのがひねくれていて上遠野浩平らしいのかもね。

  • 炎の魔女と氷の魔女の、世界を終わらせかねない戦い

    ブギーポップの出ないブギーポップ。
    4巻やると、ずいぶんと人物が多くなって大変。
    面白いのは面白かったが、ちょっとついていき切れないところがあった。
    多分、もっと集中して読まないと。

    小さな幸せを大切にする印象の綺さんが好きだったのだが、力を手に入れると随分ふりまわされていなすった。ちょっとびっくり。

  • 外伝完結。
    いつ死神さんがでてくるかと思いながら読んでたがさすがに出てこなかった。
    こういう話こそ最後の最後でぽっと出てきてけりつけるひとだろうに。

    外伝なんだけど、正直本編も主人公が狂言回しになったのでどれでもいいよ、という状態。
    まあ、別作品とのリンクが強いので外伝になったのだろうけど。
    あとは主人公を彼女においたから、か?本編でも何気に出てくるけどなぁ。

    いずれにせよ、積読山脈の一角が崩れてよかった。

  • ここまで「運命」と「自分らしさ」ストレートに扱った作品も珍しい。なんとなく統和機構が目的を見失った感じがするけど(まあいいじゃん)。

  • ライトノベル、あまり読まなくなってきた中で、久しぶりにこの作品。「セカイ系」というのに分類されるそうな。
    ブギーポップシリーズ(というか上遠野ワールド?)の大きなポイントとなる作品らしく、シリーズの登場人物も多く登場し、他のストーリーとのリンクもあるようなんだけど…。
    でももう限界かも。読者を物語の世界に引き込もうとするのではなく、ついて来れるやつだけついてこい、的なストーリーテリングに取り残され感。何か聞き覚えのある登場人物が大量に出てくるのだけど、どういう人だったのか思い出すのも一苦労だし、そもそも思い出せない場合も。シリーズの刊行間隔が長いのもあるけれど、「覚えよう」という気力が湧いてこない。過去の作品のことは気にせず読んだって楽しめるのだし、昔はそうやって読んでいたのだけれども、今回そういう読み方ができなかったのは、自分の読み方が変わってきたのだろう。
    話も一区切りついたみたいだし、もう続編は買わないだろう。緒方剛志さんのイラストが見られなくなってしまうのは残念だけれども。
    (あと二冊でシリーズ終わります、とか言ったら、買うかもしれないけど。いつどう終わるか分からず、延々と続いていくのもストレスなんだよなぁ。)

  • 絵柄の変わりっぷりが凄い。
    皆可愛らしい顔になっちゃって…。

  • ブギーポップシリーズのストーリーを進めるため,かつ著者の凪好きのための4作,といった印章。

  • 遂にと云うかやっとと云うか、炎と氷の魔女戦争が終結。

    そしてそれによって何が変わったのかが分からないのは、彼の作品の特性かなぁ。
    分かることと言えば、凪の周りには奇人変人超人しかいないみたいだということか。

    ブギー本編以外の著作からの登場人物も多く登場してるし、それに描かれてる事件もリンクしてるしで、もう誰が何に関わってたかが分からなくなってきてる。
    ので、これ以上いろいろリンクさせないで! と思ってしまう記憶薄弱者…。

  • 氷の魔女と炎の魔女。世界を崩壊させかねない二人の魔女の戦争は、桁外れのスケールの二人の女子の意地の張り合いでもあった。世界を手中に収めようとするヴァルプルギスに対し、母を人質に取られた状態の凪は奇想天外な手段で彼女に最終決戦を挑む。かつて「炎の魔女」と呼ばれた戦士の少女が、自らの運命を乗り越え、新たな段階に歩みを進めてこの物語は終わる。

  • 「ヴァルプルギスの後悔」完結。

  • 緒方絵師が萌え絵に転向し始めたことについては兎に角、末間が美少女っぽくなっちゃったのがなんとも。沈黙ピラミッドあたりまでのリアルいそうな地味子って感じだからこそ良かったのに。今の絵柄で末間だけそれだと逆に浮くかもだけど。
    というか末間は能力とかない一般人を貫いてほしかったなあ…。
    などと言いつつなんだかんだで面白かったです。
    熱血VSクール女子の意地の張り合い。

  • クールvs熱血の意地っ張りって…(笑)。

    この人の話は、どのキャラにとっても、それなりにキツイことが起こったのに、
    最後はなんだかんだでいっかなぁと思っちゃえるようにまとまってるところが好き。

  • あんだけ強かったカレイドスコープをあっさり倒すなんてぱねえっす。

    久々にオチにすっきりした。

    でもまた大量に出てきたキャラをどうするのかと。いや、別に全て消化する必要ないけども。

  • 面白かったけど、ラストちょっと寂しい終わり方だったな。
    凪は結局何かをなくしてしまったんだろうか?

  • 凪さんカッコいい。ただそれだけ。

    ブギー本編もこれ位きっちりやって欲しいなぁ。

  • Message body

    間をあけまくりながらこのfile4まで読みあげました。
    そんな自分に拍手(笑)
    ビートのディシプリンと言い、買って読まない僕には間が開くと内容把握が困って仕方ない。

    それでも霧間凪を中心とした魔女戦争には終止符が打たれ、あるべきものはあるべき場所へと戻ったので一安心。
    九連内さんがど~なるかだけど…
    好きなキャラだから死なないで欲しいなぁ~

    そろそろ一冊完結のブギーポップが懐かしいです。

  • なんだろう、今まで以上に「読みこなせた」感がすくない。彼独特の世界なんだろうけど。

  • 魔女対決完結。確かに「ヴァルプルギスの後悔」だった。ほんとに凪の内面を描きたかったんだなぁ。この巻で統和機構の中枢やら後継者候補やら出てきちゃったり。後継者候補は、やっぱり凪の近くの人物だったかと納得。神木城とか懐かしすぎる。ブギー本編ですぐ消えてしまったものの、彼女の存在は大きかったんだな。外伝的な話で、かなり事態は動いてるんだけど、本編はどうなるのかなー。

  • これまでの統和機構メンバ総出演みたいなシリーズでしたが、ようやく完結。
    よくわからず煙に巻かれる感はいつも通り。結局凪がブギーポップシリーズでは最強ってことなんかな。

  • 生物というカテゴリすら超越していた魔女がだいぶ普通の存在になってるんですけどw 因果すら操っていたくせに、なんで殴り合ってるのさ。小物感がパない。
    スケールだけは無駄にでかいんだけどね。

  • シリーズ全然読めてない。

  • 魔女戦争、ついに終結! とにかく凪が格好良い、その一言に尽きる。

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私の勝ちだ-すべてはこのヴァルプルギスの前に屈した。もはやアルケスティスも統和機構も敵ではない。あらゆる生命よ、次元よ、宇宙よ、我が威光の前に平伏すがいい!…果てしなく長い長い時代を経て、遂に魔女戦争が完結する。炎と氷の宿命の対立を制して、絶対的な優位で万物を圧倒し、世界を掃討する魔女を前に抵抗できるものは誰もいない。だが未来が彼女の手によって塗り潰されようとする、その境界線上の闇の向こうから現めるのはもう一人の"炎の魔女"の姿-死都アトランティスで始まり、一瞬で決する意外にして奇妙な最後の戦いが終わるとき、そこに立っているのは果たして、ほんもの、にせもの、どちらの魔女なのか…。

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