INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)

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著者 : 綾崎隼
  • アスキーメディアワークス (2012年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048863681

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 紀橋朱利が、の想いが切なくて痛い。
    p.328の、初めの5行が!…を、読む為にこの本を手にしたのかな、と思うくらい。
    (勿論、全てあっての5行ですが)
    あれほど、計算された根回しをした癖に、爽馬に対する、足引っ掛けや、むちゃくちゃな調味料が、ささやかな復讐が、アホ過ぎるw

    朱利のとってしまう行動が、
    〝素直な事ほど強い事はない〟
    〝素直になりたい〟と思っていた自分と重なる。

    好きな人が誰を想っているか、好きだから気付いてしまう。
    また読み返してしまうんだろうな。
    そして、とても朽月夏音が好き。

  • 「蒼空時雨」の登場人物、朱里と夏音が主人公のスピンオフ(?)。他にも魅力的なキャラがたくさん出てくるので、蒼空~を既読だと読んでいてとても楽しい。綾崎さんの作品は全て世界観が統一されているので、伊坂さんや辻村さんの作品を読んでいるときのように、「あの時のことはここに繋がっていたんだ!」感が至るところで味わえてとても好き。

  • 実る恋、実らない恋

    動く想い、静止する想い

    若さ故の瑞々しいその感情のやり取りに、自然と溜め息が溢れた…


    …朱利っ!

    ちょっと蒼空時雨読み返してみようと思った。
    歪みつつも一直線な彼らがとても眩しかった。

  • 青い。なんて浅はかで短絡的な。ああでもこんな衝動を、こんな気持ち達を、青春という言葉で表すのだろう。蒼空時雨読了後の私には、どうしても朱利さんに目がいってしまった。彼の、器用なのにとても不器用な愛の形に胸が締め付けられるようだった。彼はどれだけ傷付いたのだろう。想いが裏目に出る事はどれだけつらかっただろう。ボロボロになって、それでも尚たった1人を愛し続けた、決して振り向いてはくれない彼女を想い続けた彼が、どうか報われますようと願わずにはいられない。蒼空時雨が読み返したくなる。朱利さん良かったねと心から笑って彼を祝福したい。

  • 朱利先輩!と叫びたくなった・・・・。
    とりあえずは「蒼空時雨」を読み返します。

  • やっぱり、綾崎さんの小説が好きだ。プロローグの時点でそう痛感してしまった。

    朱利の、不器用な恋愛パターンに思い当たる節が多すぎて途中ちょっとつらかった。ひねくれ者って純粋な子を好きになってしまうものなのかも。

    けれど、嫌われてるってわかってても好きな人の幸せのために冷静に判断し行動できるって、男性として凄く魅力的だと思う。

    蒼空からずっと朱利押しだったけど、さらに好きになった。

  • 「青春」なやるせない感とか、無力感が結構共感できた。
    平凡に生きてる自分には、遭遇し得ない出来事ばかりだけど。
    あと、安定の夏音さん(笑)
    やっぱり彼女が一番好きだな←
    蒼空〜の方を久しぶりに読みたくなった。

  • 「antinotice」
    家出先に選んだ場所は。
    いくらなんでも二週間誰にもバレずに部室で暮らすというのは無理があるのでは。
    両親も欠席はしていなくとも、流石に二週間も家に帰らない娘の事を心配になったりはしないのだろうか…。

    「花弁」
    突然紹介された恋人の存在。
    自分にとって唯一の家族から恋人の存在を告げられるだけでも動揺するだろうに。
    前もって伝えることも無く共通の知り合いを紹介するなど今までの行動全てが疑いたくなるだろうな…。

    「Flashback」
    彼女の心を守るために。
    一番現実を帯びていて冷静な判断が出来ているのは彼一人だろうな。
    確かに彼女の心はギリギリの状態かもしれないが終わりの見えない逃亡生活を始める理由にはならないのでは。

    「knock yourself out」
    逃亡先で始めた生活。
    これだけの間だけでも破綻せずに暮らし続けれたというのは凄いことでは。
    この逃亡に反対していた彼の行動が一番この暮らしを支えているのではないだろうか。

    「enough is snough」
    十分な思い出を胸に帰路へ。
    どれだけ罵られても仕方ない裏切りをした彼だが一番現実を見ていたのも彼だろう。
    この行動が無ければ逃亡先での生活など始めから続くことがなかっただろうな…。

    「paradise in the prison」
    彼が見てきた世界。
    自分の気持ちが届かないどころか、相手からの憎悪を受ける日々など想像しただけでも胸が痛くなる。
    せめて彼女が誤解している彼の行動の意味が伝われば少しでも報われるのだろうか…。

  • いつものように若い自我との葛藤がダイレクトに書かれていて興味深く?読めました。
    登場人物のそれぞれが高校生という年齢ならではの屈託を抱えていて、それに対して誤魔化すか、斜に構えるか、別の方向に抑えこむかなど複数の選択肢を提供していることで、読者のさまざまな好みに対応できる上手いテクニックだと思う。

  • 再読。これまた悲しいほど記憶に無く、シュリの失恋をほろ苦く読了。しかしなんだか失恋相手のことボロクソに描いてませんか?

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INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)の作品紹介

好きな人が好きな人を、強がりではなく好きになれたら良い―。
家族の不和、消失する未来、そして叶わない恋。青春時代に翻弄される四人の少年少女は、かけがえのない存在を守るために、日常からの『家出』を決意するが…。
著者デビュー作『蒼空時雨』より遡ること10年。
高校生だった紀橋朱利は、友人との逃避行の果てに何を見出し、何を失うのか。
『ニコニコ動画』から生まれたアーティスト秋赤音とのコラボプロジェクト小説。

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