INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)

  • 474人登録
  • 3.89評価
    • (41)
    • (40)
    • (37)
    • (6)
    • (2)
  • 32レビュー
著者 : 綾崎隼
  • アスキーメディアワークス (2012年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048863681

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • 紀橋朱利が、の想いが切なくて痛い。
    p.328の、初めの5行が!…を、読む為にこの本を手にしたのかな、と思うくらい。
    (勿論、全てあっての5行ですが)
    あれほど、計算された根回しをした癖に、爽馬に対する、足引っ掛けや、むちゃくちゃな調味料が、ささやかな復讐が、アホ過ぎるw

    朱利のとってしまう行動が、
    〝素直な事ほど強い事はない〟
    〝素直になりたい〟と思っていた自分と重なる。

    好きな人が誰を想っているか、好きだから気付いてしまう。
    また読み返してしまうんだろうな。
    そして、とても朽月夏音が好き。

  • 「蒼空時雨」の登場人物、朱里と夏音が主人公のスピンオフ(?)。他にも魅力的なキャラがたくさん出てくるので、蒼空~を既読だと読んでいてとても楽しい。綾崎さんの作品は全て世界観が統一されているので、伊坂さんや辻村さんの作品を読んでいるときのように、「あの時のことはここに繋がっていたんだ!」感が至るところで味わえてとても好き。

  • 実る恋、実らない恋

    動く想い、静止する想い

    若さ故の瑞々しいその感情のやり取りに、自然と溜め息が溢れた…


    …朱利っ!

    ちょっと蒼空時雨読み返してみようと思った。
    歪みつつも一直線な彼らがとても眩しかった。

  • 青い。なんて浅はかで短絡的な。ああでもこんな衝動を、こんな気持ち達を、青春という言葉で表すのだろう。蒼空時雨読了後の私には、どうしても朱利さんに目がいってしまった。彼の、器用なのにとても不器用な愛の形に胸が締め付けられるようだった。彼はどれだけ傷付いたのだろう。想いが裏目に出る事はどれだけつらかっただろう。ボロボロになって、それでも尚たった1人を愛し続けた、決して振り向いてはくれない彼女を想い続けた彼が、どうか報われますようと願わずにはいられない。蒼空時雨が読み返したくなる。朱利さん良かったねと心から笑って彼を祝福したい。

  • 朱利先輩!と叫びたくなった・・・・。
    とりあえずは「蒼空時雨」を読み返します。

  • やっぱり、綾崎さんの小説が好きだ。プロローグの時点でそう痛感してしまった。

    朱利の、不器用な恋愛パターンに思い当たる節が多すぎて途中ちょっとつらかった。ひねくれ者って純粋な子を好きになってしまうものなのかも。

    けれど、嫌われてるってわかってても好きな人の幸せのために冷静に判断し行動できるって、男性として凄く魅力的だと思う。

    蒼空からずっと朱利押しだったけど、さらに好きになった。

  • 「青春」なやるせない感とか、無力感が結構共感できた。
    平凡に生きてる自分には、遭遇し得ない出来事ばかりだけど。
    あと、安定の夏音さん(笑)
    やっぱり彼女が一番好きだな←
    蒼空〜の方を久しぶりに読みたくなった。

  • 「antinotice」
    家出先に選んだ場所は。
    いくらなんでも二週間誰にもバレずに部室で暮らすというのは無理があるのでは。
    両親も欠席はしていなくとも、流石に二週間も家に帰らない娘の事を心配になったりはしないのだろうか…。

    「花弁」
    突然紹介された恋人の存在。
    自分にとって唯一の家族から恋人の存在を告げられるだけでも動揺するだろうに。
    前もって伝えることも無く共通の知り合いを紹介するなど今までの行動全てが疑いたくなるだろうな…。

    「Flashback」
    彼女の心を守るために。
    一番現実を帯びていて冷静な判断が出来ているのは彼一人だろうな。
    確かに彼女の心はギリギリの状態かもしれないが終わりの見えない逃亡生活を始める理由にはならないのでは。

    「knock yourself out」
    逃亡先で始めた生活。
    これだけの間だけでも破綻せずに暮らし続けれたというのは凄いことでは。
    この逃亡に反対していた彼の行動が一番この暮らしを支えているのではないだろうか。

    「enough is snough」
    十分な思い出を胸に帰路へ。
    どれだけ罵られても仕方ない裏切りをした彼だが一番現実を見ていたのも彼だろう。
    この行動が無ければ逃亡先での生活など始めから続くことがなかっただろうな…。

    「paradise in the prison」
    彼が見てきた世界。
    自分の気持ちが届かないどころか、相手からの憎悪を受ける日々など想像しただけでも胸が痛くなる。
    せめて彼女が誤解している彼の行動の意味が伝われば少しでも報われるのだろうか…。

  • いつものように若い自我との葛藤がダイレクトに書かれていて興味深く?読めました。
    登場人物のそれぞれが高校生という年齢ならではの屈託を抱えていて、それに対して誤魔化すか、斜に構えるか、別の方向に抑えこむかなど複数の選択肢を提供していることで、読者のさまざまな好みに対応できる上手いテクニックだと思う。

  • 再読。これまた悲しいほど記憶に無く、シュリの失恋をほろ苦く読了。しかしなんだか失恋相手のことボロクソに描いてませんか?

  • 自分は本心を語らず、他人に対してはわかったような発言をする朱利の事が腹立たしく思ったし、凜乃に対する想いはストーカーじみてて気持ち悪かった。

    綾崎さんの容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群だけどどこか斜に構えてて影のある主人公 にはちょっと飽きてきたかな。
    大体は、最後には一筋の光明が差すんだけど、人格壊れた人ばかりなので嫌悪感もする。
    完全なハッピーエンドな作品が読みたくなる。
    きっと俺は何かを諦めて手に入れた幸せ、に納得がいかないのかなぁーなんて思ったり。
    自分は散々諦めてきたくせに。

    俺には朱利のやったことは、余計なお世話だって思えてしまった。
    俺が凜乃や爽馬の立場だったら、俺も怒ってるだろうな。
    でもこれは身内だけでは解決できないと思う時もあるから、複雑だよね。

    自分が首を突っ込んだ結果、凜乃と爽馬がつきあうことになって、ざまぁとおもった。
    お前はそれでも凜乃の事を好きでいつづけるんだろ?気持ち悪いなとも。
    それだけじゃない人だってのももちろん読み取れるんだけど、ネガティブな印象の方が強く残った。

    蒼空時雨も読んであげないと、朱利の印象は悪いままなんだよね笑

  • 好きな人が好きな人を、強がりではなく好きになれたら良いーーー。
    「今日は月が綺麗だな」名言!!

  • 四人の高校生の男女の、夏の話。
    2013/06/07

  • 高校時代、こんな思い切ったことを出来たら楽しかったろうなぁ。
    甘酸っぱくて苦い青春の話だと思います。

  • 「蒼空時雨」の朱利先輩の話しだと知って購入しました。

    「蒼空時雨」のメンバーや「ノーブルチルドレンシリーズ」の「演劇部」が出てくるかな、と楽しみにしていたんですが違いました。
    完全に独立した物語のようで、ちょっとガッカリしてしまいました。

    朱利先輩は「蒼空時雨」の頃とはイメージが違ったかな。
    まだ、秋赤音さんのほうは聞いてません。

  • 秋赤音さん。
    青春だなあ。

  • たった今、読み終わりました。

    高校生という、一見大人のように見えるけどやっぱりまだ子ども。そんな男女四人のお話。

    それぞれのもどかしい想いが、切ない。だけどそんな些細なことでさえ、大切なものに思えました。

    綾崎隼さんの小説は、
    言葉の表現の仕方がとても好きですね。

  • 最終章で切なさが炸裂する青春ストーリーがなかなかに良かったです

  • 綾崎さんの中で1番心に残った本かもしれません。

  • やられた。
    横並びする恋愛模様なんて別段珍しいものでもないんだけど、心が揺さぶられる。
    妹が花瓶で殴っただとか、奇跡が起きただとか、家出だとか、もう馬鹿馬鹿しくてイライラしたくらいだった。だけど、最後の展開に自分の感情の全てを持って行かれた。あんなの、失恋の経験がある人間なら誰だって持っていかれるよ。
    ズルイとすら思えるくらい。
    途中で読むのがダルくなったりもしたけど、全て作者の計算の上だった。前置きが長すぎる。でも、必要だから仕方ない。
    なんだかんだで一番哀れなのは凪紗だと思った。
    いや、何も知らないあの2人かな。でも、知った所でどーしようもないし
    はぁ~

  • ☆4.5   最後まで読んでようやく良い物語だったと思える。 これは、紀橋朱利の物語だ。

    最初の朱利のイメージは良くなかったし、凪沙に対してはちょろいと思ったけど。凜乃と爽馬の話は正直とても良かった、と思う。ちょっとロマンティックだったし。まぁ、切ない恋模様?ってやつなのかな。朱利の気持ちは理解に難いけど、母親の影響が強いみたいだし分からなくもない。それに恋心は純粋だった。凪沙は報われないけど。みんな不器用だったんだ。

    最後に、桃華ちゃんがこれからずっと笑顔でいられますように。

  • 読んだ後、何とも言えない感じにおそわれました。
    最後の朱利視点のところが、すごく切なかったです><
    また、蒼空時雨が読みたくなりました。

  • 主人公の紀橋朱利、好きだなぁ。こんな感じ理想だわ…

    綾崎隼さんの本の登場人物って、1人1人に個性があって引き込まれてしまう。

    『花鳥風月』シリーズ読み直すか><b

  • ---

    H24*06*20*Wed 読了

    ---

    曲がりくねってるけど
    まっすぐ

    --あらすじ--

    INNOCENT DESPERADO
    この世界には思うしかない恋もある。
    好きな人が好きな人を、強がりではなく好きになれたら良いーー。
    青春時代に翻弄される四人の少年少女は、かけがえのない存在を守るために、日常からの『家出』を決意するのだが……。
    舞台化もされた傑作恋愛小説『蒼空時雨』より遡ること10年。
    高校生だった紀橋朱利は、友人との逃避行の果てに何を見出し、何を失うのか。
    トイズファクトリーのアーティスト・秋 赤音とのコラボで綾崎 隼が紡ぎ出す。
    ロックで彩られたセンチメンタル・ラヴ・ストーリー。

    --


    それぞれが真っ直ぐすぎてむしろ怖い!
    物語で喋ってる部分は本当にややこしくしてるけど、
    内心の部分が!!!!

    最終話には心打たれました。
    最終話の言葉はどれも素敵です。
    今までの物語こそがあってこその最終話です。
    本当に!!

    それぞれの話によって語り手が変わる物語は読者としても面白いので、
    やっぱいいです。
    普通に生きてたら 他人の心の心の中なんてわからないけど、
    語られている心は著者が紡いだ本心だから。
    面白いな。
    そんで、傍から見て心の心の中が見えない朱利や夏音には憧れます。
    自分がわかりやすい性格だからですかねww

    綾崎隼さんの次回作は
    ノーブルかな?楽しみにします〜
    秋 赤音さんのCDも買わねば!!
    ♪( ´θ`)ノ


    End.
    ---



    iPhoneから送信

  • 「蒼空時雨」の10年前の話。
    切なくて苦しくて泣きたくなるのに、愛おしさを何より優先させて、だから苦しくて穏やかな。
    少し、昔を思い出した。
    3年くらい前の自分を。
    朱利や夏音の、本心を語らないところは、結構好きだ。
    あの年頃の、奔放さと危うさも。

全32件中 1 - 25件を表示

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)の作品紹介

好きな人が好きな人を、強がりではなく好きになれたら良い―。
家族の不和、消失する未来、そして叶わない恋。青春時代に翻弄される四人の少年少女は、かけがえのない存在を守るために、日常からの『家出』を決意するが…。
著者デビュー作『蒼空時雨』より遡ること10年。
高校生だった紀橋朱利は、友人との逃避行の果てに何を見出し、何を失うのか。
『ニコニコ動画』から生まれたアーティスト秋赤音とのコラボプロジェクト小説。

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)に関連するサイト

INNOCENT DESPERADO (メディアワークス文庫)のKindle版

ツイートする