新約 とある魔術の禁書目録 (4) (電撃文庫)

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著者 : 鎌池和馬
制作 : はいむら きよたか 
  • アスキー・メディアワークス (2012年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048863735

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新約 とある魔術の禁書目録 (4) (電撃文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★★★ 3 うーん、話が膨らみすぎて読んでいても何が何だか分からなくなってきた。 上条さんを含まないバトル小説として読む分には良かったけど、逆に上条さんが出てきたことで訳わからなくなった。話がマンネリ化してきて新しいことを試みようとするのは分からなくはないけど、余計に読んでいる読者が混乱してしまった気がする。(自分は非常に混乱しています。)今後は「魔神」がキーワードになってくるのかな。取り敢えず、次も読んでいこうと思います。

  • 学園暗部バトルロイヤルから久しぶりの全編通してバトル三昧。という訳で1冊で戦闘レベルがかなりインフレしたなあ。今までに出た強キャラたちをまとめて片手で薙ぎ払うクラスの超強キャラがわらわらと出てきてしまった、この後どうするの?という感じ。

  • 「甲賀をのし上げるための足掛かりを手に入れてみせる」
          『ナチュラルセレクター』の選手。『財宝』のために参加した『くノ一』  近江手裏
    「誰もいないのも、それはそれで不気味じゃないかね?」
          学園都市から『人探し』でやって来たメイド服の少女  雲川鞠亜
    「……さて、と。『お色直し』の方も終わった訳だし」
          反学園都市サイエンスガーディアン主催の格闘大会『ナチュラルセレクター』の参加者  サフリー=オープンデイズ

    「君達と戦っても私に特はない。私は『木原』に特化しているしな」
          木原とグレムリンの争いを注視する謎の人物  ヘルメットの男

    「学園都市にダメージを与えられりゃあ何でも良い」
          科学と魔術が融合した組織『グレムリン』正規メンバーの魔術士  ウートガルザロキ
    「こーんなもんかよー……? 噂の学園都市ってのはぁー……。アンタらホントに第三次世界大戦の勝利者な訳?」
          科学と魔術が融合した組織『グレムリン』正規メンバーの黒小人  マリアン=スリンゲナイヤー
    「もっとシンプルにいけば良いのに。シンプルにしてしまえば良いのに」
          科学と魔術が融合した組織『グレムリン』正規メンバーの魔術士  シギン

    「そんじゃー始めますか暇潰し!! ちょいと変則的になりますが、ロシアンルーレットのお時間でぇーっす!!」
          『体験』を司る、『木原』ファミリーの一人  木原乱数
    「あなたはだあれ?」
          『木原』としては及第点とは言えない少女  木原円周
    「ば・れ・て・し・まっ・て・は、仕方がありませーん!!」
          『諦め』を司る、『木原』ファミリーの一人  木原病理

    【あらすじ】

     ――『11月13日より、我々反学園都市サイエンスガーディアンニ七社は東欧のバゲージシティにおいて、格闘大会「ナチュラルセレクター」を開催します』――

     そのアナウンスが始まりだった。
     第三次世界大戦を契機とし、反学園都市勢力は各地で様々な抵抗運動を模索していた。この『ナチュラルセレクター』では、トーナメント制の異種格闘大会を通じ、『超能力を凌駕する「異能」を証明する』ことを目的とした。それは、学園都市のアイデンティティを根元から破壊することに他ならない。
     魔術と科学の融合組織『グレムリン』の手を借り、その策謀は進む。
     そして。
     学園都市はそれを許さない。
     これは、たった三人の『木原』と。たった三人の『グレムリン』。それだけでは済まない、最悪の騒乱。

    【あとがき】

     四冊目!! 今回は本編があれなので、いつもの章立てを排除しています。これは『次に起こる出来事を予測できないようにして、誰が死ぬか分からない状態にさせる効果』と、終盤に明かされる『ルール』の話を物語全体の構成に組み込むためにギミックだったりします。
     今回のテーマはミクロとマクロの関係性についてなのですが、章立てが存在しないので一つ変則的に、主要登場人物について語ってみたいと思います。物語を動かしているキャラクターを知っていただく形で、今回のお話を改めて総括していただければ。

     木原乱数。
     脳に影響を及ぼす化学物質の研究者。第五位のファイブオーバーを作るにはどんな技術が必要かな、という所から膨らんだキャラです。
     使っている技術自体はトリッキーであるものの、今回出てきた『木原』の中では内面的に一番スタンダードで、分かりやすい人物像だったと思います。一族内のランキングは中の下、といった所。『世界的なスポーツの祭典を観て、あんなことを考えちゃう人間』という辺りから、木原らしさとは何かを知っていただければ幸いです。
     本編では極めてリアルな幻覚を作っていましたが、本来は一種類の感情を操作することを得意としており、例えば『何故か知らないけどドアノブが異様に怖い=部屋の外へ出られない』などのコマンドでターゲットの行動範囲を絞ってから銃や刃物で確実に仕留める、と言った攻撃を行っていたはずです。
     彼自身が口に出している通り、リアルな幻覚は『あまりにも早く制圧しすぎてつまらなくなったから、暇潰しで作り出したもの』だった訳です。
     ……その結果、たまたま似たような力を使う敵とぶつかって、合わせ鏡のような幻覚のループに囚われた訳ですが。

     木原円周。
     木原一族の出来損ない……に見せかけて、実は頭の良さだけならトップグループに属する娘です。円周の周りのモニタに片っ端からグラフが表示されるシーンがありますが、あれは首から下げたスマフォが半自動的にハッキングを行っている、という設定なのです。
     初期アイデアは木原AIだったのですが、『完全に人間みたいにしゃべるAI』っていうのもなー。という訳で設定を組み替えています(火星で微生物が日本語で会話しているような世界観なんですけどね……)。人間みたいな思考をさせたいなら人間を使えば良いじゃない、という感じで。一見すると人間がプログラムを利用しているようにも見えますが、円周レベルの娘じゃないと『プログラムに人間が誘導される』状況に陥りかねません。……実際、体重管理アプリや占いサイトなんかを利用しすぎてそういう状態になっている人もいますし。差し詰め、呪いのアイテム系でしょうか。
     ちなみに最終的な木原円周のイメージは『普段は地味なあの娘が「木原」の力を借りて素敵に変身!』になりました。

     木原病理。
     おばさんおばさん言われていますがパジャマのお姉さんです。……今時のラノベだと『おばさん』って何歳ぐらいからなんでしょうか。魅惑の仮病キャラにして、日本の伝統である変形ボスキャラ。『強敵をやっと殺したと思って一息ついた所で背中をバッサリ』が大好きな人なので、『わざと倒れるように』自分の体を何段階にも調整しているのが特徴です。木原加群が散々警戒していたのもそのため。今回は第二位の力を利用していましたが、きっと第二位が手に入らなくても、『木原』としての知識・技術をフル活用して自分の体をいじくり回していた事でしょう。
     木原病理はあくまでも『科学的な攻撃を想定して』変形の段階を組んでいるため、その枠の外から奇襲されると『何回も変身して徐々に強くなっていく戦闘シナリオ』が台無しになってしまいます。

     木原加群。
     今回のジョーカーさん。元々は臨死体験に限らず、生命や霊に関するあらゆる事柄からオカルトを排除し、その全てを科学的に説明する事で、『人の命は確かにある。それは地位や状況で価値が変動するものではない』みたいな結論を出したかった人でした(木原一族は総じて目標事態は奇麗なものです。……目的だけなら)。が、その実験の家庭で簡単に人の命をオンオフできる技術を作ってしまったため、『これ以上実験を続けたら人の命の価値は変動しないけど、ものすごく低い所で固定されそうだぞ?』という事に気づいて研究職を引退しています。
     研究者時代は、単純に殺害した人数は『木原』の中でも文句なしの最大数でありながら、その全員を蘇生させたため、最終的な損害は〇人というとんでもない経歴を持ちます。
     徹頭徹尾、復讐にのみ突っ走る優しい先生……のようにも見えるのですが、でも冷静になってみるとこいつ、復讐に必要な力を得るためとはいえ、ラジオゾンデ要塞やハワイ諸島の一件にも関わっています。バゲージシティで観戦客を助けている節もありますが、そもそもの計画全体を組み立てているのも彼ですし。『素晴らしい目的を果たすためとなると、全体的な正当性が崩壊する』という辺りは、割と他の『木原』と共通する特徴です。……つまり通り魔から子供達を守るために解放した『木原』は、その後自分で制御することができなくなってしまったのです。
     ……こういった事情もあり、最後に彼が告げた『済まなかった』を雲川鞠亜は自分ではなく別人に向けたものだと判断していましたが、実は雲川鞠亜『にも』告げられていたことだったりします。彼女が長年探し続けていた『先生』は、すでにどこにもいなかった、という訳ですね。

     ベルシ。
     一応別枠扱いで。一撃で致命傷となる攻撃をだけを無効化する、というものすごく極端な防御術式を持っているため、本人の人格や嗜好を無視してとにかく一つ一つの行動が派手になる困った人です。普通の感性をしていたら精神のほうが先にやられそうですが、この辺はベルシの過去の研究成果が有効に働いているという設定で。
     致命傷となる攻撃は確実に無効化するくせに、攻撃を受けるごとに破壊力が増す剣の術式を備えているため、敵から猛攻を受けると天井知らずの術式をバンバン使ってくるようになります。一方通行と違って『一回限りのベクトル操作』ではなく、『一度パワーアップしたら以降は敵を倒すか標的を切り替えるまでその攻撃力のまま』なので要注意。文字通りのインフレ野郎ですね。
     ただし補正がないとあんまり活躍できないため、自分から行う奇襲や一方的な攻撃は不得意。序盤で握り拳を使っているのもそのためです。この辺りに、木原加群が望んでいた『最終的にターゲットと共倒れになる、削り合いの戦闘』という目的がチラチラと見えたりしています。
     ちなみに序盤であっさりやられた木原乱数やウートガルザロキは、ベルシにとっては天敵として機能したはずです。

     ウートガルザロキ。
     魔術側の幻覚使い。シギン、マリアン、同様、本来であれば直接戦闘には参加しない魔術士です。そんな彼らが何でバゲージシティに集まってきたのかは、話の終盤に出てくる『ある計画』が説明させる過程で分かっていただけたかと。つまり、『グレムリン』にとっては戦闘に勝つ事には意味がなく、『戦闘を含むバゲージシティという環境を繊細に調整する事』こそが重要だった、という訳です。
     『グレムリン』としては別にバゲージシティでやる必要はなかったのですが、反学園都市サイエンスガーディアンが『学園都市に代わるグローバルスタンダードな異能の力を模索する』なんて大きな事を言ったものだから、妙な興味を抱かれてさんざん利用される羽目になってしまった、という経緯があります。

     シギン。
     物語開始時点ですでに倒れていた人。本来であれば味方に適切なアドバイスをするだけでなく、敵側に間違ったアドバイスを与えて自滅させたり、といった攻撃方法も使い分けます。
     魔術というよりは相手の倫理を自分の中で分析して、穴を埋める事を得意とするディベートなどの達人。その『論理の穴埋め』能力が魔術にも通用するものであったため、『業界(?)』に入る事になりました。
     自分はアドバイスするだけ、しかも成功した場合に限ってその功績を自分のものにしたがる、という超無責任な立場を守り続けているため、あんな結果にならずとも、仲間意識は極めて希薄で、裏切ったりすることにも抵抗感がなかったりします。後述のマリアンの手で椅子やテーブルにされないのが不思議なぐらいのキャラクターです。

     マリアン=スリンゲナイヤー。
     今回のお話の血みどろレベルが格段に上がっている元凶の人体改造マニア……のように見えますが、最後の最後で出てきた『戦乱の剣』を見ていただければ分かる通り、本来なら人体専門という訳ではありません。
     作品の中でも言及されていますが、人体改造はわざとひどい形に敵兵を加工する事で、敵勢力の戦意を丸ごと削ぎ落とす戦略性があっての事だったりします。
     だから人間以外のモノに手を加える事もできるし、人間を改造するにしたって美男美女を作る事もできます。完全な道具の場合は鉱物から、ミサイルのような演算機能を持たせる場合は生命体から作る、というのが大雑把なルールでしょうか。
     ……ただ、あのテーブルや椅子を使いながら『癒される』という感性を持つ娘なので、彼女の感性に従って美男美女を作ったら、それはそれでとんでもないものが出来上がりそうな気もしますが。
     『戦乱の剣』の説明を読んで『外周の付属品だけでその威力って何じゃそりゃ!?』と思われた方も多いはず。でもステイルが主人公のSSなどで語られている通りの威力の霊装を自在に作れるなら、あれぐらいやっちゃわないとバランスが保てないかな、と思って舵を切ってみました。ちなみに『戦乱の剣』は別の話で語られる『主神の槍』と違って、元々の伝承でも『人間の王様が扱うために』用意されているものです。なので『神様の武器を神様が使うための』接続術式や、神々の武具そのものになる『投擲の槌』などの配慮は必要がない訳です。
     あれだけ人体改造をやってる割に、仲間の一人ベルシが死んだだけでかなり取り乱すのも特徴的。ようは、敵と味方の線引きがメチャクチャ極端な性格、という訳です。とはいえ、ベルシの『末路』は本当に彼女のための救いとなるのやら……?

     サフリー=オープンデイズ。
     格闘大会『ナチュラルセレクター』において、一番プレーンな参加選手。単純な総合格闘技の使い手です。一対一の戦闘の花型は学園都市製の超能力に持っていかれてしまったためにこの世界の格闘技全体は元気がなく、(超能力の一部は『大覇星祭』などでエンターテイメントとして認識されているのです)、サフリーは単純にスポンサーを探してバゲージシティまでやってきています。
     なので彼女の目的は『ナチュラルセレクターで優勝する事』ではなく、とにかく何でも良いから『多くの異能力の力を持つ者が集う中で目立ちまくってお金持ちの企業や資産家の目に留まる事』だけだったりします。そういう訳で、戦いの形が公式試合、ストリートファイト、科学と魔術の戦争と次々に変化していっても全く動じていません。
     破壊の爽快感に気を配っている辺り、本来の業務ではショービジネス的な配慮も怠らない性格、なのかも?

     近江手裏。
     見た目は一〇歳なのにポツリヌス菌などの力を借りているだけで実は三〇歳オーバー。チアリーダーに学生鞄、挙句にメインの武器は園芸シャベルの忍者と、属性グチャグチャです。自覚的に『とにかく目立って敵の注意を引きつける』ための措置ですが……イラストレーター様には毎度ご迷惑をおかけしています。グッチャグチャと説明されていながら、本当にグッチャグチャにしてしまうと沽券に係わる、しかし奇麗にまとめすぎると本文から乖離する、という難易度ウルトラCの注文だと思います。
     普通この手の陽動役は位の低い(=使い捨ての)下忍などに任せ、リーダー格の上忍が安全に手柄を立てるという構図になるはずですが(だからリーダー格は生還し、だからリーダー格は武勲を重ねて地位を固められる)、近江手裏はそのセオリーを自らぶっ壊している上、使い捨てにならずにきちんと生還するという離れ業を成し遂げています。
     本質的に『仲間や部下を守り抜く』事に重さを置いているはずですが、初登場時点ですでに部隊が壊滅しているため、実は本来の思考パターンから離れた暴走気味の状態になっています。
     ……甲賀と言えば学園都市の暗部にもいましたが、彼らとは『目標とするもの』は大きく変わっています。この事から甲賀にもいくつかの派閥がある事が分かるはずです。

     雲川鞠亜。
     鮮血、幻覚、人体改造、若作り忍者、生物兵器、変形ボス、マイナスニ〇度の極寒とやりたい放題な地獄の中では貴重なオアシス、サービス課パンチラ係の雲川妹です。カポエラ、ブレイクダンス、ポールダンスなどを組み合わせた格闘技、というイメージなのであんまり文章では描写していないものの、多分スカートは相当大変な事になるはず。彼女のイラスト枚数で本編の地獄度が変化します! ……でもこの娘もイラスト的にすごーく大変そうですよね。躍動感とか体重の移動とか。
     能力の方は『暴風車軸』と呼ばれる、『自分自身の体が生み出す遠心力を〇・五~ニ倍程度増減させる』といったものです。異能力相当。全ての格闘技の基本なので破壊力は増すものの、骨や筋肉の強度はそのままなので『本気で拳を振り抜くと骨折する』という難儀な特徴を持っています。
     何だか偉そうな事を言っている割に大した活躍をしていない雲川鞠亜ですが、これは姉の雲川芹亜にも言える姉妹共通の特徴だったります。新約二巻で『クローン二万人が死ぬのを知っていながら止められなかった』と言及している辺りに注目していただけると、この姉妹の立ち位置が分かるはずです。

     上条当麻。
     ご存知、主人公にして安全地帯。ただし『上条がいればとりあえず味方は全員助かる』みたいなルールをぶっ壊してみよう、というのが今回のテーマの一つであるため、あの手この手で『上条当麻』というキーワードが悪用されていきます。物語の中でも、それだけ上条当麻という単語の重みが増してきた、という事ですね。
     ただし、ラストに出てきたあの少年の存在がこれまでの『上条当麻』との違いを鮮明に表していたと思います。あそこだけ『いつもの章立て』に戻ったのも、これまで世界を支配していた冷たいルールが別のモノに切り替わったから、というメタな理由があったりします。
     ……まあ、さらにその後にとんでもない『破損』が待っていた訳ですが。

     ボスキャラ級がどっさり出てきた『破損』のキャラについては敢えてノーコメントで。シリーズが続くとああいう重要人物を立て続けに出せるだけのキャラクターが溜まるのが利点です。

     ワルキューレとか出てきたけど本編だけで説明するので安心してください      鎌池和馬

  • 東欧のバゲージシティで、反学園都市サイエンスガーディアンが「学園都市に代わるグローバルスタンダードな異能の力を構築する」という目的で、トーナメント制の異種格闘大会「ナチュラルセレクター」を開催します。

    そこに、魔術と科学の融合組織「グレムリン」のウートガルロザキ、マリアン=スリンゲナイヤー、シギンたちが潜入します。一方学園都市は、「グレムリン」の企図を崩すため、「木原」と呼ばれる戦闘集団をバゲージシティに送り込んできます。そして、それぞれの思惑を持ってこの場所へとやってきた、「ナチュラルセレクター」の参加者のサフリー=オープンデイズ、雲川芹亜の妹のメイド少女・雲川鞠亜(くもかわ・まりあ)、くノ一の少女・近江手裏(おうみ・しゅり)、そして上条が、「グレムリン」と「木原」という2つの勢力と渡り合うことになります。

    そんな中、かつて子どもたちを守るために「木原」を解放した木原加群(きはら・かぐん)が、みずからの罪を決済するために、バゲージシティへとやってきます。彼は、「木原」と「グレムリン」の戦いの中で、自身の願いを叶える機会をつかみ、そのまま命を落とします。

    ところが、木原加群の死を知った「グレムリン」のマリアンは、悲しみのあまりこの世界への憎しみを爆発させます。学園都市の研究者である木原加群は、「グレムリン」のベルシという、もう一つの顔を持っていたのです。ベルシの復讐のために暴走するマリアンの前に、上条が姿を現わします。

    戦いは上条の勝利に終わり、めでたしめでたしかと思いきや、終盤にもう一波乱が待っています。「ワルキューレ」と「聖人」を兼ね備える女性・ブリュンヒルド=エイクトベル、「魔神になるはずだった男」オッレルス、そして魔神オティヌスといった、この物語の根幹につながるキャラクターが終結することになります。

    さまざまなキャラクターの視点から、少しずつ物語の全貌に迫っていく群像劇のような構成になっています。ただ、全体像がぼかされているため、いたずらにストーリーを分かりにくくしているだけのような気がしないでもありません。

  • 9784048863735 468p 2012・3・10 初版

  • 買ってから読むまでに1年と4ヶ月もかかったでござる(苦笑)次のを読み始めるのはいつになるかしら?

  • 舞台は反学園都市、バトルはグレムリンと学園都市の木原一族だけど、巻き込まれる戦士達と当麻ってとこかな。小刻みな章分けは読みやすかったけど、新登場のキャラもバトルも乗れなかった。実際、新キャラの何人が生き残ったんだろう?このパターンで進行するのなら、ちょっと離れるのもいいかな・・

  • ブクログ登録日以前の読了の為レビュー無しです
    ※興味グラフ表示させる為に入力してあります

  • もう名前見ても誰だか把握できないくらいに登場人物多過ぎ、うんざり気味。
    流れや雰囲気を把握できればいいやって読み方をしている。

    いつ頃終わりを迎えるのだろうか…万が一、未完になったら、すっごくもやもやしちゃう。
    一応、最後まではお付き合いする所存ですがね。

  • 新約になってから登場人物とテーマが複雑すぎて何だかわからなくなってきた。

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そして。学園都市はそれを許さない。
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