ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 429
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048865593

感想・レビュー・書評

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  • 今年のオススメラノベ2位(だったかな?)なので読んでみました。主人公のキャラはどっかで見た感じで微妙だけど、けっこう面白い。「騎士団」の今後の活躍に期待。

  • 主人公イクタが怠け者の割りによく動くし、よく喋る。王女もキャラが立てられていない。でもテーマは面白い。

  • ねじまきという副題がまぬけに見せるからやめた方がいいと思う。ファンタジー世界のミラクル・ヤン的な軍事もの。コネを利用し王都で安定した生活を送ることが目標の主人公が、姫を助けたばかりに騎士になり軍人になり姫の野望に巻き込まれる。掴みは上々。

  • 隣接するキオカ共和国と戦争状態にあるカトヴァーナ帝国。
    その国にある事情で嫌々高等士官試験をしようとしている戦争嫌いで怠け者で女好き少年イクタ。
    そんな少年がのちの名将となるとは誰もが予想してなかった。
    戦乱渦巻く世界で生きるイクタ少年の半生を描いた作品。

    最近、こういったファンタジーの作品が増えていて、脱力系の主人公の作品も結構あると思う。
    この作品もその系統なんですけど、構成力、キャラなど頭1つでてる気がします。

    主人公が強いわけじゃないけど、知恵を絞って闘う姿もいいし、脇を固めるキャラ達も一癖、二癖あって読んでいて飽きない。
    変にコメディに走るのではなく、シチュエーションや言葉のやり取りで笑わせられる。
    今後の展開に大いに期待したい作品です!

  • めっちゃくちゃおもしろかった。なによりもメインキャラたちの「底の知れなさ」にとてもワクワクした

  • 評価:☆4.5

    戦乱渦巻く世界を、軍人としての卓越した才で生き抜く少年イクタ。その波乱万丈の半生を描く、早大なファンタジー戦記、ここに開幕!

    いやー面白かったです!
    主人公は知恵が回る無気力系。一見ちゃらけた男のようだけど、的確な指示を飛ばして快進撃を続ける姿は爽快。
    でも過去に自分の父親が軍に殺されてることもあって、時折感情を露わにすることもあるので感情移入も出来るのが良い。

    他のキャラも一巻から十分にキャラが立っていて読みやすかったです。

    そして姫がイクタに示したカトヴァーナ帝国を救う方法がまた面白い!
    そんなの出来るか?と思うのと同時にイクタならやってくれそうな気がするから不思議。
    ここからもどんどん盛り上がっていきそうで楽しみ。

    「……ヤトリ。イクタ・ソロークとは、結局、どのような男なのだ……?」
    「ひねくれた男です。……けれど殿下、真っ直ぐな棒だけでは家も建ちませんから」

  • アルティーナとは違った政治改革の話ってことかな。お姫様てきには。

  • <http://maijar.jp/?q=node/6436>から。率直に言って大当たり。皇国の守護者あたりが好みの人にはお勧め。

  • 異世界ファンタジーの戦記物というと往年の名作「ロードス島戦記」を始め「空ノ鐘の響く惑星で」「火の国、風の国物語」などの傑作がありますが、この「天鏡のアルデラミン」もそのリストに加わってくる作品でしょう。それほど面白く、また今後を期待させる作品でした。

    個人的に、何よりの魅力は主人公イクタのキャラクター。
    基本的に怠けたがりで軍を嫌っており、しかし指揮官としての才能に溢れ軍人の道を歩む様はかの魔術師ヤン・ウェンリーと重なります。。
    まぁ女たらしという点でヤンとは決定的に違うわけだけどw
    「怠け者で女好き」という言い方をするとどうしようもないキャラな気がするけど、そんなイクタが機転を利かせて道を切り開き知を武器に戦に勝利していくのはまさに痛快。
    また、そんなイクタと周りのキャラとの関係も見どころです。
    軍閥の名家出身であるヒロインのヤトリとの信頼関係は他人には計り知れぬところがあり、また12歳にして気丈にふるまう皇女シャミーユとの微妙な距離感も見ていてニヤニヤします。

    キャラだけでなく、集団対集団の模擬選の展開も見事。
    怠けるためには全力を尽くすことを厭わないイクタの部隊捌きは、ドキドキハラハラとはまた違った楽しさがあります。
    「戦術と戦略」に注目する集団戦は銀河英雄伝説を彷彿とさせ、目が離せません。

    極端なジャンル、癖のある主人公故好き嫌いがはっきり分かれそうな作品だけど、それだけに好きな人にはたまらない作品です。
    それこそ往年の名作を引き合いに出すほど。
    今後も楽しみです。

  • 今季このラノのダークホース。
    やっと読みました。なかなか近所に売ってなくてなw

    とりあえず前半の読みづらさは急ぎ足のせいでしょうか?
    とにかく、会話の間に地の文が少なかったり
    急に話が大きく動いてたり、
    もうちょっと余裕のある書き方してほしかったです。
    あの船のくだりとか特にですね。
    え?って思ったら騒いでるみたいな…

    まあ、1巻の終わらせたいポイントと、
    ページ数を考えると仕方の無い処置だったのかもしれませんが。
    なんかイメージとしては『新世界より』の上巻を
    半冊に圧縮したかのようなプレッシャーを感じますw

    じゃあつまらなかったのかと言われるとそんなわけもなく、
    こんだけラノベ仲間の評判が良ければ面白くないわけがなく、
    内容的にもキャラ的にも合わないことはなかった。
    ただ白黒のイラストが微妙だけどな。体描くの下手ね…
    あとヤトリがめだかちゃんみたいww

    後半の展開は評判に違わぬ面白さでした。
    ステレオタイプの嫌な先輩とか、
    ご都合的に主人公の性格がすっぽり嵌まってるとことか、
    まあ、文句のつけどころは探せばありますが、
    探す必要が無いくらいには夢中にさせていただきました。
    面白かったです。

    にしても、タイトルが今後のネタバレっぽく見えるのは、
    俺だけなんでしょうか…??

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著者プロフィール

2010年に「神と奴隷の誕生構文」(電撃文庫)でデビュー。「スメラギガタリ」シリーズ(メディアワークス文庫)、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」シリーズ(電撃文庫)を刊行。

「2023年 『七つの魔剣が支配するXII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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