- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048865982
感想・レビュー・書評
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とてもいいお話なのに
いつまで経っても誰も登録しないの何でなのオカシイ!
…と思ってたら、楽天ブックスバージョンの本情報を登録していたようです…
以下自分のレビューからコピペです
こじんまりとした
どこにでもあるような花屋
いきいきとした花たちが愛らしく花弁を並べるそこにはしかし
一風変わったルールがあった
「お客さんにお売りする花は
店主が選ばせていただきます」
その文句ゆえにいつも閑古鳥のなく店内に
あるはずのない声が明るくさざめきあう
チューリップハットに着流しと地下足袋という奇天烈な格好に身を包んで
ニコニコと店内を見回す男を囲む
その花たちからの、声が
***
植物の精霊と会話が出来る主人公が店長をやっている
花屋のお話
自分も花が大好きなので、うわぁ素敵だなぁ!と購入
期待に違わずいい話だった!
花たちのなんて純真なこと
人間の子供とはまた違ったピュアさというか
掛け値なしの真心というか
とにかくそういったものに心打たれて
気づくと始終涙ぐんでいた
とても、清々しい気分になれたと思う
花って…いいねぇ
ブクログで全然登録されていないのが納得いかない!
ただ、主人公の女々しすぎる性格に少しだけイラッときたのと
ラストがなんかなぁと思ったので
☆4つに
続編はあって欲しい!
もっと沢山の花たちに触れたいな
*
一応リンクも…
http://booklog.jp/users/skyufo/archives/5/9784048865982詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この物語は、花と言葉を交わすことのできる青年・草介と、彼を取り巻く花達の、愛と感動と人間の温かさ満載のライトノベルである。
花の声が聞こえるというファンタジックな設定がお話にぴったり合っています。単なる設定で終わらず、設定がストーリーに活かされているのがうまいと思います。
また、草介と花たちだけでなく、彼らと出会う人間達の、うまくいかないけれど温かみの残る交流が描かれていて、私はとても好きです。特に、第二話は不覚にもグッときました。
ライトノベル的な要素とうまく織り込んだお話が見事にマッチしていて、ライトノベルが苦手という方にもおすすめです。
『人魚姫』の朗読はそういうことか…… -
こじんまりとした街のお花屋さん佳音はいつも閑古鳥がなくありさま
と言うのも客は花を選べず店主である草介がお店の花達と話をして貰われていくお花を決めるから
その店主草介は草花の精霊が見え会話もできる
買われていく時はなんとも過保護に泣き喚き悲しむ
花屋に向いているのかいないのか
よくわからない店主だが面白かった
お花の話が読みたいと思い買った後何年も寝かしてしまった本書を手に取った
ミネラルウォーターじゃなきゃ嫌だと可愛いワガママを言ったり支えたり慮ったり
なんとも可愛らしいお話でした -
花と会話できる花屋の主人が花を通して客の問題を浮かび上がらせ、なにかしらの解決を示す作品。その解決はどれも花になぞらえられた心暖まるものになっていると思う。丁寧に描かれた物語は読者の心を満たすものになっているだろう。ただ独特な作品の雰囲気は好みが分かれるかもしれない。
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花の声が聞こえる花屋の草介さんのお話。自分のところに来たがってくれる花を選んでくれるってのは、ほんとにあるならやってもらいたい。花たちに超過保護な草介には、ちょっとやりすぎと思うところも・・・だけど、花たちがする会話はかわいかった。
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お花屋さんの店長・草介さんは植物の声が聞こえ、さらに花の精霊が見える人。お花と話せたらどれだけ楽しいでしょうか。羨ましい。でも楽しいばかりじゃないんですよね、辛いことだってありますよね。短編になってるのでスラスラ読めます。お花同士の会話も好き。あやめちゃんのハキハキも好き。あやめちゃんには同情します。私だって自分のせいでと思ったら耐えられません。後半に向けて草介さんにイラッとしてしまいましたが最後はまあ収まるとこに収まったで良し?人間たちにはちょっとモヤモヤ、精霊たちにはほっこりしてました。
h29.3.18 -
もともと花が好きでしたので、それが擬人化するのは最高でした。
(2012/06/09) -
伏線の張り方や話の雰囲気はさすが、という感じ。
精霊が可愛くて、ストーリー全体を明るくしてくれている。
個人的には白菊・黄菊が好み。