還りの会で言ってやる (メディアワークス文庫 や 4-1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.48
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  • (2)
本棚登録 : 203
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048867061

作品紹介・あらすじ

いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。おれはそれを理解していながら、幼なじみである柚舞が迫害を受けている事実から目を背け続けてきた。そんな自分に終止符を打とうとした矢先、宇佐部と名乗る男がおれ達の前に現れる。そいつは柚舞のことをダメ人間だと堂々と口にしたあと『ダメ人間社会復帰支援サークル・還りの会』だなんてふざけた集団を作っておれ達を引きずり込み、連中への復讐を企み始めるのだが-。

感想・レビュー・書評

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  • 18/08/22読了。
    ただしき青春ラノベ、な感じ。

  • キャラがいい

  • 主人公(男子高校生)の語り(?)口で話が展開される青春ミステリィ。
    文体は少ししつこい感じだが、登場人物はキャラが立っていてかなり好感。
    最後まで謎な大学生2人は、高校生から見た大学生の『大人』感があって、懐かしさを感じた。
    物語の主題は、イジメだった。しかし、いじめがどうというより、あくまで物語の一要素と感じる位押し付けがましい訴えはなく、素直に読めた。
    全体的にはやっぱり文体(主人公の語り)が何となく読み辛さを出しているように思うけどストーリーとキャラクターで◎

  • いじめられっこ幼馴染を、なぞの大学生とその友達のかわいいお姉さんと還りの会というサークルをつくって助ける話

    うーーーーーん

    なんか、主人公語りがばかっぽくて
    本ってどんな本でも得るものがあると思ってるけど
    「ラノベってバカになるんじゃ・・!?」と思うくらいだったけど

    まあ中盤や、いじめっこが改心するあたりは
    おもしろくよめてよかった

    ほんのりミステリ風味の青春小説

    子犬属性の三船少年がとってもよかった。
    空気読めないかわいい男の子

  • 甘苦併せ持つ青春小説。  
    柚舞とハルさんの可愛さと言ったら、この作品最大の魅力ですね。   
    私もハルさんにおかえりーって言われたいです……。   

  • 面白かった。けど、なんというかえぐい。読んでるとちょっとしんどさを感じるくらいえぐい。でも面白いから、読み進めてしまう。そんな感じ。

  • それなりに面白かった。青春ものは青春ものだけど、単純な「青春っていいよね」って感じの話ではない感じ。

  • 細かいことにこだわらなければ、問題なく読める。
    表紙とカラーのイラストが可愛かったので、挿絵も見たかった作品。

  • いじめをする奴は、もちろん最悪だ。だが、いじめを見過ごす奴だって最悪だ。
    おれはそれを理解していながら、幼なじみである柚舞が迫害を受けている事実から目を背け続けてきた。
    そんな自分に終止符を打とうとした矢先、宇佐部と名乗る男がおれ達の前に現れる。
    そいつは柚舞のことをダメ人間だと堂々と口にしたあと『ダメ人間社会復帰支援サークル・還りの会』だなんてふざけた集団を作っておれ達を引きずり込み、連中への復讐を企み始めるのだが――。

  • 一言で言えば不憫だし、希望が無いし、悪意すら感じる。

    ヒロインの魅力が適切にアピールされればされるほど、
    ラストシーンにおいて真犯人に感情移入するように出来てると思うんだけど、
    それに対してのアンサーがアレだからなー。
    こんなのってないよ、あんまりだよ。

    エピローグは次巻に続く的なアレだと思うんだけど、完全に蛇足だと思う。

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著者プロフィール

八重野 統摩(やえの とうま)
1988年、北海道札幌市生まれの作家。立命館大学経営学部卒業後、書店員をしながら執筆。2011年第18回電撃小説大賞に作品投稿し、編集部の目にとまりデビューに繋がる。代表作に、『還りの会で言ってやる』など。

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