R&R (メディアワークス文庫)

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著者 : 静月遠火
  • アスキーメディアワークス (2012年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868129

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R&R (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • この本を手にしたのが七月。
    それから二ヶ月の間に二回読んだ。
    気に入った本を繰り返し読むのはいつものことだが、ここまで短い期間でというのはさすがに珍しい。
    理由の一つには、作者のこれまでの本同様、なるほどと思わせる仕掛けのある本だから、がある。
    一度読んで真相を知った後、検証のために読みたくなる小説なのだ。
    しかし、それよりずっと大きな理由は、ただこの小説が好きだから、だ。
    主人公の百音と千瀬が、愛しくてたまらなくなる小説なのだ。
    特に、千瀬についての描写が秀逸。
    ほとんどは百音の一人称で、千瀬の感情描写はない。
    百音は千瀬の表情や行動の理由がわからない。
    しかし、読者には痛いほど千瀬の気持ちが伝わるのである。
    見事な「信用できない語り手 The Unrealiable Narrator」の技法!
    私はこの技法が大好きなので、全くたまらない作品なのだ。
    もちろん、二人のキャラクターも生き生きしていてとてもいい。
    テンポの良い掛け合いも魅力的。
    また近いうち、私は二人に会うためにこの本を開くことだろう。

  • 好きなお話です。
    繰り返すとか、「時間」に関わる不思議なお話でした。
    読んでよかったです。

  • メディアワークスはなかなか…作家さんも作品も、………。ってなるものが多くてあらすじが面白そうでも買わなくなっていたのですがこの作品はラストまでちゃんとやり切られていて、すごく良かったです。またこの人の作品が読みたいと思いました。

  • 最初はなにがなんだかで。どう話を展開させるのかと思ったが、段々と引き込まれていった。
    終盤のどんでんかえしに驚いていると最後にもういっかい返しが。。。
    おもしろかった

  • 2013.9.28 読了
    ラストがなんだかやっつけ感があって、消化不良でした。

    先輩が挙げた元ネタ
    ・フィル・コナーズ
    映画「恋はデジャ・ブ」の主人公
    ・大庭久太郎
    小説「七回死んだ男」の主人公
    ・森真希
    小説「ターン」の主人公

    これらも読んでみたいです。

  • 書店でパステルカラーのカバーに一目惚れして購入しました。
    中身は一日を繰り替えすループ物。途中の感想は主人公 廻谷千瀬くんの記憶力に素直に凄いな…と思いました。イヤでも覚えてしまう程ループしたんだろうな、と
    ラストはまぁ予定調和といいますか、ご都合主義のような気もしますが私は好きな終わり方でした。
    なにより主人公の二人の名前が可愛いなーと。由来を聞いてうーんと思いましたが…謎解きのヒントになってますし連想させる名前じゃないとね 個人的にはもう一人の名前の方が好きです

  • 読み終わって、ブックカバーを外して、本を閉じて、表紙の絵を改めて見る。……あ。
    なんだよこれー。と読後に叫ぶ。言わずもがなだが、あえて言うと、心の中で。ラストまで読むと、イラッとする人もいそうである。個人的には面白かったのでいいのだけれど。

  • 前作『真夏の日の夢』がなかなかにトリッキーだったんで購入、しばらく積んでたんだけどようやく読了。

    今回はループものということでどう捻ってくるんかと思ったらなるほどね、前作のようにアッと驚く仕掛けはないもののなんだかんだでラブコメになってると言えなくもないところも含めてこちらの方がより好みだったり、後味もいいしなー。

    この手の小説だと一昔前は西澤保彦が得意(『七回死んだ男』は大傑作、作中で頑として原題で書かれてる『Groundhog Day』(恋はデジャ・ブ)はこれをきっかけにして見たんだよなあ)としてたんだけど最近すっかり寡作になっちゃってるからなあ、作者にはこれからの活躍に期待したいところ。

  • 新感覚ボーイミーツガール

  • 同じ日を何度もめぐる主人公の名前が廻谷。
    協力してくれるヒロインとは繰り返しの今日で出会うから、次回の今日にはまたはじめましてから。
    廻谷くん強い。
    彼からの手紙には涙腺崩壊ものだったのに。
    良い結末だったが、涙を返してくれ。

  • オチがぁ……ちょっと微妙だが、その直前までは素晴らしかったです。  
    同じ日を永遠とループして、自分一人だけが記憶を保持していて、毎回が初対面の人と、ループ脱出のために力を合わせる。でも彼女はその記憶を保持することは出来ない……。  
    無限ループに入った人間の、葛藤とか遣る瀬無い気持ちとかノイローゼになりそうな感じとか、孤独感とか途方も無い感じとか絶望感とか、よく書けていたと思う。  しかも視点がその協力者だっていうのがまた、いつもとは違った感覚で良かった。    
    ただまぁオチがちょっと……台無し感がひどいです。  
    オチを除けばとっても良い作品です。

  • 表紙に惹かれて読んだが、内容も面白かった。
    ループ物を、ループに気づいていない人の視点から描くという手法が上手い。必要以上に鬱々となったりせず、むしろ毎度変わる千瀬くんのアプローチや説明の仕方に戸惑っている百音さんの心情を加えることで、くすりと笑ってしまうような面白さが生まれている。
    謎の女性にまつわる話は、ループ物という設定を最大限生かした解決方法が鮮やかだった。
    この二人(+一人)の「未来」が、明るいものになるといいと思う。

  • 最初この本を手に取ったのは、内容に惹かれたからです。
    一日がリピートされていることに気づいた少年と、気づいていない少女が主人公です。
    同じ会話が繰り返されたり別の会話がくり広げられたりするのですが、テンポがすごく良くて止まることなく当作品を読み終えました。
    一言でいえば、面白い。
    予想よりも少し斜め上の展開になり、シリアスかと思いきやまさかの最後にどんでん返し。ラブコメでした。
    イラストも素敵で内容も満足のいくものだったので、評価は星5つ。

  • 静月さんの作品はどれも好きですが、
    とりわけ好きな話でした。千瀬が可愛い・・・!

  • ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久しぶりに学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたはずの5月6日だった。以来、千瀬は5月6日を繰り返すことに…。
    しかも、ほかの人たちはなにも知らず同じ日を過ごしていた。なかば自棄になりながら、何度目かもわからない今日を過ごしてた時、千瀬は新海百音に出会う。たまたま千瀬の話を聞いてくれた百音を頼りに、千瀬はこの奇怪な現象から抜け出そうとするが…。

    (読了:2012/09/10)

  • *【読了】静月遠火「R&R」 8月18冊目*

    メディアワークス文庫の7月の新刊の中のひとつ。どちらかといえば書店で眺めていた時に表紙に惹かれて買った感じだったので、ちょっと読まずに置いていたのだけども、面白いという感想を聞いたので、さっそく読んでみることに。

    結論から言えば、すごく面白い。もっと先に読んでおけば良かったと悔やむくらいに面白い。これはかなりヒットだと思う。主人公は廻谷千瀬。彼がGW最終日から抜け出せない謎のループ地獄にハマる。その過程で出会う新海百音と共にこの現象の解決に向かって行動していく。廻谷は記憶を保ったままリピートしていくが、百音は毎回リセットされてしまう・・・。

    基本設定はよくあるループものなのだけども、この作品の中では、何回繰り返されたか分からないくらいの数えきれないリピートが書かれている。でも、それを読んでいても不快感がないのだ。

    その理由のひとつが、百音視点をうまく活用していること。リピート描写の過程を廻谷視点で描くと、必要以上の重さ、過酷さが出てしまうところを、毎回リセットされてしまう百音側の視点で廻谷を描く事によって変化をうまく作り出しているのだ。

    またリピートの過程で廻谷は学習していく。重ねるごとに最適解へと近づいていくのだ。百音は常に初対面だけども、廻谷にとってはそうではない。だから廻谷の行動は変化するし、それによって百音もリピートするごとにリセットされているにもかかわらず対応は変化していく。このリピートの積み重ねを楽しめるのが、本作の最大の魅力なのではないだろうか。

    作中に「異世界人、宇宙人、未来人」ネタが入っているので、少なからずエンドレスエイトが何らかのきっかけになっているんだろうと思わせる作品だけれども、エンドレスエイトのループがただただ見ている側に過酷だったのとは対照的に、「R&R」のリピートは心地よいのだ。まるで作者がループってのはこう書くんだと叫んでいるかのごとく。

    とにかく読んでいて気持ちのいい青春ミステリであり、予感を感じさせるラストシーンも素晴らしい。自信を持ってオススメしたい1冊。

  • 面白かった!青春ものに、SFとミステリをほんのりまぶしたおはなし 大好物でした。

  • 数あるループものと言われる作品がある中で、この作品は主人公以外のキャラクターがループ(リピート)していて、主人公はループに気づいていないという設定に惹かれて購入。

    読み始めたら、止まらなくて一気に読み終えてしまった。いろんな行動によって、様々なところに影響があって面白かった。

    序盤の大庭久太郎とか、ほむほむとか梨花ちゃんの名前が出てきた時はにやりとさせられたw

  • 千瀬は朝目が覚めたらまた今日になってて、今日と言う日をずっとリピートし続けてしまう。百音さんだけは千瀬の話に耳をかたむけてくれる。今回の今日をどうやって過ごすのか、結末はあるのか、先が気になって一気に読める。

  • 同じ一日を繰り返す、そのループから抜け出すために試行錯誤を繰り返す主人公、という、よくある話。

    終盤、所々に張られていた伏線が回収されていく辺りはワクワクしましたし、正解だと思っていた答が実は……なところも良かった。
    ただ、真相はちょっと無理があるかなぁという印象です。

    この作者の著作は全部読んでますが、「超常現象」と「単なる偶然」の境目の曖昧さを描くのが上手いなと思います。

  • 千瀬の心情の変化を、行動の描写で細かく追っていて、千瀬のモノローグとかなくても、心情が伝わってくるのがすごく良かった。
    おもしろかったです。

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R&R (メディアワークス文庫)の作品紹介

ゴールデンウイーク明けの5月7日、廻谷千瀬は久しぶりに学校へ行こうとしていた。しかしふと気がつけば、今日は昨日過ごしたはずの5月6日だった。以来、千瀬は5月6日を繰り返すことに…。しかも、ほかの人たちはなにも知らず同じ日を過ごしていた。なかば自棄になりながら、何度目かもわからない今日を過ごしてた時、千瀬は新海百音に出会う。たまたま千瀬の話を聞いてくれた百音を頼りに、千瀬はこの奇怪な現象から抜け出そうとするが…。

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