なれる!SE (7) 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.02
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本棚登録 : 692
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048868532

感想・レビュー・書評

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  • ・相変わらず実体験に基づいた物語で、細部に至るまでリアリティのある話の展開
    →面白く見せるために多少誇張はあるが、思った以上にフィクション要素の少ない話
    ・専門用語も極力使わないようにしている(or 使われてる用語を知らない人は読み飛ばしてもOKなように書かれている)のがまる
    ・扱っている題材のわりに起承転結がしっかりしており、正しくラノベしてる印象。文章も読みにくなくすんなり入る(うまいわけではない?)
    →ラノベ定番展開の逆境→主人公(orその仲間)覚醒→解決を毎回ちゃんとやってるのでよい

  • 順調に読み進めていたこのシリーズですが、あらすじを読んだ感じが嫌な予感しかしなくて、積ん読になっていました。。でも、読んでみたら面白かったです!先方の担当者には無茶苦茶イライラさせられましたけどね。

  • スルガシステムさん仕事してください。

  • 黒い話。
    藤崎先輩の元の職場大手NBLからの仕事。
    引継ぎもロクにせずに、プロジェクト部屋へ押し込まれ、無理なスケジュール。残業代は出さない。
    無茶な見積で始めたプロジェクトが、予算がなくなり、どんどん安い外注へ投げられる。しかも、社内の派閥争いでプロジェクトの失敗目的に動く人も。
    今回もほとんど裏ワザで解決(?)。
    知り合った貝塚の態度から、スピリッティア社の立場を読んで、業務を売り渡す。本番機器の設定ファイルに作業記録を残し、残業を認めさせる。

  • 相変わらずの社長の無茶ぶりにより,セキュリティという名のもとにネットワークから断絶されたプロジェクトルームに隔離される,客先常駐編.業務委託やらSESにとどまらず,エンジニアやコンサルタントの単価まであけすけに語られてて,IT業界の階層構造を問題視した記事やコラムよりよっぽど分かりやすい内容ではないだろうか.
    室見の過去の思わせ振りな描写やハーレム展開でどんどん普通のラノベになっていくのを残念に思っていただけに,今回のまさに現実の巨大SIerをモチーフにしたオチに組こんだ内容はとても良かったと思う.

  • Book Off 350円

  • ここまでうちは酷くない、と思う

  • SEにはちょっと厳しい話かも。
    ここまでブラックな環境は経験ないが、あり得る話だし身につまされる内容だし、結末もそこまでハッピーではないので、なかなか重い話でした。

  • ■書名

    書名:なれる! SE7 目からうろこの?客先常駐術
    著者:夏海公司

    ■概要

    毎度おなじみの社長の強権発動により取引先のオフィスに常駐勤務
    となった工兵と立華。常駐先は国内最大手のコンピュータ企業で、
    なんと藤崎の古巣だという。大企業なので、さぞかし豪華な業務環
    境に違いない…、と勇み立つ工兵。しかし、二人を待ち受けていた
    のはプロジェクトルームと呼ばれる、理不尽かつ不自由極まりない
    場所だった!いつもと勝手が違う環境で二人は苦境に立たされるが、
    そこで工兵が見出した一手とは!?萌えるSE残酷物語第7弾。
    (From amazon)

    ■感想

    今回は、ただただ、暗い話です。
    現実的にこういう職場もあるでしょうが、こうでない職場もあります。
    客先常駐が、何でもかんでもこうでは無いというのは、あとがきに
    でももう少し記載しておいて欲しいです。

    今回の話は、恐らく読んでいて楽しい人はほとんどいないと思いますね。
    作者さんは、本当はこういう話を書きたかったように思いますけど、
    さすがに一冊目にこれ持ってきたら、1冊で終わっていたでしょうね。
    このシリーズ。
    なので、このタイミングで持ってきたのは妥当だと思います。

    今回は、スルガシステムの人間は、藤崎さんを除いては、全て相手の
    手のひらの上で転がされ、いいように扱われていたという話です。
    たまたまある人間と利害が一致したため、良い方向に向かいましたが
    そうでなければ、エライ事になっていたでしょう。
    (まあ、創作物語なので、いい方向に行くのは当たり前なのですが。)

    どの業界でもそうですが、大手の社内政治のドロドロした話なので、
    これほど、イラストとストーリーが合っていないのも珍しい本だと
    思いますね。

    読んでいて気持ちのいいものではありませんので、二度と読まないと
    思います。

  • 萌えないSE残酷物語。むしろ怒りが燃え上がる。
    カタルシスの解放。

    だから僕は働きたくない。

    せめて……フィクションであれ。

著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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