- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048868969
感想・レビュー・書評
-
1巻に引き続き、史実とファンタジーのバランスが絶妙。ウェーバー登場&ナポレオンとの直接対決は見ものでした。
ときにはふざけつつも、芸術家や職人の矜持がしっかり描かれていて読みごたえあり。
ハイドン師匠は1巻のあのネタだけのための出オチキャラかと思いきや、ちゃんと繋がってきたか…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マリアが四代目にしか見えねえ
-
前巻で主人公がいろいろと覚悟を決めたので、今回はあまり悩んだりしているところは少なかったような感じがします。新しい悪魔が出てきたりして、前よりも魔法を使う場面が増えました。
カラーページがほとんど前巻の絵を使いまわしていて、本のはじめには主要人物3人の紹介しか載っていないのですが、その分先の展開がわからないので楽しめました。 -
ウェーバーが魔弾ぶっ放したりナポレオンが最強の魔王だったり真空管アンプが出てきたりと,今巻もやりたい放題のゴシックファンタジーだった.史実に対して魔術によって悪魔と契約するという世界観を持ち込み,ナポレオンの覇道の理由を説明し,ルゥ(ヴェートーベン)の半生を描くのは見事だと思う.
ただキャラ構成が前巻以上に神メモと被っている.ユキとルゥは言わずもがな,カールは四代目で合唱団は平坂組まんま.相対的に,メフィの存在感が大きく感じたのはそのせいもあると思った. -
なんだろうこの神様のメモ帳読み返したくなる感覚
-
ついにナポレオンが登場しました。肖像画とかあるので同じなのかなと思いきや、全然違う絵でした。相変わらず岸田メル先生の描くイラストは男女ともにイケメンすぎます(笑)
話の流れとしては、同作者の『神様のメモ帳』に非常に通ずるものが多く、読んでいて「あれ?このキャラ達の性格、神メモのあいつらじゃん」、「この展開前に同じようなもの読んだことあるぞ」など非常によく似た流れでした。同じ作者だから仕方がないのかもしれませんが、個人的希望としてはあまりキャラの性格や話の流れなどはあくまで楽聖少女だけのものを追及していってほしいというものがありました。
しかしながら、話の構成は悪くはないので、神様のメモ帳を楽しめた人なら同様に楽しむことができるのではないでしょうか。 -
『神様のメモ帳』と似ているところもありますが……。どちらかというと、わたしはこっちの方が好きでした。
みんな、それぞれ自分の作品に魂をかけてるのが伝わってきて、熱いです。
創作活動とはなんたるかを、これでもかと表現している作品。
自分もいつか、魂が揺さぶられるほどの感動を、味わってみたいものです。