探偵・日暮旅人の宝物 (メディアワークス文庫 や 2-5)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.71
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  • (1)
本棚登録 : 1025
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048869263

作品紹介・あらすじ

保育士の陽子は、旅人と灯衣親子の世話を焼くため、相変わらず『探し物探偵事務所』に通う日々を送っている。ある日、陽子は夏休みを利用して大学時代の友人・牟加田の地元に出かけることになる。旅の最中、陽子は牟加田から恋人を演じてほしいと頼まれる。その頃、旅人は熱で寝込んでいて-。少年時代の思い出輝く『夏の日』ほか、全5編を収録。音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み-。目に見えないモノを"視る"力を持った探偵・日暮旅人の物語は続く。

感想・レビュー・書評

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  • 過去編と思いきや、第一作からの続き話もあったりして。

    前作ラストの衝撃を乗り越えて・・・という事なのだろうか、ほのぼの系に落ち着いていました。

    またもや
    う~ん、と思いつつ取りあえずその先も読んでしまう
    という展開になりそう。

  • 探偵・日暮旅人シリーズ、セカンドシーズン開幕~! 前4作で完全に終わったと思っていた日暮旅人のシリーズがいつの間にか再開していて第2弾まで出ていたので、まずは第1弾を読んでみました。短編5編ということで、独立して楽しめるものもファーストシーズンの裏話的なものもありましたが、どれも秀作です。特に「六月の花嫁」は涙腺ゆる男の僕のどストライクで、バスの中で読んでいたのに涙が出そうで必死にこらえたいいお話でした。セカンドシーズンの敵(?)の影も見えてきて、今後の展開が楽しみでしかたありません。第2弾も早く読もー!!

  • シーズン1が終わり、5篇の短編集。最後に陽子先生のストーカーみたいな人物が出てきてまた展開が続くような感じで終わる。4篇目の『花の名前』は増子刑事と旅人との出会いの話なんだけど、殺人やら虐待やら急にシリアスで一番面白かった。なのに最後、『夏の日』でいくら何でも風邪で寝込んでた旅人が秋田まで行かないでしょ、と興ざめ。テイちゃんはどうしたのよ。まぁ具体的な地名を出してるわけじゃないけど。テレポーテーションできるわけでもないのに。やっぱ陽子先生が好きになれないんだよなー。何となく、旅のお共としてこのシリーズを読んでいくつもりでいたけど、そんなにはまってないんだし、他の読んだ方がいいよなー。なかなかいい文庫本がないんだよなー。

  • 間違って次作である『壊れ物』を先に読んでしまったが、特に大きな話の流れはなかったので困りはしなかった気がする。
    とりあえず、旅人と陽子先生の関係がちょっと進んだ気配がヒシヒシと。あまり色濃い恋愛色はないお話だけれど、その部分はどうなるのか本当に気になる。

    いつ、幼稚園の頃からのつながりがあることが陽子先生にわかるんだろ?これは、もうわからないままなんだろうか??

  • 「六月の花嫁」を読んでとても涙が……。できなかった結婚式、伝えられなかったサプライズ、三人の愛が育まれた瞬間に感動しました。
    「犬の散歩道」も面白かったですね。工場の従業員たちが、野良犬であるテリーを可愛がっていた。保健所から処分されてしまうテリーの為に努力するテイの年相応の可愛らしさが見れたのも良かったです。
    「花の名前」は誘拐事件と殺人事件がセットになっていて、非常にハラハラとさせられました。増子と旅人が出会った切っ掛けの物語でもあり、奥深い内容でしたね。

  • 図書館で借りた本。

    セカンドシーズンと言うことで、続きが読めて嬉しい。
    それぞれのお話が起承転結しっかり印象に残って、全体のシリーズとしても、色々小出しで謎が解けたり、繋がったり、面白かった。

  • 新章スタート。
    サブキャラがメインのストーリーがいくつかあり、彼らの為人や過去を知ることができる。

    最後の物語で次のステップに旅人と陽子、そきて物語も進む予感がもてました。

    続きも楽しみ

    2021.8.25
    115

  • 面白い。このシリーズを読むのは3巻目だが、それぞれに面白い。
    決して甘いだけではないところが良い。

  • ?六月の花嫁
    ?犬の散歩道
    ?愛し麗羅
    ?花の名前
    ?夏の日
    個人的には?が一番好きだったが、ていちゃんや雪路、増子刑事の優しさがこぼれんばかり、?では旅と人と陽子先輩が急接近。どれも味わいがあって、よかった。

  • 日暮旅人シリーズ第二章の始まり。サクサクっと読めて楽しい限り。前回までの第一章につながる話や深堀した話などありで、前作を読んでないと若干理解できない部分あり。旅人の目の秘密とか、テイとの関係などはさらっと触れてはいるので、気になる人は一巻から読むべし。
    ここに来て、旅人が陽子先生に対する態度に変化が現れます。
    今後どうなるかが楽しみ。

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著者プロフィール

福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー。他の著作には、TVドラマ化された『探偵・日暮旅人』シリーズ、『天保院京花の葬送』シリーズ(共にメディアワークス文庫)などがある。

「2023年 『幽霊と探偵2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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