魔法科高校の劣等生 (8) 追憶編 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048911580

作品紹介・あらすじ

中学一年生の司波深雪は、自分の兄が苦手だった。一体何を考えているのか分からないから。家族でありながら使用人同然の扱いを受けているにもかかわらず…全く意に介さない。兄と目が合えば、深雪の口からは、不機嫌な声が出てしまう。そんな妹に、『ガーディアン』として完璧に付き従う兄。そこには一切の油断もミスも無い。そして、一切の『感情』も。理不尽だとは分かっていても、深雪は兄に苛立ちをぶつけることしか出来なかった。自分の、ただの我が儘だと分かっていても。今とは全く異なる、達也と深雪の関係と、その心の中-。三年前、沖縄で起きた『出来事』によって、二人の心と、その運命が、大きく変わっていく。

感想・レビュー・書評

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  •  内容はアニメとそんなに変わらない、っていうかほとんど同じ。最初にアニメで観て、この追憶編は結構好きだったから、小説でじっくりと読めて良かった。

  • 【再読】
    表紙のまだ中学生の深雪が可愛らしいですね。さて、舞台は三年前の沖縄。今とは全く異なる兄妹の関係。どんな出来事があって、現在のような関係になったのか。深雪と達也の回想という形でそれが明らかになる、まさに「追憶編」でした。また司波達也という魔法師の本質が語られる重要な回でもあります。調整体魔法師やガーディアンの過酷な運命に戦慄。追憶編ということで深夜と真夜を襲った悲劇と、四葉家が「アンタッチャブル」になった理由も明らかに。彼らを敵に回してはいけない…。

  • アニメ化が決定した過去編。
    深雪が何故あんなに達也に心酔しているのかが強く分かる内容。
    達也も定められた運命と感情の中でも揺れ動く姿が印象的。
    真夜&深夜、そして四葉家の過酷とも言える出来事も心苦しい。
    魔法科シリーズにしては頁数が少なく1冊で綺麗に纏まっていて読みやすい。

  • 初の本格的アニメ後、しかも過去回想編、ということで結構楽しかったです。薄かったので一気に読んでしまった。
    これを読んで、アニメ冒頭のシーンが、もっと先のことでなくて、実は振り返りだったことがわかりました。
    なんで達也と一緒に戦ってるのが摩利さんなんだろうとずっと不思議だったんだけど、ヘルメットをかぶった桜井さんだったわけね。
    7巻後の話と交互に読み進めていく形になっていて、最後に現当主真夜と深夜の子供のころの話も入っていて、四葉のことがやっと本格的に描かれてました。
    個人的には元造さん好き。こんな短い登場でなくて再登場してほしい。

  • 図書館で。
    美雪さんがブラコン拗らせる前のお話。
    うん、まぁ、お兄ちゃんすごいね。

  • ライトノベル

  • シリーズ8作目。

    ストリー的には前作の続きであるものの、時間軸は過去を中心に話が進められていく。

    この兄妹がどのような歴史を辿ってきたのか、それが明らかにされる。ある意味でエピソードゼロ的な位置づけの巻。

    幼い深雪視点を表現する文体に苦労の跡がみえる。

  • 妹がデレる過程と、各種設定の説明をした話。
    相変わらず、魔法の説明が嘘くさい。

  • 沖縄戦の記憶と、四葉真夜、深夜の過去。あいかわらず達也は悲劇のヒーローですが、話が陰惨…。アニメ化されないのもわかる気がするな。

  • 四葉30人で、4000人を殺したという事実。
    アンタッチャブルの章が興味深い。

    四葉にとって、割に合わないそうだが、これが正義なのかと思ってしまう。
    結局、未来において報復といった形を受けるのであれば、武力で圧制するのは本当に正しいことなのか。いや、武力こそが抑止になるのか。
    このような問題は決してなくならないし、平和を求める声もなくならないのだけれど、少なくとも自分と自分の愛すべき人を守れるだけの力は欲しいと思う。

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著者プロフィール

電撃文庫『魔法科高校の劣等生』著者。

「2023年 『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(6)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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