なれる!SE (8) 案件防衛?ハンドブック (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 606
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048911672

作品紹介・あらすじ

とある大企業のコンペで、工兵は競合するライバル社、アルマダ・イニシアティブの新人エンジニア、次郎丸縁と出会う。同じ新卒ということで親近感を覚える工兵だったが-、アルマダはスルガシステムを脅かす超攻撃的企業だった!次郎丸はその尖兵として新規案件のコンペはおろか、リドルトリルをはじめ既存の顧客すら奪い始め、その魔手はついに橋本のいる業平産業まで及ぶ。危機感を募らせた工兵は全力で迎え撃つ決意を固め、立華と一致団結するが。

感想・レビュー・書評

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  • 2013 1/4読了。WonderGooで購入。
    工兵に強力なライバルが登場する巻。
    あるコンペでぶつかったアルマダ・イニシアティブ社と工兵と同じく新人1年目の次郎丸縁。
    前巻ラストで明らかになったネトゲ大手の案件を失った件もアルマダ社に奪われたものであり、さらにそのコンペでの惨敗以来、スルガシステムの案件が奪われる事態が続き、ついには業平産業の件までアルマダ社の手がかかり・・・。

    今まで攻め攻めで行ってた工兵たちが、守りに転じると途端に苦戦する話・・・ってそりゃあ守る側の方が圧倒的に不利な状況なので仕方あるまいが。
    最後は場外乱闘に対して場外乱闘で立ち向かうことで解決。工兵のスペックがどんどんどこぞの闇のフィクサーさん級になっていくな・・・技術力がある分、あちら以上やも知らぬ・・・。

  • 案件奪還の要諦。

  • 次々の駿河システムの案件をさらっていくアルマダの新人に業平の仕事を取られまいと必死に動く公平にハラハラドキドキ。立華ちゃんの上司としての動きも素敵だし、橋本さんの表情も面白い。かつてのライバルまで同志として動かしてしまう公平くんが素敵でした。

  • 常識が争いを生み。争いが安定を生むなら。

  • いやー,今回も日常ありそうな話をあり得ない登場人物でフィクション的に扱ってくれて(そうでなければあまりにリアル過ぎるだろうし),一気に読んでしまった.
    続巻が楽しみ.出る予定かどうか知らないけれど・・・
    「嘆息」「洞のような目」という言葉が出てきすぎるのが気になる。重複表現は読む側を鬱陶しくさせる。

  • 20140904

  • 今回は他社からの案件防衛のお話.後発の企業が先発の弱点という弱点を攻めてくるお話.どうにもならなくなった最後の逆転劇はとりはだがたちました.

  • ネームバリューある外資が桜坂たちの契約を奪っていった。
    彼らはコンサル業務で得た情報をもとに絶対に負けない営業をしかけていたって話。

    これはネットワーク構築とかの分野だからであって、システム開発系だと難しいかなあと思った。
    穴を指摘するのはたやすいけど、引き継ぐのに時間がかかる。維持管理を奪うのはリスク高くないかと。というかコンサルするにしてもコストかかりすぎるか。

    とか考えたり。
    まあしかし、今回のライバルは今までになく、怖かったなあ。

  • うちの若手に技術書以外で薦めたいシリーズ。

  • 桜坂工兵にライバル(次郎丸縁)が登場する巻です。ライバル、、、というか、工兵+立華+梢を足してようやく同じくらいの戦力になるという強力な女性です。

    前巻の社内政治ドロドロの話から、一転し技術中心の戦いなので爽やかな印象です。

    橋本さんの微妙な立場に揺れる心も読みどころっ。

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著者プロフィール

2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』『ガーリーエアフォース』などがある。

「2021年 『僕らのセカイはフィクションで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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