空ろの箱と零のマリア6 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.04
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本棚登録 : 160
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048912518

作品紹介・あらすじ

人を傀儡化し、世界を支配しようとする醍哉を捕らえたのは、一輝が展開した箱"願い潰しの銀幕"。大嶺醍哉の『人生』を上映するこの空間で、すべてのプログラムが終われば彼は敗北する。星野一輝の狙いを阻止するために醍哉がとった奇策によって、ついに醍哉は一輝を映画館へと引きずり込むことに成功する。音無彩矢、麻理亜、そして、"O"。"零のマリア"を巡って、一輝と醍哉は衝突する。二人のうち、『世界』を救う/変えるのは、果たして-。

感想・レビュー・書評

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  • 去年の1月に買っていたのだが、7巻が出るのを待ってから読もうと思って、読まずにとっておいた。ところが、まったく出る気配がない。ちょっと読む本を手元に切らしたので、読んでみた。もうすっかりストーリーを忘れている。みんなこういうキャラだったっけという感じ。5巻を読んだのは一昨年の11月。4巻はそのさらに1年前なので、当然といえば当然。結構このシリーズ気に入っていた記憶があるのだが、話には旬というものがあって、間が開きすぎると読まれなくなってしまう。例えば、メジャーなところでは、谷川 流の涼宮ハルヒとか冲方 丁のシュピーゲルとか。本作のファンとしては1日も早く出版されることを祈っているが、もう1年もたつとこのシリーズがあったことすら忘れているような気もする。

  • ”願い潰しの銀幕”編の後編。誰も幸せにならない話。手の読み合いと裏のかきあい、一輝やの心理描写など見どころがたくさんあります。1巻を読み直すとあんな伏線が!!と驚いたりもする今巻!次巻が最終巻だそうですホント気になる!!

  • どう転んでも誰も幸せになれない結末しか見えない

  • 悠里ちゃん毒婦可愛い。

    前巻で破滅した子と、そうならなかった悠里ちゃんを見て
    ああこれが要領の差か……って思いました。
    確かに力に溺れるようなキャラではないよな、策には溺れるけど。

    どろどろとした関係性の中、絶対やだって意地を通す二人の女の子がとても素敵でした。

  • “願い潰しの銀幕”編完結.一輝って主人公だったよね,と確認したくなるような壊れっぷり.自分が異常な思考をしているということをある意味では冷静に自覚しているところが逆に怖い.箱によってゆっくりと精神が壊される様子の描き方はシリーズを通して見物だけど,1巻にあったような特徴的な比喩が少な目だったせいか,ラストの一輝と醍哉の対面までは淡々と進んでいく印象だった.
    これで残り1巻分とのこと.どうラストに持っていくのか楽しみ.

  • 一輝も本格的に狂い始めて、周囲も当たり前のように狂っていて、麻理亜の狂い方がマシに見えてくる。
    予定では次巻が最終巻とのことだが、この先どうやって決着が付くのか全く予想できない。果たしてハッピーエンドは訪れるのか……。

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著者プロフィール

『空ろの箱と零のマリア』『Fランクの暴君』(ともに電撃文庫)『恋する殺人オーディション』(MW文庫)など、多くの著作を持つ実力派作家。

「2019年 『利他的なマリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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