紳堂助教授の帝都怪異考 (メディアワークス文庫 す 2-3)
- アスキー・メディアワークス (2013年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048914024
作品紹介・あらすじ
時は大正。伝統とモダンが共存する帝都東京。その街を闊歩する青年が一人。若くして帝国大の助教授の肩書を持つ美青年は、博学多才にして超自然的なことにも通じているとか。警察の手に余る事件が彼のもとに持ち込まれることもあるという。そして、彼の傍らにいるのは助手の美少年。その賢さとまっすぐな心を青年はこよなく愛し、常にそばにおいている。これは帝都の巷で起こる不可思議な事件を、助手の少年が記録したものである。
感想・レビュー・書評
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Bücherwürmchenさん変態攻めを求める方にはめっちゃ良いのでは?需要ですよ、需要。変態攻めを求める方にはめっちゃ良いのでは?需要ですよ、需要。2023/07/05
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大正時代の東京を舞台に、帝国大学の若き助教授・紳堂と助手のアキヲが、不可思議な事件を解決するファンタジーのような、オカルトのようなお話。
煙の魔人エフリィトに掛け軸から飛び出す鬼、英国の妖精ブラウニー、自我や感情を備え生き続ける生人形。洋の東西を問わず、不可思議な、人ならざるものが普通に存在する設定。個人的にはブラウニーのトボけた感じが好き。
この手の作品の常として、メインキャラは美青年&美少年(実は美少女だけど)。紳堂とアキヲが互いに抱く恋のようなほのかな感情の行方が気になる。 -
大正時代に不可思議な事件を解決する帝都大紳堂助教授とアシスタントのアキヲの話。最初はランプの妖精が出てきたりとファンタジー色が強い感じがしたのでどうかなぁって思ったのですが、本質は事件を通したアキヲの成長物語です。
事件自体は現実味が無いのですが、紳堂が自覚しているアキヲへのほのかな思いと、アキヲの自覚のない恋心が気になって読み進めました。
機会があればまた読むかな。 -
アキヲくんの姿格好から、脳内では堀北ちゃんの声でずっと再生されていたw(レイトン的意味で)
思いのほかおもろかった。 -
あらすじにミスリーディングあり。美青年と美少年のコンビを求めている方にはおすすめしません。
ミステリーとオカルト(怪異)が融合したもの。メディアワークスなので、内容は薄めです。 -
借り物
普通のミステリーかと思ったらファンタジーなんかーい!
ラノベって知ってて読んでいたら面白かったのかも -
好きな子にはイジワルしたくなる探偵と、振り回されながらも信頼とほのかな想い(本人無自覚)を寄せる一途な男装助手、しかも探偵・紳堂の助手・アキヲ(秋緒)を可愛がる様子ときたら、まるで若紫を自分ごのみに育てた光源氏さながらです。
これはもう怪異そっちのけで、甘々ロマンス小説ではないのか!?だってなんか変態…もとい、妙に色っぽいデスヨ。