好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)

  • 207人登録
  • 3.77評価
    • (17)
    • (32)
    • (26)
    • (3)
    • (1)
  • 25レビュー
著者 : 瀬那和章
  • アスキーメディアワークス (2013年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914109

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • 神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。しかし、ただの恋愛小説でない。姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
    仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。
    家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。決して仲が悪いわけではないけれど。
    そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。

  • 三姉妹の恋愛模様が描かれていました。この姉妹は全然性格が違うという設定で、恋の内容や仕方、考え方も違います。どの話も面白くて興味をそそられるのですが、著者が男性だからなのか純愛過ぎるなと思う面がありました。

  • 『「好きです」 私たちはきっと、この一言のために、気持ちとは関係のない余計なことを考えすぎている。』(『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』)  同じ部屋に住む三姉妹の「好き」の物語。それぞれの視点で、同時刻の流れを語る連作短編になっている。三人ともどこか不器用で、形のない「好き」に囚われながら、振り回されながら、必死に居場所を求めている。その場所が好きなわけじゃなく、好きな人のいるその場所が、彼女達の居場所になっているんだろうなぁと思う。

  • 姉妹の気持ちがとても丁寧に描いてあって、読みやすく、脳を休めるのにちょうどいい恋愛小説でした。こういう風にやわらかく物事を描くのはなかなか難しいと思うのです。

  • 神戸を舞台にした三姉妹の恋愛小説。
    作者の神戸愛を感じた。

  • アニメ「みなみけ」のような、タイプの違う社会人3姉妹の恋愛事情。
    衣食住を共にしているからこそ言えない、あの人との関係。

    男友達を振り回す長女、
    容姿を決め手に入れ込んで、されるがままの次女。
    子どもの頃の失恋をひきずり、ネット文通に心を揺らす三女。
    読んでて少し不安になる、他人の日記を覗いてる気分。

    表紙を見て、男性向けかと疑い、本編にも挿絵があったら嫌だな…なんて、躊躇したけど、読んでみてよかった。
    ただ、恋愛の絡まない日常描写が皆無だったので、星3つ。

  • 恋愛小説は少し苦手だが
    これは思ったより高評価。
    軽く読めたし
    視点も複数あって面白かった。

    神戸この前行ったなぁ…
    と思いつつ。

  • ☆4.5くらい。
    神戸の街を舞台に、自分の気持ちが良くわからない長女紗子、ダメ男ばかり好きになるけど恋愛に真っ直ぐな次女朝美、過去の恋愛を引きずっている三女結衣、と、三姉妹の三者三様な恋愛模様が描かれています。
    私、こういうお話読みたかった。
    好きだわー。
    ちょい大人向けでさらりと読める恋愛小説ってあんまり見かけないものね。
    MW文庫、こっち方面に伸びていったら良いのにー。

    ところで、作者さんはunder書かれてた方なんですね。
    あのダークな雰囲気からは、洗いたての白シャツみたいな空気感のこのお話、結びつかなすぎてすげえ。

    さて、中身に関してですが、表題作は長女・紗子のお話。
    これ女子の評価は分かれるんじゃないかなあ……。
    恋愛に不器用なようで、一番タチ悪いと思ったよ、正直。
    朝美と結衣の恋はまっすぐで素直に応援できた。
    結衣が過去の恋と向き合うために神戸の街をめぐっていく描写はほんのり切なくてツンときたねえ。
    好きな人に既に好きな人がいる難しい状況から始まる恋だけど、それを悲観的に書かずに、誰かを好きになった嬉しい気持ちを主に書かれてるのがすごく良いなあ、好きだなあ、って思った。

    他にも恋愛モノ書かれてるみたいなので、機会があったら読んでみたいなー。

  • 表紙買い。ラノベだから~とか、あまりそういうの好きではないが
    ラノベにありがちな、まどろっこしい言い回しがなく読みやすい。
    3姉妹の恋模様が同じ時空列で、一人ひとりにスポットが当たる。
    三人の話はリンクしており、その章の主人公視点で話が展開する。
    全てハッピーエンドで終わり、読了時のほっこりとした感じが堪らない。
    今恋をしている人も、これから始める人にも、心を暖かくしてくれる一冊。

  • ちょうど、神戸旅行から帰ってきたばかりの時に本屋で見つけて購入。神戸が舞台のさん姉妹の恋物語という事で
    したが、サクッと読めて良かったです。三姉妹の三様の恋のお話で、三人の距離感の書き方が良い。

  • 三姉妹の長女はインテリアコーディネーター。なかなか業界のこともわかって書いていて、ブラインドがカーテンに変わったのを忘れてレールがエアコンに干渉してしまったなんてエピソードが描かれた小説を読むのは初めてだ(笑)。でもそれをフォローしてくれた先輩営業マンに惚れるというとこはあまり現実的じゃない気が(笑)
    それはさておき、別な人格の3姉妹を別視点で丁寧に描き分ける文章力は素晴らしい。内容はほどほどに薄いホノボノ恋愛系だけど、それも妙に心地よい。
    「電車の窓から見える雨の街は、明るさを嫌っているようだった。それがせめてもの救いだ。青い空が見えていたら、私はきっと、泣いていただろう。」
    ドラマ化決定!〇〇が泣いた!という帯にくるまれたベストセラーを読んでがっかりするくらいなら、メディアワークス文庫のひとつも手にとったほうが、ずっとほっこりできるというもの。

  •  3姉妹それぞれの恋愛短編集。さわやかにまとまっていて、素直に好み。

  • 三人姉妹の恋愛話しでした。
    恋愛に不器用な長女と
    恋愛が全ての次女
    恋愛に臆病な三女の、同時進行の裏話でした。

    相変わらず、こういう恋愛系には弱く、同意することも多く、引用の数も…笑

  • 自分のことを好きでいてくれる年下の男の子を特別に思いながらも、叶わない人に恋をする長女の紗子。
    ないがしろにされ続け冷静に考えれば顔以外のどこがいいのかわからない恋人を、それでも好きでいる次女の朝美。
    昔の忘れられない恋人との思い出を胸に、引きこもり生活を続ける三女の結衣。
    一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。

    何より三姉妹の絆が素敵だなぁ。
    性格も恋愛観もまったく違う三人は、結衣の言うとおり別の形で出会ったなら仲良くなることはなかっただろう。
    隠し事もする。嘘もつく。嫉妬や劣等感といった負の感情を抱くことすらある。
    それでも、お互いのことが大好きで全幅の信頼を置いているのは、やはり血の繋がった家族だからなのか。
    お互いのことを本当に大事に思っていることが伝わってきて、胸の奥が暖かくなる物語でした。


    以下ネタバレを含んだ感想。
    今後読む予定がある方はご注意を。



    ただ、姉妹の絆はよかったんだけど、長女と次女の恋愛模様がなー。
    何かもやもやとしたものが残って、すっきりとしなかった。
    次女はそれでもまぁ、そういう恋愛もあるんだろうということはわかるし、三女の話で彼氏の株もだいぶ上がったからいいんだけど。
    長女ですよ。長女の話ですよ。
    あれはハッピーエンドなのか。
    結果だけ見ればハッピーエンドなのでしょう。紗子は本当に好きな人に気づけて、シュンちゃんも長年の片思いが実って。
    離婚した上紗子にも振られた形になる小岩井さんのことを除けば、紛うことなきハッピーエンドなのでしょう。
    でもなんだろうこのもやっと感。ある種の気持ち悪さすらある。二人の関係が歪に思えて仕方が無い。
    根底にあるのは紗子に対する不信感かなぁ。
    悪女ですよこの女。魔性の女といってもいい。
    一見真面目ないい子で、本人も意識していないだけに、尚更たちが悪いんだよな。
    そんな女に振り回されるシュンちゃんがほんと不憫で不憫で。
    数年間にわたり諦めきれない気持ちも分かるだけに、余計に、ね。
    ようやく付き合えることにはなったけれど、紗子は叶わないものが、追いかけることが好きなタイプ。
    手に届くところにある幸せで満足できるのか・・・シュンちゃん今後苦労するだろうなぁ・・・。
    要するに、シュンちゃんに感情移入しすぎるあまり、あの女はやめておけ、と言いたくなるわけです。
    もやもやの正体はきっとこれだな。


    とまぁ自分の経験談から感情論に走ってしまったものの、結衣の話とエピローグにほっこり。
    恋の、始まりと、真ん中と、終わり。
    それぞれの魅力が詰まり、そして何より姉妹の絆が素敵な作品でした。

  • 2013 6/21読了。Amazonで購入。
    神戸を舞台に、同居している3姉妹それぞれの恋愛事情と、姉妹同士の気持ちや関わりを描く連作小説。
    なじみのラノベブログで見て買ったが、これは良い物だった。
    そんなに読むのが重くはないし、ラノベではあるけど軽過ぎはしないし。
    あとタイトルがいい、このわけのわからなさが。
    作者は今後はこの路線なのかなー、そうなら次も買おう。

  • 三姉妹の、それぞれの恋愛を描いた物語。
    きっと現実を考えれば、こんな形に落ち着いてしまうのは稀なんだろうけど、それでも、読んで触れることで心がほっとするお話でした。

  • 恋のいろんなとき

  • それぞれ性格が違った3姉妹が同じ時間軸を物語っていく話。
    それぞれの恋愛模様、姉、妹の助けがあって成立した恋愛。
    なんだか面白かったですが、同じ時間軸なので、ここ読んだってのが2回も繰り返されるのがちょっと重かった。
    でも話し自体は可愛らしくて、きゅんきゅんしました。

  • 世の中、十人十色と言われるように
    恋愛の形も人それぞれだと思います。

    話の流れとしては、うまくまとまっていると思いますが
    個人的にはまどろっこしさを感じてしまいます。

  • 3姉妹それぞれの恋の話.不倫や片思い,報われない恋愛,過去の大失恋などから,3人が現状を打破して新たなスタートを切っていく物語は,どれもとても清々しくて良かった.長女,次女,三女の順に主人公を変えて進んでいき,それぞれ独立した話にはなっているけど,話が進むにつれて,序盤の伏線が回収されたりする,ザッピングのような構成も良い.
    挿絵はほぼなしだけど,表紙のイラストもいらないと感じるような,少し背伸びしたラノベ.

  • 3つの恋を3人の視点で描かれていて、こういう書き方好きだなと思った。どの恋の少し切なかったけど、なんとなく分かるな~と思った。

  • 短歌の下の句のような、いや、きっとちょっとは狙った、繊細で甘く爽やかな感じに惹かれた、タイトル買い。でも作者さん男性なんですって!
    レーベルはメディアワークスだけど、本当に感じのよい恋愛小説で、洒落た写真の装丁にして例えば集英社文庫あたりに混ぜても、違和感ない気がする。
    舞台の神戸の街は阪神の震災前に一度行った事があるだけだけど、楽しめた。
    こういうのを仙台バージョンで読んでみたいけど、あるかなぁ?

  • ~ 神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。同じ時間を過ごす三人の恋を、三篇の短編で描く、切なくて優しいラブストーリー。 ~

    人に勧められて&タイトルに惹かれたこの作品。
    三篇それぞれ三姉妹で主観が入れ替わるありがちな恋愛群像劇ですが、
    これは素晴らしかったです。

    各篇、恋愛ものとしてのお話はそれぞれのテーマがあり、
    等身大の恋愛で面白いのですが
    伏線とも思えないポイントが
    次のお話の伏線になっていたりして、
    すごく面白かった。

    キャラは若干ラノベ的ですが、
    その分立ってて良かったですし
    逆に人間味がありました。

    神戸を舞台とした作品の雰囲気も、
    ありがちというより、身近に感じる空気感があり、
    読みやすく入りやすかったと思います。

    ちゃんと読みたいところまで書いてくれてるし、
    蛇足はなかったと思います。

    とても心温まる恋愛ものでした。

  • 神戸の人って、本当に神戸という街が好きだというのを衒いもなく表明しますよね。あれはうらやましい。ただ、それは現状肯定しても大丈夫だということが裏支えしてるからかも知れませんが。

    なぜか、最近、同じ時間を共有している登場人物毎に違うストーリーで、みたいな話を読む機会が続いています。完全に同じ時間ってのは、でも珍しいかな?いずれにしても、その場面、さっきもあったね、とか思いながら、でも、その「さっき」の時に語っていた人とは別の人物が語ることで、違う景色が見えてくるというような。

    さて、三姉妹となると、キャラ的にどう分業(失礼ながら)するかというのは、ある程度ステロタイプ化してしまいます。長女は母親代わりっぽくしっかりもので、末っ子は甘えん坊である意味不思議ちゃん化、そうなれば、真ん中は多少跳ねっかえらないと、全体がまとまりません。まさにそういう感じ。でも、それぞれ違っている登場人物が、それぞれのことはとても愛おしく思っていてとか、そういう、ある意味ファンタジーです。
    フレンチトーストは大甘な方がうまいに決まっていると言える人にはお薦め。まあ、MW文庫が好きで読んでるなら、そういうのはアリでしょう。ちょっとイラストが幼すぎる感じだけどね。

  • 愚かな長女。 哀れな次女。 未熟な三女。    
    長女と次女は一応の解決をみて、めでたしめでたしとなったけれど、三女については過去のケリをつけただけで、現状に関しては、これからだ!で終わってるじゃないですかやだー。   
    三者三様に面白くも不愉快で不可解で不可思議で純粋な恋物語でした。

全25件中 1 - 25件を表示

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)に関連する談話室の質問

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)に関連するまとめ

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)を本棚に登録しているひと

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)の作品紹介

七年前、年下の男の子に、好きだといわれた。それから、手も握らせないまま恋人のような関係をずっと続けている。そして、私はまた、彼とは別の人を好きになる-(好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く)。神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。同じ時間を過ごす三人の恋を、三篇の短編で描く、切なくて優しいラブストーリー。

ツイートする