鴨川貴族邸宅の茶飯事2 恋の花文、先斗町通二条送ル (メディアワークス文庫 は 1-4)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.37
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本棚登録 : 188
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914260

作品紹介・あらすじ

糺の森や鞍馬山、美しき緑は数あれど京都で一番はかの貴族邸宅の庭園です。それに勝ると噂されるのが四人の華麗なる執事。最近、その四人に弟子入りした新米執事がいるそうです。恋の手練手管を学ぶため、四人とお嬢様のアバンチュールを間近に体験しているとか。彼は彼で最近気になるお嬢様がいるようで。うまくいっているのかはわかりませんが、屋敷は大変賑やかなようです。

感想・レビュー・書評

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  • 2019.03.18読了
    一巻を読んで設定が面白いと思い、二巻目も。
    前巻では真の恋愛についてかかれていたものの、あまり性格の把握ができていないところがあったが、今回は二巻ということもあって性格を把握できている分遠屋の恋愛についてしっかり読むことができたと思う。前巻より女性達が別れたあと前向きになれているように感じられてよかった。五章で遠矢が衣麻に話した昔話が話が進むにつれて真実だとわかる仕様が切なく感じた。自分の恋を押し殺してでも彼女を救いたい、そう思わないならそれは恋じゃない。それが彼が国家執事を続ける意味ならなんて献身的な想いなのだろう。

  • k

  • 貴族邸の茶飯事第二弾。
    表紙が夏の王子、海宮晴で、今回のキーパーソンは花屋敷 遠矢。
    彼が執事になった経緯は、女性恐怖症。
    彼がトラウマを克服するきっかけになったお嬢様の持つ、シンデレラコンプレックスは男性恐怖症。
    お互いに近づけないまま続く二人の小さなやり取りに、首を突っ込む衣麻と拳正。
    男性恐怖症の彼女を怖がらせまいと、彼女に会うことを拒む遠矢に、勇気を出せと叱咤する拳正。
    難解で複雑な乙女心はさっぱりだけど、本能的に真の事をかぎとった拳正の一言で、遠矢は無事彼女の男性恐怖症を克服するための第一歩となることができた。
    国家執事は恋をすることが許されず、彼女が男性恐怖症を克服した際に遠矢は彼女の元から去らねばならないのが掟。

    ただ、せっかく遠矢にスポットライトを当てたのに、彼らの洗練された物腰や言葉使いがなんとなく話の盛り上がりを穏やかにしてしまうのか、グイグイ引き寄せられる感じではなかったかな。
    どちらかというと衣麻と拳正の緊迫感のあるデート待ち合わせの方が面白かったかも。

  • メルヘンなんですけど…好きですね。こういうの。

  • 本気度がすごい

  • 20140525

  • ☆3.2
    1巻で新しく執事に加わった真坂。古武術の修行をしていてものすごく強いキャラクター設定だけど、修行期間10年かよ!そんなもんかよ!!そんで人を突き飛ばした描写が(加減したとは言え)「1mも吹っ飛んで」って!!1mくらい私でも吹っ飛ばせるわ!!って本編と全然関係ないところが妙に気になっちゃいました、すいません。私は海宮晴のような執事にちゃんと怒られたいです♡

  • 国家執事達のお話、第二段。

    相変わらずの執事達ですが、執事見習いは見事お嬢様の心に近づいているようにかんじました。

    今回は、執事の過去が少しずつ明かされます。


    前作と変わらず、あの手この手作戦。

    う~ん、きっと表紙が春夏秋冬を模したあだ名で呼ばれている執事達になっているということは、きっと4作目までは出す予定なんでしょう。

    そして、結末が気になるからついつい読んじゃう。
    作戦にはまった気がします。

  • 鴨川と執事はそんなに関係ないけれど、すんなり。
    一つ一つの小説がそんなに長くないからとても読みやすいです。

    恋愛とは、やっぱり独りよがりではなく、相手がいてこそ。
    だから、思いやったり気遣ったりできるはず。
    まさしく執事たちの言う「愛」なんでしょうな。

    自分の恋愛をとるか、相手の幸せをとるか。
    いつも苦渋の選択だな、、。

    続いてほしいな、この作品。

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著者プロフィール

福井県出身。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫にてデビュー。『マリシャスクレーム』『鴨川貴族邸宅の茶飯事』『舞妓さんと怪盗大旦那』など著作多数。小学校入学までを石川県金沢市で過ごす。東京に出て作家デビュー後、とある事情から京都に移り住む。現在は長野在住。

「2017年 『装幀室のおしごと。 ~本の表情つくりませんか?~ 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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