ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

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著者 : 三上延
  • アスキー・メディアワークス (2013年2月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914277

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ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • ベストセラーのビブリア古書堂も4冊目。
    短編連作だったこれまでと違い、一作でまとまった長編になっています。

    というのも前もって知っていたし、ドラマの最終回で、事件のあらましは先に見てしまったんですが。
    江戸川乱歩がテーマというのはやはり楽しいですね。
    作品を紹介しながら、謎解きが展開。
    少年探偵団の一作目「怪人二十面相」が昭和11年に書かれたとは!
    (二・二六事件の年だそう)
    大輔ならずとも、そこまで古いとは驚きます。
    その後、手直しもしつつ発行されていたので、子供が読んでも違和感がさほどない内容になっていたよう。

    江戸川乱歩のコレクションをもつ姉妹から、依頼が来ます。
    慶子という姉のほうが鹿山明という邸宅の持ち主の愛人だったらしいが、当主が遺した金庫が開けられないという。
    そこには大事な品が入っているという遺言だったのだ。
    それはもしかしたら、乱歩の直筆原稿?!

    鹿山明の家族は鎌倉に愛人がいて別邸があったことを知らなかったようで、連絡しても相手にされないという。
    そちらに出向いた栞子は、鹿山氏の生活にあった隠された意味を見つけ出します。
    鹿山明と慶子は、栞子の母・智恵子と取引があったのだった‥

    ヒトリ書房の店主・井上も、この鹿山家と意外に深い関わりがあるとわかり、急に人間味があるように見えてきます。
    栞子の母親には、昔ひどい目にあわされたっていうことなのね^^;

    主役級の人物は俳優さんとけっこうイメージが違うので、微妙にだぶるけど~別な世界。
    10年も失踪していた母親・篠川千智恵子がいきなり登場。
    ミステリアスな雰囲気は、小説のほうが濃厚です。
    金庫を開けるのを手伝うと言い出すのだが‥

    なぜ家庭を捨てたのかはまだ謎だけど~妹の文香は素直に会いたがり、意外にあっさり受け入れる。
    栞子のほうが、本質的には母親に似ているんでしょうけど、怒りを抑えられない。

    母親はなぜ突然現れたのか?
    栞子の気持ちはどう動くか。
    そして大輔と栞子の仲は‥?
    それなりに進むので、ほんわりと嬉しい気分に。
    物語は後半へ進むようです。

  • 探偵小説が好きだ。でも猟奇的なものは苦手だ。
    だけど横溝正史は好きだ。なのに江戸川乱歩は苦手だ。

    いや、苦手というのも少し違う。
    おもわず目を覆いたくなるような描写があるにもかかわらず、覆った指の隙間から、そおっと覗き見てしまうような抗い難い魅力。

    横溝正史は好きだと言えるのに、江戸川乱歩が好きというのは何となく憚られる背徳感。
    自分の中の微妙な線引き。

    将来なりたい職業は探偵だった。
    それが無理ならスパイか泥棒だった。
    幼い頃の話だ。全く子供である。
    将来の夢は『仮面ライダー』もしくは『プリキュア』
    それと同じだ。

    ミステリマニアの方々のように、ドイルと乱歩の洗礼を受けた子供ではなかったが、学習雑誌に載っている推理クイズが大好きで、ダイイングメッセージや消える凶器にわくわくしていた。
    チェックの鳥打ち帽をかぶりパイプをくわえ、大きな虫眼鏡を片目にぎゅっと押し付け足跡をたどるイラストが、僕の探偵のイメージだった。
    浮気調査のために旦那のパンツにスポイトで試薬を垂らすのが仕事だとわかっていたら憧れたりはしなかっただろう。

    『ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜』

    今回、目次のタイトルになっている本はすべて江戸川乱歩。

    『孤島の鬼』
    『少年探偵団』
    『押絵と旅する男』

    新刊なので内容に関しては詳しく触れないが、多面性を持つ乱歩の作風の如く、稚気に富んだわくわくするような感覚とぞっとするような手触り、そしてあっと驚く展開が味わえるだろう。

    まさに新章開幕といった感じである。

    毎回思うことだが、取り扱われる古書のテーマがうまく物語にフィードバックされている。
    普通に読んでも面白いが、今回は比較的入手しやすい本ばかりなので予習をしておくともっと楽しめるだろう。
    さらっと流してしまいそうなメタファーにも気づいてほくそ笑むかも知れない。

    震災の影響が色濃く反映されているのが印象的だった。
    物語の中の時間も確実に進んでいる。そして人も成長している。

    「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」

    もう4巻を読んでしまった。5巻が待ち遠しい。
    なんて物語に耽溺している僕だけが、学習雑誌のあの頃から成長が止まっている。

  • ビブリア古書堂シリーズ、第4弾。

    鎌倉のお屋敷に、江戸川乱歩の膨大なコレクションがあった。
    これを譲る代わりに、金庫を開けてほしいという依頼者。
    金庫の鍵の在りかは?暗号の謎は?金庫の中身は?
    栞子さんの母親、智恵子さんも姿を現して・・・。


    江戸川乱歩というと、ポプラ社のシリーズを思い出す。
    市の図書館にずらりと並んでいた。
    私はその本棚を通り抜け、アルセーヌ・ルパンのシリーズを
    借りまくっていた。
    小学5年生の頃だったと思う。
    江戸川乱歩の本の表紙にはおどろおどろしさを感じ、手に取ることは無かった。
    それに比べてルパンの方はハンサムな青年や
    品のある紳士が表紙を飾っていて、随分洒落ていた。
    毎週、自転車で図書館に行って最初にルパンの本棚を目指し、
    まだ読んでいない本を探すのが、本当に楽しかった。
    冒険。友情。悪い奴に屈せず、弱きを助ける。決して人を傷つけない。
    とにかく、カッコイイ!
    本の中の人物に、恋心を抱いた最初の人でしたね、ルパンは。

    小学生の頃は、ひとつのものに執着して読むことが多かったように思う。
    一通り読んだら、憑き物が取れたように次のカテゴリーに移ったけれど、
    今でもルパンには愛着がある。


    そんなふうだったから、子どもの頃は名探偵になろうと決めていた。
    「探偵入門」だの、「君は名探偵」だの推理クイズを好んで読んだ。
    ああ、懐かしい。
    乱歩も読んでいたら、ビブリア4も、もっと楽しさが増したんだろうね。

    さて、本編に戻ると・・・。
    栞子さんと母親、母親と妹、文香。
    それぞれの過去から現在に至る感情の変化が読み取れる。

    「本当に、大きくなったわ・・・文香は」
    やがて、しみじみ言った。(P228)

    そう言った智恵子さんは、文香ちゃんが冷静さも備えながら、
    まっすぐ素直に育ってくれたとしみじみ感慨深かったことだろう。
    それと比べると、栞子さんの頑なさはどうだろう。
    よく似たもの同志、母親対して割り切れなさや許せない気持ちを隠せない。
    けれど本を愛するが故、惹かれてしまう気持ちもわかるから
    きっと恐ろしさも感じているのでは。

    人は良くも悪くも、最小の社会である家族の影響を大きく受けている。
    最も近いのに客観的になるのは難しい。
    栞子さん、いつか素直に認め合えるといいね。
    本当は離れていた10年も惜しいのでしょう。
    きっと最も分かり合えるはずの2人なのにね。

    ところで、サブタイトルの「~栞子さんと二つの顔~」の解釈は・・・?

  • ビブリア古書堂第4弾は長編、題材は江戸川乱歩。
    子供の頃、少年探偵団シリーズは夢中になって読んだ覚えがあります。

    不思議とその内容まではあまり思いだせないのですが。。
    その他、マガーク探偵団やズッコケシリーズ、ルパン、ホームズなど。

    で、今回は栞子さんの母親が本格的に登場、伏線が伏線を呼びます。
    初の長編でしたが、長さを感じずに一気に読了しました。

    何かを大事に思うこと、それは執着の裏返しでも、と。
    人はそれを得るためであれば、全てを投げ打つこともできるのでしょうか。

    物語も後半に入ったとのことですが、、ふたりの関係も徐々に。

  • ビブリア4冊目。
    今回は1冊の長編でした。
    この回にてお母さんの智恵子さん登場。
    栞子さんの本に対しての知識ってすごい!と
    思ってましたが、母はさらにすごいし、なかなかのやり手。

    今回は栞子と、五浦くんの恋の進展も?!
    まぁカメが歩いてるかのような、ゆっくりな進展ですが・・
    恋に関しては全く鈍感な栞子さんが何ともかわいいです。

    江戸川乱歩は、幼心に怖いイメージしかなく、未読。

  • 謎めいた依頼を受けて鎌倉の古い家に出向いて行った大輔と栞子さん。
    出迎えた車いすの女性は、今は亡き江戸川乱歩コレクターの愛人で、遺された金庫の鍵を開けてくれた者に、乱歩の膨大な蔵書全部を譲るという。
    謎に挑む栞子さんの前に、10年前に失踪した母が現れる…

    乱歩といえば、大ミステリー作家で、コナンくんの名前の由来。
    という、「知識」と呼ぶにはおこがましすぎる前提知識しかない、乱歩にどつかれそうな私ですが、乱歩の作品がモチーフになっている謎が提示される、乱歩一色の第4巻も楽しめました♪
    (もちろん、乱歩に関する知識がある程度あった方がもっと楽しめるのだと思いますが…。)
    乱歩の作品だけでなく乱歩自身についての薀蓄もいっぱいです。

    今回、ついに実物の母が登場です。
    栞子さんよりクールで薄情なイメージの母だけれど、でもこの二人似てるよね…!
    二人で乱歩に関する会話をしているときなんて、(栞子さんには不本意ながら?)活き活きしているのが伝わってきて。
    栞子さんの母への嫌悪感は、子供を捨てて家を出た母への憎しみもあるだろうけれど、同族嫌悪も含まれているのだろうなぁ。

    恋愛も動きだしました。
    「乱歩<五浦+母への抵抗感」という微妙なパワーバランスを見せた栞子さんだけれど、栞子さんの五浦への気持ちはどれほどなのかなぁ。
    今はまだ、「乱歩>五浦」なんじゃないかな、と思ったりも(←酷?笑)

  • 海老茶色の布地の背表紙「鉄仮面」が初めての江戸川乱歩。
    母が誰からかもらったもので、なんと途中頁が抜けていた。一番緊迫したシーンで。
    それでも手放せず今も実家に眠っている。というのを思い出して読みたくなった。(読んでみたくて検索したらヒットしない。タイトル違うのかも)
    大好きな「少年探偵団」のシリーズが盛りだくさんの今回。自然とにやけて手にとりたい欲望に駆られる。
    黄金仮面のマスク、BDバッジ、秘密の隠し場所、暗号。
    くうう。

    グイグイと話が前進してきた。
    あの母が現れて、大輔と栞子の間も近づく。
    ヒトリ書房の主人や志田さんの過去も描かれた。
    いよいよ終盤かな。

    実家で見てみたら「地獄の仮面」だった。

  •  1巻から3巻は、一話完結形式で書かれていて、それはそれで楽しめたのですが、4巻は長編。しかも、1巻から3巻が、この巻の伏線になっていて、長編なので構成も凝っていて、それはそれは楽しめました。


     鹿山渉が栞子さんに言い寄ろうとした際に、栞子さんが彼に言い放ったセリフがよかったです。
     
     「私とデートした場合、昔の本のそれぞれの作品の読みどころ、執筆・刊行された時代状況、装丁や挿絵の特徴、現在の古書価について、いくらでも、10時間くらい話し続けるけどいいですか」
     わあ。かっこいい。栞子さんだから言えるセリフです。
     そして、古書について、何の知識もありませんが、その話を聞きたいと思っている私がいます。


     これでビブリアシリーズは折り返し。まだまだ栞子さんと大輔くんに寄り添えるなんて、嬉しい。
     続きが楽しみでたまりません。

  • いつもの短編ではなく、江戸川乱歩の薀蓄が詰まった、
    シリーズ初になるのかな?長編作品。

    乱歩作品は一つも読んだことがないけれど、
    流石に名前を知ってる本もちらほら。
    これをきっかけに読む人も多いのだろうなと思う。

    栞子さんのお母さんもなかなかのインパクトを持って登場し、
    また一つ謎を残していく。

    少しずつ縮まっていた2人の距離にもまた変化があり、
    そろそろ終わりなのかと思いきや、まだこれから後半だとか。

    引き続き追いかけたいと思います。

  • 今回は、江戸川乱歩の特集のようだ。全編を通して、乱歩作品がところどころに登場してくる。そして、乱歩作品の謎が、本編の謎となる。「うつしよ」の乱歩のあの言葉は、まさに物語にしたような構成であり、登場人物の配置がよくできている。
    母、智恵子が現れる。江戸川乱歩の蔵書についての謎と、売りたいという依頼。智恵子の過去とヒトリ堂との関係、それ以前の子ども時代、そして恩人である父と、娘との(本を解した)結び付きが明らかとなっていく。乱歩作品のトリックを巧妙に使いながら話は進んでいくが、人間の持っている心理については表現していない。現世の欲望を示しつつも、心が現れないところが、物足りなくも、面白いところ。やはり、原作を越えられないのだろうか?

    それにしてもこの作品をなぜ選んだのか?

  • シリーズ第4弾にして、1冊まるごと乱歩をテーマとした長編構成、これだけで心奪われてしまう。初期短編から幻想小説的中長編、さらに少年探偵団のジュブナイルと、乱歩を様々な角度から掘り下げてる。それほどの知識を要するものでもなく懐かしさと新たな知識をいただく興奮とで一気に読ませる。今回も面白かった、そして続きが非常に気になり5弾が待ち遠しい。

    物語のシリーズ構成として今回は大きな変化が冒頭から訪れる、ヒロイン栞子さんの母親篠川智恵子のいきなりの登場である。理由なき失踪を遂げた母親の足跡を辿る、人探しサスペンスの展開を自分的に予測していたのだが、あっさり裏切られた。ヒロイン栞子さんの事情もあり感動の再会にはならなかったが、妹文香にはよかったようである。乱歩以外で紹介された「旅の絵本」には強く惹かれた。

    それにしてもライバル的ポジションとして母親を登場させるとは思わなかった、ヒーローorヒロインが超えるべき壁として肉親が登場するのは物語の定説ともいえる展開だろうが、主に父親じゃなかろうか?母親超えの物語は思いつかない。古書に関する知識も、推理洞察力も、さらに対人交渉力も全てにおいて母智恵子は娘栞子を凌駕している。そこに関わるのが乱歩と来ると行間漂う緊迫感も過去3作品を超えていたであろう。開かずの金庫の中身が~であろう、というくだりは鳥肌ものだった。

    古書という共通項を持つ母娘にとって先立つ感情は近親憎悪的激しいもののようだ、しかしながらヒロイン栞子さんは意識している、己以上の見識を持つ母との、古書を間におく邂逅の恍惚を…ラストにおいて、その禁断の果実を食むとする栞子さんを呼び戻した大輔、よくやった!と褒めてあげたい。

    母親の秘密も気になるが、やはり大輔の勇気の結果が気になる。

  • 江戸川乱歩って小学生の時図書館で「少年探偵団」とか「怪人二十面相」とか借りてワクワクしながら読んだなぁー。
    あと明智小五郎が出るドラマも楽しみやった!

    でも大人になってからちゃんと江戸川乱歩って読んだかしら?
    今度ちゃんと読んでみよう。
    春陽堂書店の文庫の表紙の絵がおどろおどろしくていいな。

    今回はまるまる一冊江戸川乱歩。
    乱歩小説さながらに、いろいろ仕掛けが・・・
    小学生のころを思い出してワクワクしながら読んだ。

    ついに失踪中の母親登場。
    栞子さんと大輔くんとの仲もいい感じに進展してきてるし、
    いつまで続くんだろ?

  • シリーズ4冊めにして初の長編、らしい。
    とはいっても、今までの作品も短編とはいうもののちょっとずつ繋がってたので
    さほど違和感は感じなかった。
    というより、言われて初めて「長編だったんかこれ!!」と気づいたくらいで(爆)。
    江戸川乱歩に纏わる連作短編、という括りでも通じるような気がする。

    謎だったお母さんがとうとう姿を現す。
    伝聞で語られていたよりもさらに一筋縄ではいかない印象である一方で
    最後まで読むと彼女の悪役感が若干覆されるつくりになっていた。
    それでもなお篠川智恵子という人に胡散臭さと嫌悪感を持ってしまうのは
    大輔の視点で、或いは栞子の視点で話が進むからだろうか。

    最後の最後で覆されるのは智恵子の悪役感の他にもいくつか。
    実際の黒幕が判って、栞子さんが謎解きをしたときに
    今回の題材が江戸川乱歩だった意味が判った気がした。
    3巻で決着がついたと思われていた事実も覆ったのには驚いた。
    まさか繋がっていたのが妹ちゃん以外にも居たとは思わなんだ。

    謎解きと篠川家の話に加えて、今作は大輔くんの成長振りにも目を見張る。
    前からこんなに記憶力のいい人だったっけ???
    記憶力もさることながら、空気を読んで行動することも異常に上手くなった。
    篠川母子の洞察力に肉薄するのもそう遠い日ではなかったりして。
    そして、よくぞ言ってくれました!!!(笑)
    相変わらずの栞子さんの鈍さも萌えポイントとして健在か(爆)。
    なんだかんだ言ってお似合いなんだよなこのふたり。
    栞子さんもなんだか思わせぶりだし。

    小学校4年生(だったと思う)で初めて学校の図書室に足を踏み入れた頃
    最初に食いついて貪るように読んだのが
    『怪人二十面相』と『怪盗ルパン』のシリーズだった。
    既に内容は何ひとつ覚えていない(爆)けれど
    この話に出てくる鹿山さんやヒトリ書房の店主のように
    自分にとっても最初に推理小説といえるものに触れたのは
    江戸川乱歩だったんだなぁとしみじみと思い出した。
    初心を取り戻す、という意味でもう1回読んでみてもいいかな。

  • 今回は1冊まるごと「江戸川乱歩」
    おもしろい。母と娘が対峙する。
    まるでスターウォーズ ルーク対ダースベイダーのようw

    お話は...
    ビブリア古書堂にもたらされた謎めいた依頼。
    それは江戸川乱歩の膨大なコレクションを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと依頼だった...

    「江戸川乱歩」が残した本、謎に絡めながら、金庫の扉へと迫っていく。
    謎へと迫る中、ヒトリ書房 井上、母、そして大輔さんへの向き合っていく。

    栞子さんと母 智恵子の闘いは緊張感あった。
    栞子さんの前に大きく立ちはだかる越えなくちゃいけない存在として。
    栞子さんの成長を確かめるような振る舞い。

    大輔さんを素直に応援したい!
    必要とし必要とされる2人が幸せな時間を過ごす話は、本に纏わる謎解きと同じくらい読みたい。

    あと「江戸川乱歩」の原作読んだことないんですよね...わたし。
    江戸川乱歩をオマージュしたり原典としたマンガで馴染み深いのですが、まだ読んでない。
    ビブリア読むと、出てくる本を読みたくなります。無性に。

    さて本巻は、母の謎、栞子と大輔さん、大きな余韻を残して終わる。
    次巻早く読みたいな。
    どうやら物語も後半に入っていくようなので結末はどうなるか。


    あとがき...ドラマは観てません。

  • 私は長編の方が印象に残って好きでしたね。
    徐々に、栞子さんと母親の関係というか、母がどういう人物だったのかが分かってきます。
    そして大輔氏と栞子さんとの関係も少しずつ進展していくのがいいですね~。
    4冊めでは江戸川乱歩氏の作品に関する長編だったのですが、私自身、江戸川乱歩氏の作品を読んだことがなかったのがとても残念でした。
    家には姉の書棚に並んでいたのになぁ。
    読んでみればよかったなぁ。

    このシリーズ、あとがきによるともう少しで終わりのようですね。
    と思って検索したらすでに5作目も出ている!!
    読まなくちゃ♪

  • 今回のテーマは乱歩。ということでこれまで以上にのめりこめました。でも知らないことがかなり多くて、目からうろこの連続。乱歩ネタなら、栞子さんの話もずっと聞いていられるかも(笑)。
    暗号にもわくわくしました。古書の隠し場所……さすが。乱歩ファンなら、やっぱりああいうことしてみたいよねえ。
    ようやくお母さん登場ですが。まだまだ不穏な謎も残っている印象です。これからもなおさら気になる。

  • さすがビブリアってカンジ。
    ドラマ見るよりも数倍面白い。
    文章だけで情景が浮かんでくるってすごい!
    いろんな面白い本があるけど、
    ビブリアが一番文章がなめらかで
    どんどん読める。

  • 江戸川乱歩の知識があったらもっと楽しめるのにな~~と!本をネタにした本は大好きなんだけど、原作を読もうとしないのは情けない!頼むから「少年探偵団」とか「怪人二十面相」とかは読みたい!どなたかご一緒しませんか。(笑)

    タイトルの「二つの顔」には色々な意味が含まれているなあと思いました。鹿山明さんしかり、智恵子さんしかり、井上さんしかり。

    みんな好きな人には甘いのね。その形が不器用だったとしても、いつか報われてほしいな、と思いますが、今回はみんな報われている気がします。

    大輔くんはよく押した!いつまでももだもだするような関係でいてほしいのが読者としての感想だけど、大輔くんの奮闘も応援したくなってしまいます(*´ω`)

  • ビブリア4巻。今回は乱歩一色です。
    私が推理小説にハマった江戸川乱歩一色ですよー!!(その割には最近は推理小説をあんまり読んでませんが)
    作者様もあとがきで書いていましたが「江戸川乱歩」といえばだいたいの方が一度は手に取ったことがある小説だと思うんですよ。
    私も小学生の頃にがっつり読みました。少年探偵団。
    でも、今回ビブリアを読んで、乱歩の世界の深さにただただ衝撃を受けました。
    うわぁ。なにこれ、めちゃくちゃ読みたい作品がガッツリっ!
    ああ。とりあえず全部読みたい。
    明智小五郎の話は網羅したい。

    って、本作品に関しての感想から離れてますね。
    正体をあらわしましたね、栞子さんの母。そして大輔さんとの関係も。
    個人的にあまり恋愛を絡めてほしくなかったので(ほんとに個人的に)ちょっとそこは残念な気もしつつ……。意外と手が早いしな。大輔君(笑)
    とりあえずお母さんのキャラがほんとに読めなくて。
    そして意外な人がつながっていて衝撃。そ、そうなのか……!
    実は一巻からすべてがつながっているのもすごくいいなぁ。
    とりあえず今回も面白かったです。
    そしてもう続きが気になるので引き続き読みますよー。がっつりビブリアにハマってます。

  • 母親の智恵子さん、登場。
    けれども、まだ謎めいていて家を出た理由も今ひとつはっきりしないよ。今後、それが明かされていくのだろうか?
    江戸川乱歩の作品タイトルが一杯出てきたなぁ。
    小学生の頃、同じように図書館で借りて読んだよ。
    あの独特の表紙絵にもワクワクしたもんです。
    はぁ、また読みたいなぁ。

  • 今回は江戸川乱歩の古書にまつわる長編です。
    もうすぐ東日本大震災から3年になりますが、作中は震災1か月後の落ち着かない不安定な日常が描かれています。
    そんな中舞い込む母親がらみの依頼は、江戸川乱歩マニアのお宝が眠る金庫の鍵と暗証文字を見つけてもらいたいというものでした。
    いつもながらに古書ネタとそこにまつわるミステリーも興味深くて、江戸川乱歩のゴシックホラーぽい雰囲気(それはむしろエドガー=アラン=ポーか)が、お屋敷やらお妾さんやら隠し棚のある扉などなどの物語のエレメントにマッチしていい感じでした。

    そして、ついに栞子さんの母上登場で、篠川家の因縁もあらわになっていきます。
    栞子さんと智恵子のバトル、怖いよー。ハラハラする。
    最終的にどう落ち着くのだろう。

    そしてそして。
    ついに大輔と栞子のロマンスも?
    いろいろ屈折していますが、どうなるのだろう。
    早く5巻回ってこないかなぁ。

  • ビブリア古書堂4作目。
    乱歩フリークの旧客からの依頼は、所有している乱歩のコレクションを譲る代わりに、金庫を開けてほしいという謎めいたもの。
    調査を開始した栞子たちの前に姿を現したのは、十年ぶりの再会となる栞子の母・智恵子だった。

    今までは短編集でしたが、今回は江戸川乱歩にじっくり焦点を当てた長編。
    ストーリー自体も乱歩作品をうまく取り入れており、乱歩ファンには堪らない出来になっています。
    個人的に乱歩の大人向け短編が大好きなので、乱歩の不思議な世界と一緒に謎が展開されることによって新たな乱歩作品を読んでいるように感じ、すごく楽しめました。

    副題の「二つの顔」とは、『うつし世はゆめ よるの夢こそまこと』という乱歩の言葉にもあるように、コレクターの鹿山や栞子の母の二面性を示しているのでしょう。
    栞子の母は欲しい本はどんな手段ででも手に入れるという、「一線を越えてしまった人」と捉えていたのですが、終盤では普通の母親らしい面も見せ、多面的な、人間らしい立体感を持った像として心に残りました。

    本を間に挟むことでしか他者との関係を成立させられなかった栞子のじれったい恋模様も大きな動きがあり、読みどころが多かったです。

    「物語はそろそろ後半戦」だそうなので、次回作も楽しみです。

  • 今回のが1番好きかも。

    江戸川乱歩もすっごく読みたくなった。
    今まで実は読んだ事なくて。

    大輔くんの思いもドキドキしながら読みました。
    続きも楽しみだな~

  • お母さん登場、そして二人の関係も近づきつつ。ますますこれからが楽しみ!

  • 面白いことは、既に知っていた。読む前から。

    今回は長編。いつものように、色々なバラエティに富んだ作品とエピソードが散りばめられている形式とは異なる。
    違う、という言葉はどこか否定の色が強いので、異なるという言葉にしてみた。どうでもいいけど。

    さて、本作はずばり、あの有名な江戸川乱歩!
    好悪はともかく、聞いたことの無い人は少ないはず、特にこのビブリアのファンなら尚更。
    かくいう自分もそう。少年探偵というか、怪人二十面相が好きだった。

    具体的な内容には触れない。ネタバレは興ざめだろうから。

    ともあれ、一つに言えることはこのビブリアシリーズで、晩年や春と修羅のエピソードが好きな人はきっとハマるはず!
    私は読み始めた途端、寝る時間を削る羽目になった。

    名作と好奇心をくすぐる絶妙な解説。そしてビブリア古書堂そのものの物語が、絡み素晴らしい一つのストーリーを描いている。

    そして、今回は大きな展開が。

    古書にまつわるエピソードよりビブリア古書堂の物語の色が強い印象。


    個人的には、色々な作家の本と人々のエピソードが散りばめられている様が好みだったが、これはこれで面白いと思った。
    好みはあちらなのに、甲乙つけがたいという不思議な気分。

    先にも述べたとおり、晩年や春と修羅などのエピソードが好きな方は、期待して良いと思う。


    ああ、今回も面白かった!
    実に次巻が気になる、そんなエピローグ!

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ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)の作品紹介

珍しい古書に関係する、特別な相談-謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが-。

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)のKindle版

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