Fランクの暴君 (1) ―堕ちた天才の凱旋― (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.47
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本棚登録 : 126
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915304

作品紹介・あらすじ

在籍する生徒の成績は超優秀、あらゆる部活は全国制覇を成し遂げる。夜空に輝く星のような私立七星学園。しかしその実体は、厳格なランク制度と、生徒の容姿までステータス化されるシステムで生徒たちを管理する、別名『弱肉強食学園』。そこは絶対的な強者が支配していた。派閥"アーバンライオン"を率いる、"傲慢"の神楽坂エリカ。彼女を打倒し、『頂点』に立ち、『暴君』として君臨する-。危険な野望を抱いた"堕ちた天才"藤白カンナは、Fランクの教室に居た…。知能と知能がぶつかり合う下克上ストーリー、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 『D、C、E、D、C、B、S』ーーーーーーー


    御影先生の心理ゲームだー! ひゅー!!! となりながら読みました。学園のシステムと心理戦がとても良い相乗効果を発揮して、ワクワクしながら読みました。伏線も割と早い段階で回収してくれるので、サクサク読めました。頭の良いキャラは頭が良い。御影先生の頭脳明晰、冷徹な女傑好き。表紙のメインヒロインが帯に隠れているくだり面白いし、三人の表情が三者三様すぎて面白いです。個人的には佐里さんの今後に期待。

  • どこにも共感できず、天才であるらしい登場人物らの戦いにもはらはらできず、特に見るべきところがなかった。主人公の独白が人は利用すべきもので殺伐しており、潤いがない。かといって弱肉強食な学園の争いにわくわくすることもできなかった。

  • 登録番号:11024 分類番号:913.6ミ(1)

  • 面白かった。
    この人の伏線の張り方好きだなぁ。

  • 空ろの箱と零のマリアの作者御影瑛路さんの新作。
    主人公のキャラがかなり立っていて、頭脳戦もなかなか面白い反面、ヒロインが空気状態。
    萌えが全くないので、ストーリーに集中でき結構先が気になるので読み進め安かった。
    ただ、一巻はプロローグといった感じが否めない。
    コードギアスのような主人公と頭脳戦が好きな方にオススメ

  • 方向性の不透明さがちょっと気になります。

    厨二病要素はありますがメインってほどでもありません。
    謎解き要素は前シリーズに比べてぬるすぎるのでこれもメインじゃないでしょう。
    精神的なふれあいといえばそんな感じはしますが、主人公の性格が難儀すぎてインパクトに欠けます。
    ……まぁそれについては作者自身があとがきで頭を抱えてたので、つまりそういう事なのでしょう。

    本の駆け引きは謀略戦です、全てが計算ずくという訳ではなく、直感による紙一重の判断も多々あります。
    納得こそ出来ますが、計算で嵌めにかかる前シリーズに比べてややご都合主義で、物足りない感は拭えません。
    厨二病をステージに、謎解き要素をもう少し強化してほしいのが本当のところ。

    才能が前提にあるのはまぁ当然として、後は努力という名の立ち回りが全て、そんな感じ。

  • 表紙の悪人ドヤ顔主人公に期待を持って購入。悪人まっしぐら、な主人公かとおもいきやそうでもなかった。
    コードギアスでルルーシュが好きな人なら間違いなく楽しめる。あそこまで規模の大きな話ではないけれども。
    ラスボスだと思っていたエリカ様との関係にはちょっと驚いた。今後彼女がどう関係していくのかも楽しみにしてる

    しかしラスト、予想外の複線でした

  • 厳格なランク付けの行われている学園で,最低のFランクの主人公が下克上を謀る話.悪人道まっしぐらなキャラデザに対して,外道に成り下がることに少し迷ったり,はるか高みにいるヒロインに圧倒されたりと,ふらふらしている不思議な主人公だった.単純なルール上で行われる知略戦はなかなか面白かったけど,決勝戦が気合いだ!的なノリになっていたのは,結局一にも二にも才能が全て,ということだろうか.
    予想外の伏線を残して次巻へ.どう転んでも救いようのない展開にしかならなそうな感じ.

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著者プロフィール

『空ろの箱と零のマリア』『Fランクの暴君』(ともに電撃文庫)『恋する殺人オーディション』(MW文庫)など、多くの著作を持つ実力派作家。

「2019年 『利他的なマリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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