謀王 (メディアワークス文庫 あ 7-3)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 204
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915342

作品紹介・あらすじ

口先で騙り、金も力も愛も手に入れた少年フィッツラルド。ついに王座にまで手をかけた-と確信した刹那、気まぐれな運命は彼を嘲笑う。周辺諸国の謀略に巻き込まれ、その手から王座という宝が零れ落ちたとき、少年は再び死闘の海へと乗り出すことを決意する…。複雑に絡み合った罠、信じていた人間の裏切り、そして忍び寄る暗殺の手。フィッツラルドは果たして、自らを翻弄する運命に、打ち勝つことができるのか-?痛快な時代ロマン小説。

感想・レビュー・書評

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  • 次期国王指名を受けたフィッツラルドは国王就任に必要な大国アル・クオスからの許可状を求めて、老王の死後内戦状態に陥ったアル・クオスへ入る

    死んだはずだったジェスタのルウェウス王子がアル・クオスで王妃の側近として騒乱の糸を引く

    ルウェウスの表舞台復活阻止のためジェスタの王女リズと婚約を解消、リズがジェスタ王女就任となる
    信頼した部下の裏切り

    ローデンのフィッツラルド、アル・クオスのヘイグル、ジェスタのリズ3人の若き王が誕生

  • 王になるには様々な障害があって簡単には行かないものの、フィッツラルドがいつも冷静なので大船に乗った気で入られる(笑)。しかしローデン国って、まだまだ王様若いのに息子に譲位しちゃうんだね。すると在位期間短いなぁ。口出ししたくなるよねえ。面白いから早く続きを読みたいのだけれど、そろそろ2年になるのよね。続きはまだかな?

  • 2014/07/17
    移動中

  • 泥仕合の始まりですね。とりあえずリズとフィッツラルドは同盟を組むのかなーとか未来を予想したり。なかなか入り組んでました。

  • 口先で騙り、すべてを手に入れたフィッツラルド。ついに王座にまで手をかけた―と確信した刹那、周辺諸国の謀略に巻き込まれ、少年は再び死闘の海へと乗り出すことを決意する。

    相変わらず、堅実で面白い小説でした。
    魔法もない、無償で捧げられる忠誠も協力もない。ですが、痛快でなぜか達成感も味わえる小説です。
    フィッツラルドは内面も(外面も?)美しくないヒーローですが、狡猾さが読んでいて非常に面白い。本当の玉座の主ってこういう感じなんだろうな、と思いました。

  • 「騙王」は話に引き込まれて一気に読んでしまったので、早速続編の「謀王」を読み始める。

    王子・と高利貸し・セドリックとの腹芸を書く時が著者は一番筆が乗ってる気がする。

  • 前作で見事、王の座を勝ち取ったフィッツラルド
    滞りなく戴冠式を迎え、ローデンの王となるはずだったが
    王の即位に必要とされる
    大国からの許可状に「不備」があり——





    面白かった!
    あの手この手で相手を言い含め
    謀り
    着々と目指すべき道を詰めていく様は
    読んでいて気持ちがよかった

    堅実っていいねぇ←

    ただなんでヘイグルがあんな衝動を抱えてラストに至ったのか…

    リズのことは残念だったなぁ

    続編があるっぽい
    期待

  • なんだか面白そうだったので購入。
    見た目普通でぱっとしない王子様が智力でのし上がるお話。これが1巻かと思ったら2巻だった。後で1巻の方も読んでみたい。
    お話に派手さはあまりない。淡々と進んでいく。だけど、読んでると面白い。言葉で渡り合う姿勢がかっこいい。ここが特に面白い!っていう場面は挙げられないんだけど、全体を通して主人公の姿勢がブレないのが素敵だった。

  • 続きが欲しいよ!っていってたら、続きが出てくれて狂喜乱舞しました。ヽ(=´▽`=)ノやったー!!!是非第三弾も!第三弾も希望します!!

  • 王子とリズの関係が好きだっただけに最後の展開は衝撃だった。

    前巻よりも他国が大きく関わってくるけど、実質が人と人との戦いだという部分はかわってない。
    今後の彼らが何を考え、何と戦い、どう生きるのかが楽しみになってきた。

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著者プロフィール

1982年生まれ。福島県出身。東京都在住。著書は『騙王』『謀王』『依頼は殺しのあとに』『ショコラの王子様』(いずれもメディアワークス文庫)など。

「2016年 『非モテなオレが5日間でヒロインと出会うまで 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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