- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915588
作品紹介・あらすじ
親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。夏休みの間だけ身を寄せることになったのは、横浜に住む、会ったこともない伯父の家。勇希が恐る恐る訪ねると、意外なことに、その伯父は可愛いカフェのオーナーをつとめていた。同居するにあたって、勇希が約束させられたのは-「魔女の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」不思議なカフェを舞台に紡がれるのは、ハーブティーをめぐる、心癒される物語。
感想・レビュー・書評
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幸せすぎて泣きたくなるのは、久しぶり。
終始ちらついたのは「西の魔女が死んだ」。
人間の世界ってのは生きづらくて、そりゃそうだけど。
彼女らのように浄化してもらえる場所や、自分で立ち上がっていく強さのない人間はこういう作品で一時の安らぎと、また明日から現実世界に立ち向かう勇気を分けてもらう。有難い、大好き。でも羨ましくて、少し嫉妬する。
私にも魔女になれる力があれば良いのに。魔法使いみたいにかっこいい叔父さんや恋人がいればいいのに。なんて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親族から煙たがられている主人公と「魔法使いのハーブカフェ」を営むマスターと、そこにやってくる癖のあるお客さんたちとのお話。
とても優しくてあたたかい空気がずっと漂っている小説でした。
ハーブティーを飲んだり、ハーブのお菓子が食べたくなります…!
ファンタジーものなのかな?と思っていましたが、良い意味で裏切られたと思います。
「魔法」とは…?この本での答えが私は大好きです。 -
ハーブの勉強しながら本書くとか字面だけだとかなり優雅。私も行動しなきゃ。指一本動かせないからね。
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ハーブ(やたまに果実)を題材に、関わる人間とのドラマが繰り広げられる。
最初はおどおどとしていた主人公が最終的に自分の意思を伝えられるようになるのは素敵だった。
マスターがとにかく良い人すぎる。
また、主人公を取り巻く人々も基本的には善人が多い。
ハーブティーを飲んだり、ハーブを育てたくなる物語です。
これはいつかアニメ化するかな。
マダムの正体や、先代が何者かなど…まだまだ掘り下げて欲しいところがたくさんある。 -
読んでてふと「西の魔女が死んだ」を思い出した。癒しな本でした。てか、出てくる先生が心理カウンセラー並みに、言葉かけ上手すぎる。
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大好きなフォロワーさんが、最近元気がなかった私に、元気が出るようにって貸してくれた小説。
ほっこり癒されると同時に、今までの生い立ちの悲しかった出来事の全てを優しく抱きとめてもらってるような、そういう感覚になりました。先生の教えのように、何か事件があっても一旦飲み物を飲んで落ち着けるようにしたい。勇希ちゃんのように、最終的に皆が幸せになれるよう祈れる人でありたいと思いました。
ハーブティーとアロマ、ちょっと勉強してみたくなった。 -
すっかり、魔女とハーブティーに魅了されてしまった・・・
素敵な小説だったなぁ~-
「魔女とハーブティーに」
魔女と薬草は切っても切れない仲ですから、、、しかし可愛い表紙ですね。「魔女とハーブティーに」
魔女と薬草は切っても切れない仲ですから、、、しかし可愛い表紙ですね。2014/05/10 -
2014/05/11
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すごくほっこりして、最後には涙を我慢するのに精一杯になってしまうくらい素敵な話。
有間カオルさんの他の作品も読んだことがあったがそれとは作風がちょっと違って、私はこの話が好き。
勇希と先生の今後の生活も読んでみたい!
と思える作品だった! -
ライトノベル的な表紙絵が、読むのをためらわされましたが、中身は案外普通でした。幼少期からつつましく生きる事を余儀なくされた主人公なのに、けなげにまっすぐ育っていて安心して読めます。ハーブの蘊蓄とかはさほど専門的でもないので、お仕事小説な部分をあまり気にせず読めました。
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親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。夏休みの間だけ身を寄せることになったのは、横浜に住む、会ったこともない伯父の家。勇希が恐る恐る訪ねると、意外なことに、その伯父は可愛いカフェのオーナーをつとめていた。同居するにあたって、勇希が約束させられたのは「魔女の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」。不思議なカフェを舞台に紡がれるのは、ハーブティーをめぐる、心癒される物語。
あらすじで「かわいそうな少女」という演出にちょっと抵抗を覚えたのですが、それなりに幸せをつかんだ主人公にほっとしつつ・・・ハーブってクセがあって苦手なんですけど、すごくおいしそうな描写で飲んでみたくなりました。魔法とか書いてありますが、あんまり魔法じゃなかった気がする。言葉の不思議な力、という感じです。先生の過去や人柄も影響してるんだろうな。ほんわりしたお話で、ちょっと物足りないと思ってしまうひねくれ者の私です。しかしこのカフェ、どうやって生計たててるんだろう・・・。 -
タイトルと表紙に惹かれて。
いろいろなことが作用して今に繋がってる。
ハーブや言葉なんてものが魔法の要素。けれどそれを使う人によって効果の大きさは違う。 -
表紙とタイトルに惹かれ読みました。
クセのある人がたくさん登場する、
読みやすいお話でした。
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タイトルの「ハーブティー」に惹かれて読み始めたが、ハーブティーの説明や描写が魅力的なだけでなく主人公と先生、そして個性的なキャラクターたちが織りなす物語に心が温まった。
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ザ・魔法!という魔法が出てこないところがとても良かった。
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ビブリア古書堂の事件手帖を閲覧した人へのおすすめで知り購入。霧のむこうのふしぎな町を読んだ後のような感覚が残るお話。
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抹茶ビブリオバトルで紹介された本です。
チャンプ本
2019.12.22