魔法使いのハーブティー (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1624
感想 : 146
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048915588

作品紹介・あらすじ

親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。夏休みの間だけ身を寄せることになったのは、横浜に住む、会ったこともない伯父の家。勇希が恐る恐る訪ねると、意外なことに、その伯父は可愛いカフェのオーナーをつとめていた。同居するにあたって、勇希が約束させられたのは-「魔女の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」不思議なカフェを舞台に紡がれるのは、ハーブティーをめぐる、心癒される物語。

感想・レビュー・書評

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  • 幸せすぎて泣きたくなるのは、久しぶり。
    終始ちらついたのは「西の魔女が死んだ」。

    人間の世界ってのは生きづらくて、そりゃそうだけど。
    彼女らのように浄化してもらえる場所や、自分で立ち上がっていく強さのない人間はこういう作品で一時の安らぎと、また明日から現実世界に立ち向かう勇気を分けてもらう。有難い、大好き。でも羨ましくて、少し嫉妬する。
    私にも魔女になれる力があれば良いのに。魔法使いみたいにかっこいい叔父さんや恋人がいればいいのに。なんて。

  • 親族から煙たがられている主人公と「魔法使いのハーブカフェ」を営むマスターと、そこにやってくる癖のあるお客さんたちとのお話。
    とても優しくてあたたかい空気がずっと漂っている小説でした。
    ハーブティーを飲んだり、ハーブのお菓子が食べたくなります…!
    ファンタジーものなのかな?と思っていましたが、良い意味で裏切られたと思います。
    「魔法」とは…?この本での答えが私は大好きです。

  • ハーブとか魔法とか、大好きな分野です。
    あと、久々に単行本を読むので軽く読めました。
    設定はありがちですが、端々のハーブ講義が楽しかったです。主人公目線なので、大袈裟に感じる効果もあっただろうなと思いますが、取り入れやすいハーブ知識でした。あまり専門的ではない、と同義かもですが。

    ラベンダーティーの色のためのブレンドとか、なるほどと。
    あ、マスターの料理は食べてみたいです。

  • ハーブの勉強しながら本書くとか字面だけだとかなり優雅。私も行動しなきゃ。指一本動かせないからね。

  • こういう温かくて丁寧な暮らしをしてみたい。
    ハーブに興味がわいた。
    話も好みなのだが、登場人物が出てくるとき性格が悪すぎるw、そこが少しもやもやする。

  • ハーブ(やたまに果実)を題材に、関わる人間とのドラマが繰り広げられる。
    最初はおどおどとしていた主人公が最終的に自分の意思を伝えられるようになるのは素敵だった。

    マスターがとにかく良い人すぎる。
    また、主人公を取り巻く人々も基本的には善人が多い。

    ハーブティーを飲んだり、ハーブを育てたくなる物語です。
    これはいつかアニメ化するかな。

    マダムの正体や、先代が何者かなど…まだまだ掘り下げて欲しいところがたくさんある。

  • 魔法使いは基本的に好きだから買ってしまった。でもどかーんとかきらきらな魔法はなくて気持ちの切り替え方をそっと示してくれる魔法って感じ。ちょっと気持ちが疲れたら読み返したくなる。
    あと月が神秘的なよい雰囲気ででてくるからよりよい。
    言葉使いがとても好きで素敵。

  • 読んでてふと「西の魔女が死んだ」を思い出した。癒しな本でした。てか、出てくる先生が心理カウンセラー並みに、言葉かけ上手すぎる。

  • 表紙から期待してたらまあまあ面白かった

    母親が死んじゃって依頼親戚の家を転々とする14歳の女の子
    夏休みだけ伯父さんにお世話になることになったらそのおじさんは魔法使いで。。って話

    ハーブがいっぱい出てきてお茶とかクッキーとか
    ハーブティーのみたくなるなる

    出てくる人がみんな(じゃないけど)いい人(最終的に)でなごむ
    おじさん超なごむ
    包容力~!!

  • 大好きなフォロワーさんが、最近元気がなかった私に、元気が出るようにって貸してくれた小説。

    ほっこり癒されると同時に、今までの生い立ちの悲しかった出来事の全てを優しく抱きとめてもらってるような、そういう感覚になりました。先生の教えのように、何か事件があっても一旦飲み物を飲んで落ち着けるようにしたい。勇希ちゃんのように、最終的に皆が幸せになれるよう祈れる人でありたいと思いました。

    ハーブティーとアロマ、ちょっと勉強してみたくなった。

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著者プロフィール

有間カオル (ありま・かおる)
『太陽のあくび』で第16回電撃大賞メディ アワークス文庫賞を受賞しデビュー。
他に『 魔法使いのハーブティー 』、『 招き猫神社のテンテコ舞な日々 』( KADOKAWA )、 わすれな荘シリーズ ( 角川春樹事務所)、『気まぐれ食堂 神様がくれた休日 』( 東京創元社 )、『 青い花の下には秘密が埋まっている 四季島植物園の静かな事件簿 』(宝島社) など 。

「2022年 『氷住灯子教授と僕とYの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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