リリーベリー イチゴショートのない洋菓子店 (メディアワークス文庫 お 3-1)
- アスキー・メディアワークス (2013年3月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915779
作品紹介・あらすじ
「みなさんには、ケーキのように愛おしい宝物はありますか?」-大切な想いが込められたものには、必ず他人を魅了する力があるといいます。女子大生・中屋明海が訪れた噂の洋菓子店「リリーベリー」は不思議な店でした。一年間限定開店、店に置かれるケーキは一日一種類のみ、そして、スイーツの主役であるイチゴショートがないこと。そんな店に疑問を抱く明海でしたが、ある事件をきっかけに、問題の店のパティシエ兼青年店長・竹下望と一緒に働くことになってしまい…!?一軒の洋菓子店に纏わる、愛おしい物語。
感想・レビュー・書評
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美味しそうなケーキとハートフルストーリーと甘酸っぱい恋愛、みたいな。王道。よかった。
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ジャケ買いした本。最近、ジャケ買いしてしまう本が増えているのはあるが…。パン屋さんとかケーキ屋さんの物語は、とても好き。目に入ったら、すぐ読みたくなる。
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「春の章「期間限定開店」」
たった一つしかない商品。
経営について何一つ教えられないまま逝ってしまったら、どれだけ頑張ったとしても維持するのは難しかったろうな。
「夏の章「りんごのあめの大きいの」」
望む商品は一体何なのか。
妥協できないのはプロとして素晴らしい心がけではあるが、収入と支出の計算が出来なければ商売としては失格だろ。
「秋の章「乙女の餅心」」
長年の想いにさよならを。
初めての気持ちに戸惑いながらも伝えた矢先、答えは簡単なようで難しい問いを出されたら正解か分からないだろう。
「冬の章「聖夜のプレゼントを」」
知人たちから聞いた話は。
あまりに突然の別れは悔やむ事だらけだっただろうが、初めて知る話や想いを聞くことで一歩踏み出せたのだろうな。
「最終章「白い心」」は
立ち止まらせないために。
相手を思いやるのは大切なことではあるが、自分の想いを押し殺し見て見ぬふりをして逃げるのは違うのではないか。 -
絵が良かったので表紙買いしましたが、面白かったです。文章も読みやすかったですし、続きが出てもおかしくない内容と終わり方でしたので、それも期待しています。
(2013/07/06) -
2015.11.27 読了
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面白かった。
そういえば、ケーキって最近ではコンビニでもスーパーでも買えるようになり手軽に食べられるようにはなりましたが、
これこそケーキ、また、ぜひ食べたいっていうケーキに巡り会える率は低くなったような。