人生に悩む人よ 藤やん・うれしーの 続・悩むだけ損!
- アスキー・メディアワークス (2013年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915960
作品紹介・あらすじ
「電撃オンライン」にて好評連載中の「水曜どうでしょう」ディレクター・藤村忠寿と嬉野雅道によるお悩み相談コラムの書籍化第2弾。Web未掲載の書き下ろしも収録。
感想・レビュー・書評
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水曜どうでしょうのファンブック…と言うには藤村さんも嬉野さんも2人で本を結構出していて、なかなかの市場規模になっている感があります。この本は、2人が読者?からの人生相談への回答を纏めたもの。なぜ水曜どうでしょうのディレクター陣に人生相談をするのか、相談者目線では少々謎なのですが、この回答が結構面白いのです。
あくまで主観なのですが、人生相談への回答の定番コースとして真正面から4つに組んで回答するパターンはあまり無いような気がしていて、目線を変えて相談者に考え方を変えるよう促す回答が多いように思います。(北方謙三さんの例もある意味その一つかと。。)
藤村Dも嬉野Dも、あんまり気負うことなくそれをやっている感じで、読んでいて何だかリラックスできます。前書きには「愚痴を聞くつもりで、楽しみながらやっている」という趣旨の藤村Dのコメントがありましたが、何と言うか大物と言うか。あと、嬉野Dの優しいけど話が長いおっちゃん的な語り口は新たな発見でした。
なお、さすがに「彼女とじゃなくて、1人で映画観に行きたいんですが…」という相談には、藤村Dががっぷり真正面から結論を投げて寄こすものの、そこからお付き合いの楽しみを語る文章は面白い。
それはそうと、読み物として「他人の悩み相談」を読むのは果たしてどうなんだろうと考えてしまいましたが、他人の人生を多少覗いているような感覚と、そこから相手に共感する気付きが得られるのかな。
あまりこのジャンルだけ読んでいたら変わった人扱いを受けそうですが、受け答えが上手くなるんじゃないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤やんの2倍うれしーが回答文を書いている。うれしーはこんなにも饒舌だったんだ。それに、前巻同様にかなり遠回しな感じだ。そんな彼の言葉の中で理不尽さに対するオトナの対応という質問に対し『理不尽なことをして道理を引っ込ませようとするのも、そんな非道をされてむしゃくしゃするのも、どちらもぼくらの中にいる子供の仕業です。』に感銘を受けた。藤やんの文章は、だんだん普段のしゃべり、と言っても「どうでしょう」での語りしか知らないけど、それが良く出ている。
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ぐっときた!
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私の悩みにも似たようなものがあって、それの回答にはなんかストンとくるものもあった。けど、なーんかワクワク読み進めたいとはなかなかならず。