絶対城先輩の妖怪学講座 (メディアワークス文庫)

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  • アスキーメディアワークス (2013年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048916141

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絶対城先輩の妖怪学講座 (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • ライトノベルなので、妖怪についてもライトな内容なんだろうと思っていたら、さにあらず。脚色や創作が加えられてはいるが、ある妖怪が生まれた時代や歴史背景までしっかりとした説明がなされていた。ジャンルものは、そのジャンルについての造詣が浅いと、一気に興味が削がれてしまうが、「妖怪学講座」は最後まで楽んで読むことができた。

  • 夜道をついてくる足音、窓から覗きこむ角の生えた怪物、虫を食べる土壁・・・依頼人が持ち込む妖怪がらみの事件を傍若無人な妖怪博士・絶対城阿頼耶と、本作品の語り手兼ヒロイン(一応)の湯ノ山礼音が解決する妖怪小説。
    絶対城阿頼耶と湯ノ山礼音の軽妙な掛け合いや脇役に至るまで個性(もしくはアク)の強いキャラクターなど面白い点はいくつもあったが、個人的に一番面白いと思ったのは作中の至るところで披露される妖怪蘊蓄の量だ。作者の峰守ひろかずはこれまでもその豊富な妖怪知識を生かした妖怪もののライトノベルを書いている。必然、作中でキャラクターが妖怪蘊蓄を語る場面も多い。しかし、これまでの作品ではそれらの妖怪蘊蓄を語るキャラクターが解説役、つまりサブキャラクターに近いポジションであったのに対して本作ではメインもメインの主人公である。これで妖怪蘊蓄の量が増量されない訳がない!結果、本作は妖怪蘊蓄が全体の約3分の1を占める妖怪好きには嬉しい仕様になっている。また、本作は絶対城阿頼耶と湯ノ山礼音のラブコメでもある。こちらも作者お得意の読んでいて自然とニヤニヤ笑いがこぼれ出るような、明るく微笑ましい雰囲気になっているので非常にオススメである。
    ちなみに峰守ひろかず作品は2巻3巻辺りから特に面白くなるので、1巻を読み終わって2巻以降も読むかどうか迷っている方は是非2巻以降も読むことをオススメする。
    Y.N.

  • 表紙につられて買いました。
    タイトルからホラーがあるのかと思ったのですが、どっちかというと知識的な妖怪の話を現代のミステリ推理な感じに置き換えた、という印象。
    軽快なやりとりと読みやすさがあるので、ラノベ系で新しいのにも手を出してみたいな~という人にもおすすめ。

  • 耳鳴りに悩むユーレイちゃんが絶対城先輩に助けて貰う話。正統派妖怪ミステリかと思ったらラストがまさかの展開だった。妖怪雑学が濃くてよかったです。

  • 妖怪学を扱っている点がおもしろい。虚実入り乱れつつ、真怪が確かに存在すると認識しながら、妖怪(と思われる)現象を民俗学的アプローチで解明していく過程は、かなりおもしろかったです。

  • 大学を舞台にした怪異現象解決+オカルト詐欺話。
    この、怖いようで怖くなく、現実的論理的でありながら時にファンタジーに流れる距離感、絶対城先輩の人の悪さと人の良さ、そして利用される後輩ユーレイの安定感。
    安心して愉しめる妖怪譚。

  • 超ライト版京極夏彦な本。このような文化背景と妖怪を結び付けて考察しているのは面白く思う。残念なのは参考文献がないこと。

  • 「べとべとさん」
    奈良県に伝わる妖怪。
    ベトベトでは無く、べとべとさんと呼ぶ事に意味がある。
    付きまとわれてたのは事実だが、身に覚えがあるからこそ彼の言葉を信じたのだろうな。

    「幽霊」
    恨みを残して死んだ人間の霊魂。
    今ある幽霊の姿は十八世紀にようやく確立したものである。
    本当に見える人間なら軽い気持ちで他人に話をし見せようなどと考えないのでは。

    「付喪神」
    長く使用された器物が化けた妖怪。
    矛盾多き伝承が数々実在する理由は隠された歴史背景にあり。
    人間に害は無いのかもしれないが、館内で飼っていて良い物ではあまり無いのでは…。

    「馬鬼」
    愛媛県などに伝わる妖怪。
    UMAであるジャージーデビルや牛鬼を元に作られた伝説。
    とても大切なものが亡くなったとしても、それを全ての原因にするのは良くないのでは。

    「ぬらりひょん」
    和歌山県に伝わる妖怪。
    絶滅を免れ暮らしていたがたった一つの一族により絶滅させられた。
    関わらせたく無かったのかもしれないが、彼女に少しでも知識を分けていれば長い期間苦しむ事も無かっただろうな…。

    「悟」
    全国各地に伝わる妖怪。
    集中力が散漫になった時に全ての聴こえてくる流れ込んでくる。
    ある意味いかさまだが、全て知ったうえで簡単に出来ることではないからな…。

  • 短篇集。
    子供の頃は「ゲゲゲの鬼太郎」がお気に入りだった気がする。
    母親に頼んで何度も何度も、飽きずにビデオを見ていた記憶がある。
    あんまり気に入っているので、母親がフェルトで「一反木綿」や「ぬりかべ」、「ねずみ男」といったキャラクターを作ってくれた。

    妖怪を学問的に系統だてて整理し研究をしている、絶対城阿頼耶が物語の中心人物である。
    歴史の中に埋もれてしまった妖怪たちの真の姿を掘り起こし、できる限りの方法でその痕跡を世に残すことを目的に日々過ごしているが、少々変わったところがある。
    本人は真摯に「妖怪学」に向き合っているのだけれど、周りから見るとどうにも胡散臭い。
    怪奇現象の相談に乗りながら、しっかりと相談料は頂いている。
    人には馴れないが、妖怪に関しては愛もあれば関心もある。
    人を近づけないオーラを放ちながらも、意外なことに人間的な情もあるらしい。
    ありがちなキャラクターだけれど、絶対城自身が意図的にそう演じている部分もあり、状況に応じて使い分けている点をみると、したたかなうえになかなか厄介な人物でもある。
    知っている妖怪が登場したり、絶対城が解説する「妖怪学」の講釈が面白い。
    妖怪が好きな人は、かなり楽しく読めるのではないか。

  • いやいやいや、面白かった!

    空前(?)の妖怪ブームにのったわけではないし(妖怪違い)、そのうえまったく妖怪には興味がないのに、面白かった。

    最近、椹野道流氏の本を読んで
    「なんで、このキャラを敢えて男子に?」
    と、思うことが多いけれど、この本ばっかりは

    「礼音ちゃんは男子でもよかったかも・・・」

    と、思ってしまったのはどっちかっていうとBL脳やからでしょうかネェ(笑)。

    いやいや、終盤のキュン展開は予想していなかったのでびっくりやったけど(・・・あれはキュン展開でよかったんだよね・・・)、おそらくここはこの先もラブキュンな展開にはならんでしょうね。いやいらんけども

    登場人物の名前がめちゃくちゃわかりにくいのも、構成上の都合なんやろう(と、思おう)。

    会話のリズムや、「妖怪と遭遇」または「妖怪がいるような演出」(←ミソ)が多いため動きがある文章ばかりなのに、読みづらくないし想像もしやすい。
    先日、ミナトシリーズを読んだときは
    「面白いんやけど、のめりこみにくい・・・」
    と、思ったので、今回はその逆でよかったです。

    (どちらがどうとかではなく、単なる好みやと思います)

    こちらは続きを早く読みたいので、リクエストしよう。
    絶対城先輩もそうやけど、明人さんも謎が多いし、今後の展開が楽しみ。
    妖怪うんちくもなかなか面白いと思います。

    しかし、こんなに「妖怪の末裔」? が、ゴロゴロしてるもんなんですかね・・・。
    あながちあのアニメも嘘じゃないと・・・。笑

    あと、挿絵不要派なんやけど、どうにも今回はイメージと違う~(笑)!
    絶対城先輩は「よくみたらイケメン」設定なんやろうけど、よく見ても「ちょっとエキセントリックな人」にしか見えないよ~!

    礼音ちゃんもTシャツであってタンクトップではないし、そこらへん、頼む!!!

    (2016.01.20)

  • 面白かった。先輩の本名気になる。

  • タイトル通り妖怪に関する知識がバンバン書かれてるけど、それが思った以上に深い。独自のものか個人の見解なのかわからないけど、そこんとこが割とどうでもよくなるほどしっかり説明されていて良かった。
    妖怪の正体については、本当の人間なんじゃないかとか、動物じゃないかとか、いろいろ言われてたりするけど、絶対城先輩が導く結論にいちいち納得。
    仲にはとてもスケールの大きなもの(ネアンデルタール人の生き残り)まで含まれてたけど、無理なく頷けました。

    主人公の女の子・礼音の正体は割と驚き。
    この先の先輩方とのかかわりを面白くさせる要素だと思いました。

  • 【図書館本】とてもライトで読みやすかった。軽すぎるほどに。冒頭から某ゴーストハンターとその助手(仮)を連想させ、最後までそのイメージで行ってしまったのは不可抗力。弱みを握られたヒロインが一人でわめきつつ、変体先輩になじんで行く、そしてそのヒロインには特殊能力が!! 連想するな、という方が無理がある。とりあえず続きは手を出すけど、この調子で進むようならリタイアもありえるかも。現状不安の方が大きい。

  • ありがちすぎる。

  • なんか昔読んだ小説にかぶった。

  • フィクションとして見れば面白かったのですが、本の前半と後半では世界観が逆転している印象を受けました。主人公(女の子)の立ち位置が少し曖昧なのに対して、絶対城さんは全く動じない感じが好みでした。妖怪の解説に関してどこまでが本当で、どこからがフィクションなのかが分からないので、物語としてはうまくいっています。しかし、どこからが本当なのかが分からないと、知識として変なものが身につきそうだなという個人的な感想を受けました。

  • 妖怪の薀蓄は飛ばし読み。でまかせと真実のバランスが絶妙で面白い。

  • 学校を舞台にした妖怪モノを書いているようで,ヨーカイは今やブームだから,売り込むなら此の機会!~湯ノ山礼香は鄙びた温泉地の酒屋の娘で,都会と云っても地方都市の大学に入ってデビューを狙うが,女友達に誘われて行った新歓コンパも嫌で嫌で。お酒は呑めないと云っているのに,ウーロンハイを呑ませる先輩は,友達を落としたいようだ。呑むと耳鳴りがするのだが,大学構内をふらついていて声を掛けてきたお嬢様風の女性は,文学部の准教授。怪奇現象で悩んでいるなら文学部4号棟4階の44号資料室に絶対城という学生を訪ねろと教えてくれた。症状を告げると,竹を輪にして糸で留めたものをチェーンにつけて首につけろと云われる。確かにぴたりと耳鳴りが已む。恩はサンプルとして時々資料室に顔を出すこと。それだけでは申し訳ないと,他の生徒の相談事を解決するための手伝いも始めたが,どこかインチキ臭い。女子学生のストーカーから金を巻き上げ,もうしないと約束させておいて,小型スピーカーを大学の廊下に複数置いて,べとべとさんのせいにして,女子学生を納得させる。故郷の温泉宿で壁に顔が現れて口を開け閉めしているという好からぬ評判も百鬼夜行のお札で納得させたが,実際は,虫好きの従業員が逃がしたキムラグモが部屋の壁に穴を開け,夜捕食のために穴の蓋を開け閉めしてたのだ。旅館の宿賃は従業員に負担させた。郷土史を学んできたらしい。馬術部の成績不振もインチキで始末したが,資料倉庫は荒らされた。監視カメラから織口准教授と判明し,ぬらりひょんの資料を取り戻そうと,逆に研究室に忍び込み,竹輪ネックレスを外して,秘密地下室への階段を探し出した。先輩によるとユーレイは覚の血が流れている。人の心が読めて,それが耳鳴りになるのだ。柔道部の用心棒をサトリの力を利用して倒し,准教授が二口であることを確認した。元の地主である織口一族が山に住む根暗出垂を絶滅に追い込んだ歴史を消したかったのだ~お子様向けのご本でした。かっこいい先輩とボーイッシュな女の子

  • 妖怪怪奇現象解決系の話だから、どうしても京極堂と比べてしまう…でもこれライトで明るくて少年少女向けだから軽く読めてよかった。
    妖怪ネタは「な、なんだってー」みたいな感じで楽しい。
    あと、よくある学園ものとしてさらっと流せばよかったんだろうけど、大学の描写の細かいところがひっかかって気になってしょうがなかった。(新歓とか大学の構造とか)
    狂言回しの女の子の一人称視点文章がテンション高すぎてちょっと疲れた。

  • 【怪奇現象のお悩みは、文学部四号館四階四十四番資料室まで。その事件、絶対城が解決します】
     妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。白のワイシャツに黒のネクタイ、黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。
     季節は春、新入生で賑わうキャンパス。絶対城が根城にしている東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ――。
     四十四番資料室の妖怪博士・絶対城が紐解く伝奇ミステリ登場!

  • やっぱり峰守ひろかずさんといえば妖怪作品。
    これを待ってたんですよ。
    前半は本物の妖怪が出てこなくて、実在しない世界観なのかなと思いきや、後半はしっかり登場しました。
    ユーレイちゃんが最強クラスで、荒事は頼りになりますわ。
    絶対城が徐々にデレてく過程は見ていてニヤニヤ。
    これからの二人の関係性が更に進んで行くのが今から楽しみ。

    ユーレイちゃんもうちょっと妖怪知識持っとこうよ・・・・・・。

  • あとがき…!!笑

    詳しく説明してくれて
    とっても分かりやすい♪

    二人の関係も
    わくわくだし!

    男がひ弱で
    女が強いタイプは

    ありがちだけど
    それを引き出すのは男ってのが
    楽しい(((o(*゚∀゚*)o)))


    続きもよみたい!!

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絶対城先輩の妖怪学講座 (メディアワークス文庫)の作品紹介

妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちだがやせぎすの青年、絶対城阿頼耶。黒の羽織をマントのように被る彼の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。季節は春。絶対城が根城にする東勢大学文学部四号館四階、四十四番資料室を訪れる新入生の姿があった。彼女の名前は湯ノ山礼音。原因不明の怪奇現象に悩まされており、資料室の扉を叩いたのだ-。四十四番資料室の怪人が紐解く伝奇ミステリ。

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