ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048917575

作品紹介・あらすじ

「咲け、青薔薇」"公理教会"の象徴である白亜の塔"セントラル・カセドラル"、最高司祭"アドミニストレータ"の待つ最上階を目指すキリトとユージオ。ついに二人は、"金木犀"の整合騎士アリスと再び対面する。しかし、キリトとアリスの"武装完全支配術"が暴走して塔の外壁を破壊、二人はカセドラルの外へと投げ出されてしまう。キリトと離ればなれになったユージオは、相棒の存命を信じ、単身塔を上り続ける。そんな彼の前に現れたのは、最古にして最強の整合騎士、ベルクーリ・シンセシス・ワン。子供の頃から憧れていた伝説の武人を前に、ユージオは青薔薇の剣を抜く。その決闘の結末は、一人の剣士の誕生により幕を閉じる。キリト不在の中、ユージオは整合騎士の鎧に身を包み、瞳に冷たい光を浮かべ-。

感想・レビュー・書評

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  • キリトとユージオが初めて離れ離れになり、それぞれに物語が進んでいく13巻目。
    前回と比べるとゆるやかに進んでいるものの、嵐の前の静けさという印象。
    ただそれぞれに戦い、語り、進んでいく様子は静けさとは違う気もするけど…(笑)
    それぞれのキャラクターの切り取り方や魅せ方はさすがで一気に読んでしまった。
    最後の盛り上げ方がまた素晴らしいので、早く次を読もうと思う。

  • 【ネタバレあり】

    現実世界でもラースに何か起こっているみたいなので、そちらも気になりますが、アンダーワールドの物語は続きます。

    前巻の衝撃的な展開からの意外なキリトとアリスの協力関係。

    自分を縛る制約に抗うアリスにも真の正義を感じます。このアリスは本来の記憶が戻ったら消えてしまうのでしょうか?

    記憶を失い、洗脳されて、公理教会に従っている整合騎士ですが、実際には疑問を抱いている者もいるのが現実社会と似ています。本来の性格は消しきれないのが最高司祭アドミニストレータの限界かもしれません。

    しかしながら、心の闇を刺激することに長けているアドミニストレータには脱帽です。小父様には無理でも若者はイチコロです。

    セントラル・カセドラルを攻略した後の戦略を考えているキリトの前に立ちはだかる、意外な強敵が登場したところで次巻へ。

    さらに本巻でも新たな謎が提起されています。
    ・セントラル・カセドラルを守るように存在するガーゴイルの存在。ダークテリトリーのモンスターが何故こんな場所にいるのか?
    ・右目に浮かぶ「SYSTEM ALERT」を仕掛けたのは誰なのか? その目的は? 再生された右目には存在しない機能のようなので、本来の仕様ではないらしい。

    早く次巻が読みたくなる展開です。

  • アリシゼーション編第5章。

     社会におけるルールを作る側、彼らが理不尽であるかどうかは、可視化できるとは限らない。
     実際、この物語での市井の人々には可視化されていないし、神話や宗教、権威の殻をかぶり見えないようにしている。
     が、可視化如何に関わらず、仮に彼らに対する異議申立の心性と行動とを忘れたら、どういう社会が出来上がるか?。
     アリシゼーション編の物語は、こういう根っこが伏在していて楽しく読むことができる。

     そして、予想された友人間の対決。その対決の原因となるのが、人の心の脆さ、何かに縋りたいと思う弱さ。実に人間臭い。
     しかし、一方で、奪われた記憶を取り戻す要因も、自由な意思への強固な願いと渇望による。これもまた人間の在り方だ。
     対照的に見える人間の強弱を見せつつ、本編終幕へと誘い始めていく。

  • アリスとの戦いで、彼女とともに塔の外に放り出されたキリトは、彼女と一時休戦して、塔の内部にもどることをめざします。その途上で、アドミニストレータによって自分が欺かれていたことを知ったアリスは、その支配から脱して、みずからの眼で真理を見つめることを決意するにいたります。

    他方、塔の内部では、ユージオが整合騎士のベルクーリ・シンセシス・ワンとの戦いにいどみます。しかし、彼の心のうちの隙を突いて「シンセサイズの秘儀」がほどこされ、彼は記憶をうしなってキリトの敵となります。

    ありがちな展開ではあるものの、次巻がたのしみになるような良い引きで締めくくりとなっています。

  • ついにSAOアリシゼーション編も佳境に。親友のキリトとユージオ、そしてアリスとの戦いが始まる。
    てな感じで、いよいよラスボスも出てきてのバトル、面白くない訳がない。

  • アリシゼーシション編の結末がやっと見えそうな感じになりました。
    アリスにも変化が現れたし、いい感じの敵も現れました。
    結末として、伏線や疑問がどう解消されていくのか気になります。

  • 予想通りに強敵誕生、で終わり。

  • 引き続き塔を攻略中。キリトとユージオが離れ離れになり、キリトはアリスと、ユージオは最古にして最強の騎士・ベルクーリと対戦する。まあキリトのほうは予想通りの展開だったが、ユージオは予想外だった。うーん、なるほど……。キリトが予感していた2人の直接対決はこうして実現するわけだ。

  • やっぱり主人公は生き残る。
    ってことで、離れてしまった三人が三度揃う。
    でも、やっぱりこうなるのねって展開だ。

    この会話の流れはなんだ?人の心に漬け込むというか、なんというか。ユージオ丸め込まれるなよ。

  • いい加減に終わって欲しい。あまり盛り上がらなかった巻

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著者プロフィール

第15回電撃小説大賞《大賞》受賞。受賞作『アクセル・ワールド』にて電撃文庫デビュー。代表作『ソードアート・オンライン』は全世界累計発行部数2,600万部を突破。著作は60冊以上におよぶ。

「2023年 『デモンズ・クレスト2 異界∽顕現』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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