僕と彼女のゲーム戦争 (6) (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 146
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048919074

作品紹介・あらすじ

1泊2日のゲーム合宿である「学校対抗戦」に参加した現代遊戯部の面々。岸嶺以外はみんな女子という状況で、初日の個人戦の日程を終了する。その夜、岸嶺は持っていた写真を巡って、天道とぎくしゃくしてしまう。そして合宿2日目。チーム戦でゲームをプレイをする中、天道は昨夜のことが気になりゲームプレイに精彩を欠いてしまう。いつもと様子の違う天道を気に掛ける杉鹿は、ゲーム中にチャットを用いて天道に話し掛け、状況を打開しようとするのだが…。今回はチームワークが鍵になる団体戦。実在ゲームで熱いバトルが展開されるぞ!

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり著者は構成が凄く上手だと思った。シヴィ5を入れたのも、ソウルトランスのインフレを抑える為と言うのもあるだろうし、今まで描いていたアクション要素の強いゲームと違って完全にストラテジー偏重のSLGなのに、他に勝るとも劣らないだけの臨場感を演出してた。アサシンクリードはソウルトランスを使うものの、それもどちらかと言うとゲーム内容を描く上で一人称視点を用いる事で臨場感を演出する手段でしかなくて、チート性能と言う雰囲気は出ていなかったから『なるほど、そう言う使い方もあるか』って思った。
    人間関係も動き出したことだし、そろそろ纏め上げる方向で動いて欲しいと思う。作品の傾向上肥大化すると収拾がつかないばかりか人物の把握すら出来ない混沌が待ってる気がするし...
    とにかく天道と杉鹿が可愛い。白滝さんも可愛くて好きだけど祇方院も可愛い。好き。ああいう娘好き。

  • 相変わらず楽しい作品だな!ゲームがやりたくなる!


    合同ゲーム合宿の二日目、個人戦だった初日に対し今回はチーム戦。
    『ゴーストコリン』『シヴィライゼーション』『アサシンクリード』をプレイします。
    ゲームはもっぱらRPGとスポーツな私としては、どれも名前は聞いたことあるけど…といった程度だったけど、問題なく楽しめるね。
    作品の魅力や面白さが十分に伝わってくるし自分もプレイしてみたくなる。
    特に『シヴィライゼーション』は面白そうだな…複数人でやったらほんと楽しそう。

    そして何よりゲームが楽しいのは、ガチでやるからなんだ。
    ガチでやるからには勝てば嬉しいし負ければ悔しい。
    当たり前だけど、意外と忘れがちなこと。
    その点、ラストに祇方院が見せたプライドは見事の一言。
    ライバルと、プライドをかけてガチでやりあう。
    これが盛り上がらないわけがない!
    今後もますます楽しみな作品です。

    なお、次巻は短編集とのこと。
    登場する作品は…『風来のシレン』…だと?
    SFC版はかなりやりこんだわ、懐かしい。
    やっぱ好きな作品が来るとテンション上がるね、早く読みたい!

  • 前巻から引き続き、合宿所で他校との交流試合。2日目はチーム戦だから、此方こそ岸峰達の現代遊戯部の本分で負けられない戦いだったよ。
    1回戦はよくあるTPSだったけど、決勝戦にCIV5とはね。マルチプレイとはいえ、麻薬的なゲームを高校生らにプレイさせても大丈夫かと思ってしまったよ。しかし、自分としてはシングルプレイでじっくりと腰を据える方で楽しみたいね。
    [more]
    前巻の終わりの岸峰と天道部長のいざこざは解決するのかと思っていたが、当人同士は棚上げになってしまったな。一方で曖昧な感じを杉鹿に知られ、激怒されなかったのには驚いたな。
    しかし、杉鹿は岸峰からの視線の先に気が付いていたんだな。よく、女性は自分に向けられた視線には気がつくと言うしな。杉鹿はアメリカからの帰国子女で慣れているし、言及はされていないが鷹三津も声優の仕事で舞台に立っているから慣れているのかな?
    流石にCIV5では『魂転生』は発揮されなかったな。
    エピローグの権田原の社会人としての生活に哀愁が漂うね。サービス残業がダメだからサービス早朝出勤を強要する会社はまごうことなき、ブラック企業だから転職活動を始めた方がいいよ。
    それにしてもここまでゲームが社会的に認知されている世界でトッププレイヤーになった事があるなら、プロゲーマーで食っていけそうな気がするんだけどな。

  • 合宿編後半戦
    前回が割りとオーソドックスなゲームばかりだったなら、今回はそれに加えてとんでもないゲームが登場したな。マイナーというわけではないんだけど、学生同士のゲーム対決でシヴィライゼーションを持ってくるかと驚き

    動きの少ない前半戦から岸嶺扮するイギリスが仕掛けた宣戦布告祭りによって始まる後半戦は怒涛の展開で熱かった。岸嶺の二枚舌外交は流石と感じたが、それ以上に<吹き抜ける風>の決め手も想定の斜め上の手だったな。
    それと<吹き抜ける風>扮するアメリカがテンプレとも言える返しをした場面は笑ってしまった

    天道が知ってしまった岸嶺が写真を持っていた意味については杉鹿の言葉によって一応の納得はされたのかな?直後の岸嶺切り捨てを見るにひとまず距離を置くことにしたのだろうか?
    逆に写真の存在を杉鹿が知ったことによってそちら方面で波乱が起きそうな気もするが

  • ストラテジーの電源付きゲームでマルチ対戦が今はあるんだ。。。時代は進んだのぉ。

    もともといストラテジは苦手で、しかもそれが対戦となると交渉とか必要で最大の苦手分野。読んでてもやりたいとはおもわなかった。>シビ


    どうせならディプロマシーでもやらせればよかったのに。
    あれは非電源なのでダメか。

    ・・・をを。人狼がきっとそのうちネタになるに違いない。

  • SLGはやったことないけどやりたくなってしまった。結局岸嶺と天道部長のいざこざはどうなったんだろう

  • 女子だらけの合宿二日目。
    チーム戦であったが、ゲームの描写はとてもよく、特に決勝戦の読みあいは程よく描かれており、先が気になって一気に読んでしまった。

    残念なのが恋愛描写。
    鈴鹿と天道が何かひと騒動起こすのかと思いきや、少し触れるだけだった。次回で鷹三津を含んだ四角関係が展開されればよいが・・・
    ラブコメとしてはもう一つほしかった。

  • 合宿編後編。見事に私的初見なゲームばかりだったけど楽しく読めました。シヴィライゼーションは名前聞いたことあったけどこういうゲームだったのね。平和主義で人を疑わない自分にはアクション以上に無理なゲームみたいだ(笑)さすがにSLGで岸嶺くんはトランスしないようで。そしてまさかの兄妹発覚。両方メンドクサそうだなー(笑)次は短編集で知ってるタイトルがあってそれはそれで楽しみ。ACとか動きについていけなくて断念したなぁ…(トオイメ

  • 白滝さんがかわいい

  • 2013/09/10
    ⇒中古待ち
    ⇒まんだらけ 420円

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著者プロフィール

第2回富士見ヤングミステリー大賞〈準入選作〉「タクティカル・ジャッジメント」でデビュー。代表作に「火の国、風の国物語」や「僕と彼女のゲーム戦争」(電撃文庫)などがある。

「2020年 『人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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