GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (9)下 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1000ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048921206
作品紹介・あらすじ
本能寺の最奥部でトーリ達を待ち受けていたものとは?
注目必至の第九話、後編!
いよいよ始まる本能寺の変! 末世解決の手掛かりを得るため、トーリ、ホライゾン率いる武蔵勢は本能寺へと突入を掛けるが、その先に何が待ち構えているのか?
その一方で同時展開する、柴田・勝家が起こした賤ヶ岳の戦いに端を発するP.A.Odaと羽柴陣営の"先輩後輩対決"も、ますます激化。聖譜記述に殉じようとする者、抗おうとする者、様々な思いの元、本気を出した五大頂らの攻撃に、羽柴十本槍の面々は苦戦を強いられるが……。
末世の解決の鍵を握るという創世計画とはいったい何なのか? 元信公の遺志もだけどネシンバラはボスに会う前に暗号を解読できるのか!?
もう二度と「えっ」とか言わせない。よくわかる本能寺。
数々の真相が、今明かされる!! 全くカンタンだ……!
川上稔が贈る大人気学園戦国ファンタジー、注目必至の第九話、後編!
感想・レビュー・書評
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勝家勢と羽柴勢との戦いは、加藤と福島が合流して、決着がもたらされます。他方、武蔵勢は本能寺へ向かい、羽柴・秀吉と織田・信長によって、これまで伏せられてきた「創世計画」についての謎が解き明かされることになります。
ようやく物語の中核となる謎が明らかになってきて、終盤へ向けての展開がはじまった印象です。とはいえ、トーリがホライゾン、浅間、ネイトの三人のヒロインといつも通りのやりとりをくり返す一方で、正純を中心に武蔵勢の基本方針が決定されてストーリーが進んでいくというフォーマットが、最後までつづいていくことになるのでしょうか。トーリが最後の最後でおいしいところをもっていくのでしょうが、そこに到達するまでにもうすこし彼が活躍する場面がほしいところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ようやく読了。
荷物を見られた時に「箱ですか?ああ、本ですね」という言葉にやはりなぁ、とかだから持ち歩けないとか。
最後のはどうなんだろうか。さすがに予想外。
魂ってなに?というへたすりゃ宗教的な問題が出てきてしまった。 -
賤ヶ岳と並行して始まる本能寺の変、日本で最も有名な戦国武将に挙がるだろう織田・信長が満を持して登場、それに伴い明かされる創生計画、と盛り沢山な一冊です。クライマックス近しと言った流れですが、シリアスとギャグのバランスがいつも通りの程よい感じで。バトル方面も後半戦だけにいろんな人物が出たり入ったりで濃密。柴田と御市様の関係がいいなぁ。どうにも四面楚歌状態になりつつある武蔵勢は、いろいろな“喪失”をないものとできるのか、この先が楽しみ。次は時系列的にも山崎合戦かな?