ゼロから始める魔法の書 (7) ―詠月の魔女 (下)― (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.08
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本棚登録 : 86
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048922760

作品紹介・あらすじ

ゼロの頬を伝う涙――その理由とは。
世界の破滅と再生へ舵を切る、魔法書ファンタジー第7弾!!

「これより、世界を破壊する」
そうして――。世界は一夜にして変化した。
その夜、眩いばかりの満月を背に悠然と空を漂う魔女を多くの者が見たと言う。そして、その言葉をきっかけに、ありとあらゆる獣堕ちたちは――。
魔法国家へと変貌を遂げたウェニアス王国へと舞い戻り、主席魔法使いとなったアルバスと再会を果たしたゼロたち。国がきな臭い空気に包まれるなか、彼らの前に現れたのは、教会と魔女を五百年ぶりの聖魔戦争へとたきつけようとする組織〈不完全なる数字(セストゥム)〉の長、"あの方"だった。
その正体が明らかになる時、世界は破滅と再生へと舵を切る――。

感想・レビュー・書評

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  • 一巻では結構辛辣なレビューを書いたように思うけれど、面白い展開になってきたー!
    色んなことが一区切りするパートでしたね。

    とりあえずお姫様の殺気モードと平穏モードには付いていけなかった。(そういえば破竜王との再会シーンって通り過ぎるだけでなくて、描かれてたっけ?)

    神父があれだけ拷問されていた割には、サナレに対する復讐はやや静かだった気がする。
    しかし、何はなくともゼロの涙ですよ……。
    やばい。時間の重みがちゃんと乗っかった気がして、めっちゃ素敵だったわ!
    この数ページだけで★5つを獲得したと言っても過言ではない。

    かーらーの、世界壊滅。
    正直、傭兵やリーリ、馬の人がそっち側の手に渡るんじゃないかと、思ってた。良かった。
    リーリ、良かったね、リーリ。
    とりあえず神父死なないルートで行って欲しい。

    あ、そういえば写本回収?(笑)

  • 今までの事件が起こってはそれを解決するスタイルと違い、解決編なのに事件はなしくずし的にうやむやになってさらに大きな問題が持ちあがる展開で少し戸惑った。
    ただ、キャラのやりとりも物語後半ならではの成熟した関係性がよく出ていて、なんだかんだ楽しめた。

  • ようやくサナレ撃破、というか封印でいいのかな。小悪党らしい末路でスッキリ。割とえげつない手法をとったゼロはやっぱり魔女なんだなぁ。まあ4巻ラストの不敵な笑みから考えると当然の行いか。とはいえ一難去ってまた一難。次は十三番をも倒したゼロのお師匠様が相手になる模様。更なる強敵を相手にどう立ち向かうかな。そして神父とリーリはここでお別れらしい。同行すると思ってたから意外。その分別枠で仲間が増えそうですが、こっちはこっちで一悶着ありそうな予感が…(苦笑)

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著者プロフィール

作家。東京都生まれ。『ゼロから始める魔法の書』で、第20回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。同書は全11巻のシリーズとなり、漫画化、アニメ化された。
ほかの主な作品に「魔法使い黎明期」シリーズ(講談社ラノベ文庫)がある。ゲームのシナリオも手がけている。

「2022年 『呪イアツメ(3) 生け贄のコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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