はたらく魔王さま! 0-II (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048923583
作品紹介・あらすじ
ルシフェルの裏切りで魔王軍が壊滅の危機に!?
『真奥』がまだ『魔王』だった頃の物語、第II弾!
アルシエル率いる鉄蠍族が加わった新生魔王軍内で、幹部ルシフェルの謀反が発生! 待遇への不満から、魔王城を破壊して飛び出して行ってしまったのだ。
ルシフェルが向かったのは、マレブランケ族の勢力圏である南方。魔王やカミーオは、いずれ南進をすべく計画を立てていたが、最強のハグレ悪魔と恐れられるルシフェルとマレブランケ族との接触を危惧し、予定を早めて進軍を決断する!
魔王軍を迎え撃つのは、頭領格のマラコーダ率いる大軍勢。幻術を操り戦場を混乱に陥れる戦術に、魔王たちは大苦戦を強いられる。さらにはマラコーダと組んだルシフェルが敵として現れ――?
魔界の統一を目指す魔王の許に、後の魔王軍四天王となるアルシエル、ルシフェル、アドラメレク、マラコーダが集うまでを描いたエピソード・ゼロ第II弾。大会戦の果てに、魔界と天界の真実が明かされる!
感想・レビュー・書評
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過去編の後半。マラコーダがアドラメレクが生き生きと活躍していた。
活躍を実際に読んでしまうとこいつらも生きて日本で生活してたら面白かったかもなぁとかも思ってしまうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。魔王さまの番外編です。魔王サタンやアルシエル、ルシフェルの出会いなどなど。これで魔王さま完結です。
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おっさん比率が無駄に高いけど、これはこれでおもしろい。
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ラノベは感想を書き始めると冊数が多くなる一方だと思って控えていたのですが……まあいいや、書いてしまおう。
番外編2巻。
地球での所帯じみた暮らしと差別化するために、魔界編はシリアスぶっちぎりな必要があるんじゃないかと思っていて。でも1冊まるまるシリアスな展開だと重いよなぁ、どうするのかなぁと思っておりました。その辺、いい具合にバランスとれていたと思います。計算されたお話の組みっぷりが安心感抜群。
魔界編のやり取りを見た後で、現在の会話見ると、いい意味で力抜ける……。そしてなんで魔界で会話しているのに、芦屋、漆原呼びなのか。その落差がいいのですけれど。
ネタの引っ張り具合とかは、ちょっとやりすぎでないかなーと思うことはあるのですが、キャラが立ってて、筋が通っているので、やっぱこのシリーズ好きです。
あと、いつかは女性らしい女性悪魔が見てみたいです。今回のはノーカンでいいよね。 -
本編開始前の、悪魔たちの戦いの物語と群像劇。彼らの諍いと結束を知り、悪魔としてのキャラの深掘りがされ、さらに本編に影響を与えそうな設定も出て、本作のファンなら楽しめる一冊。それでも本編の進行ををこそ望んでしまう気持ちはある。