このセカイで私だけが歌ってる (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 41
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048924689

作品紹介・あらすじ

世界で一番清潔で規律正しい場所、東京。管理された犯罪の無い街で人々が豊かに暮らす一方、東京から隔絶された外側の世界は《やつら》に滅ぼされようとしていた。
世界に《やつら》が現れてから数年。新米ハンターの碓氷悠介と、女の子らしい服装にこだわりを持つ汐見坂吹雪らは、ハンターチームの一員として《やつら》から人間を護る任務を請け負っていた。感染に怯える住民が立て籠もる高層タワーや執拗に特定の血液を求める街など、さまざまなトラブルを抱えた地を巡るうちに、碓氷たちは人々が抱える闇と、この世界に隠された真実を知る。

感想・レビュー・書評

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  • ゾンビランドin日本!

    日常ゾンビロードストーリーといったところ。

    ほどほどにゆるく、ほどほどにバラエティに富み、ほどほどに残酷だ。

    まあ、色々生きづらさもある世の中、脅威が「ゾンビ」っていうわかりやすい形になってくれる方が色々やりやすいかもね。
    頭を潰せばいいのさ。

  • 1冊のみ。不明な所を残してはいるが、先が見えないまま闘い続けるこのセカイの話としては、このような終わり方も有りではと思う。
    コロナウイルスが現在進行形で吹き荒れている2020年の世界と、この話のゾンビがいるセカイが気味悪いほどリンクしている。ゾンビハンターへの偏見はコロナウイルスと日々戦っている医療従事者への偏見と全く同じ。ゾンビは油断した所に襲いかかる、との戒めは、コロナ対策に厭きて自分は大丈夫との身勝手な判断で旅行に行き、宴会をし、大人数でカラオケに興じる、今の日本の状況そのものだ。
    今読むべき一冊。

  • いかにも日本らしいゾンビものですが、目の前に命の危機が迫っている状況で、ここまで日本的な対応にはならないんじゃないかな。それに比較的手に入りにくい国ではあるけど、日本に銃が無い訳じゃない。あと、刀は消耗品だよ。

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著者プロフィール

土橋 真二郎:第13回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉を『扉の外』にて受賞。極限状態のキャラクターの心理描写がある。著作に『OP-TICKET GAME』『コロシアム』(共に電撃文庫)ほか多数。『生贄のジレンマ』(メディアワークス文庫)は金子修介監督にて実写映画化。

「2022年 『魔法少女ダービーII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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