グリモア~私立グリモワール魔法学園~ (電撃ゲーム文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048925358

作品紹介・あらすじ

今から約三〇〇年前、突如としてあらわれ、人類を無差別に駆逐しはじめた謎の怪物“霧の魔物”。この魔物に最も有効な対抗手段は、覚醒した人間のみが使用できる“魔法”の力であった。
ある日、魔法使いに覚醒した笠置佑也は、魔法を学ぶため「私立グリモワール魔法学園」に入学することに……。そこは、男女比2:8の美少女ばかりの学園だった!?
魔法使いの美少女たちとともに、人類の脅威を相手に戦っていく人気の学園アドベンチャーゲームが、待望のノベライズ!!

感想・レビュー・書評

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  • 文章としては上手くない感じでも、描写がしっかり伝わるような良い小説でした。

  • 原作(ソシャゲ)のシナリオライターが監修しているだけあって、違和感なく読めた。また、ゲームでは描かれなかった話と話の繋ぎもあって、ゲームにはない小説の良さが出ていると思った。

    美少女ゲーム発なのに、魔物との戦闘シーンはバトル系小説さながら息を飲むものがある。登場人物の心情の機微も読み取ることができ、読み応えがあった。

    私はソシャゲからプレイしていたが、小説から読んでも十分楽しめるくらい設定も分かりやすくまとまっていた。

  • この作品は原作がアプリゲームであり、ストーリーは未だ完結には程遠い状態である。そんな作品のいわゆる序章にあたる部分を、丁寧にオリジナルの文章で描ききったなあと感心した。
    本作品は魔法使いに覚醒した少女たちと共に、決死の覚悟で戦う男主人公の物語だ。ゲーム(原作)内では、そのキャラクターの数は多数存在し、それをライトノベルで紹介仕切るには当然無理がある。そこで、物語序盤で出会うヒロインたちをメインにスポットライトを当て、最初は平穏に、すこし笑いに、そして終盤で盛り上がりを見せる──といった流れで構成されている。
    筆者であるくしまちみなと氏は、書き方が本当に丁寧だ。ライトノベルに限らず、小説では状況説明があまりに足りていなかったり、逆に口説くなりがちであるが、この作品は1冊の本の中に、起承転結をパタンと閉じ込めている。グリモアという作品の世界観を、見事に小説として成功させたといって過言ではないだろう。

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