座敷童子の代理人4 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 201
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048925495

作品紹介・あらすじ

季節は秋。紅に染まる遠野で新たなトラブルの予感!?
 旅館舞台の映画撮影にあわせて、「迷家荘」に住み込みで働き始めた新人女優・舞原玲奈。人を引きつける魅力を持つ彼女には大きな謎がある。かつて鬼の頭領とまで謳われた有名な鬼・酒呑童子に呪われ、取り憑かれているのだ。
 なぜ、鬼の王が一人の女性に取り憑いているのか? 鬼の呪いとは? 座敷童子コンビが挑む謎は、秋と同様に一層深まってしまうようで……。
 一方、玲奈が現れたことで、司貴と和紗との関係にも変化が訪れ……る!?

感想・レビュー・書評

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  • 出てくる妖怪などが悪そうに見えて実は良い奴パターン。
    たまには違う展開も欲しい。

    化狸の空太だけが言葉を話せないのは子狸だったからか、それとも生前人間との関係がなかったからか、鳴き声も可愛いが、おしゃべりも聞いてみたい

  • 熱い恋物語。走り抜けるような迫力が迫ってきて一気に最後まで読んだ。不器用な鬼かっこかわいい。

  • どんでん返しうまい

  • 今回は複雑な恋のお話。司貴と童子の絆も深まり互いが助け合ってるのも伝わって来て良かった。でもまさかの最後に和紗さんからの爆弾発言が来るとは。続きが気になる!

  • うかつにも後半ウルウルきてしまった…ヤヒコくんめ。三者三様の想いに切なくなりました。カズサさんと先生の今後もきになる!

  • 毎度、私のツボど真ん中を来てくださるので、この作品ほんと好き。妖怪と人間の恋が今回のメインテーマ。妖怪と人間の入れ替えと友情だけでも大満足の内容にプラスされていて、大満足です。このお話は、必ずほっこり終わってくれるというのもありがたい。バッドエンドや、哀しいハッピーエンドではないことに、心の休養として読める良さがあると思う。そして、次巻に繋がるであろう、緒方と和紗さんのラストが気になる。(それと、作者あとがきも…)早く続きが読みたい!あと、前も書いたかもしれないけれど、私もこの本の影響で柳田国男の「遠野物語拾遺」を読んだことが、物語の登場人物たちが当たり前のように理解している遠野の妖怪の逸話について、一緒に、ああ、そうだったよね、たしかに遠野物語に鬼は一度も出てこなかった、などという同意が同じように読みながらできたことは、物語の理解において大きかったかも。この作品、けっこう遠野物語に影響(というより、もはや元ネタ)されてるし、なにより作中での遠野物語の登場回数が半端なく多いよね。 そういう意味でもやっぱり面白い作品だなぁ。

  • なるほどー、そういう終わり方ね。酒呑童子。映画。安倍晴明。

  • 映画のロケ。いろいろ無理があるなあ。そんなに新人女優のために力いれるかなぁ。機材とかそれこそ予算が…など余計なことが気になった。

  • 2017.3.30読了
    2017-12

  • 【収録作品】プロローグ/第一話 銀幕にヌエは踊る/第二話 笑う門にも鬼きたる/第三話 まれびとの花宿/エピローグ

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著者プロフィール

広島県在住。第19回電撃小説大賞応募を経てデビュー。元警察官という異色の経歴を武器に、精緻を極めた文体と温かい人物描写を得意とする。

「2023年 『後宮の夜叉姫5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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