ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)

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著者 : 三上延
  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926409

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • ひとまずの完了。

    栞子さんのお母さんがなぜ家族を捨てたのか。その理由はわかるようなわからないような…いや、私にはわかりませんでした。
    どうしようもなく古書の世界に惹かれてしまう自分、というのはわかる。
    家族がいては思い切り羽ばたけないという焦燥感も。

    だけど、家族はホームになってくれたんじゃないかな。
    母が帰って来るのを、きっと待ってくれた。
    だから捨てる必要なんてなかったと思うんだけど。

    でも、これほどまでに母が古書を追い求めるように仕向けたのが、祖父だった。
    後を継ぐことを拒否した娘に腹を立ててかけた呪い。
    祖父に代わって祖父の愛弟子が、母に仕掛けた罠。

    流れるように語られる過去、仕掛け、思い。
    思わず読み手の意識も流されそうになるけれど、ちょっと待って。
    みんな一途すぎない?ためらいがなさすぎない?

    古書にまつわるミステリ、というだけだったら特に気にならなかっと思うのだけど、ここまで大きな風呂敷を広げた挙句に家族の確執だったというのであれば、もう少し悩んだり悔いたりしようよ。
    ハムレットの半分くらいでいいから。

    そして一番気になったのは、いくら腹いせとはいえ、一冊の本のページを全て糊付けして読めなくしてしまったこと。
    本にそんなことするな!

    作者は他の人物たちの前日譚や後日譚があるので、番外編やスピンオフを考えている模様。
    だけど私はもっと古書の話を読みたいと思う。
    人の話より本の話が読みたいんだ。

  • かつて西鎌倉の料亭にて全く同じ装丁で革の色だけが違う赤と青と白の本のうち1冊だけ価値のあるものを選べと娘を試した父親がいた。北鎌倉の古書店主 久我山尚大は自分の後継者にしようとした智恵子に断られ罠をしかけた。7月、かつて久我山書房で働いていたという舞砂道具店の吉原という老人が、太宰の「晩年」を売りにきたー

    ◆ついに完結!全編思い返すと奥手な2人のほんのりラブラブしたとこより家族の泥々、蒐集家たちの執着、栞子さんの膨大な知識を更に軽く越えるサイヤ人…じゃないお母さんの智恵子にゾクゾクしたな-

    今回の吉原なんか本っ当憎たらしい小悪党なんだけど母娘対決がゾワゾワした-。大輔、やるときゃやるなぁ。完結したけどスピンオフとか後日談が読みたい!

  • ビブリアシリーズの本編が遂に完結。
    ドラマから入ったこの作品だけど、読めば読むほどキャスティングミスだったんだなぁという思いが増して行った。
    剛力ちゃんは栞子さんじゃなくて、むしろ、妹の文ちゃん役がぴったりはまるイメージ。(ドラマでは弟だったかな?)

    ビブリアシリーズを通して、古書はもちろん、本を読むことの面白さを改めて教わった気がする。
    登場する古書についてのイメージが具体的にわくのとか、文学通になった気分になれたりと副次的効果の多い作品だった。

    大輔と栞子さんみたいに、しっかりとした役割分担ができるパートナーって良いなぁ。

    あとがきにあった、スピンオフや実写の映画化もとってもとっても気になる!

  • シリーズ本編完結、アニメ化・実写映画化決定、おめでとうございます。
    待ちに待った最終巻、楽しませていただきました。

    ただ、待ちに待った分、評価は厳しめ。
    誤字の多さが気になったのも大きい。

    智恵子さんが出ていった理由がハッキリわかったこと、ちゃんとハッピーエンドで終わらせてくれたことは良かった。
    薀蓄も分かりやすく、飽きさせない展開も良かった。
    だが、やはり古書好きの人たちの言動には共感できない、と思った。
    ひと言でいうと、「そこまでするか!?」。
    物語としては、それでいいのだろうけれど、目の当りにしたら引くかもなぁー。

  • やっと完結。あまりにも前作から間が空いたので、最初に人物相関図が載っていてもよく思い出せなかった。シェイクスピアファーストフォリオを巡り、故祖父の弟子だった老人と実母と争う栞子。凡人なりにサポートを懸命にする大輔。母の失踪の原因も判明し、二人の仲も進展しハッピーエンド。競りの場面の緊迫感は引き込まれるものがあった。
    しかし、実の娘たちをあんなに突き放せる母がいるのか疑問。

  • 『2017年 2月 25日 初版 発行』版、読了。


     シリーズ完結の最終巻でした。本文の前に、登場人物の紹介や相関図などが収録されていましたが、非常に参考になりました☆


     これまでの登場人物がなんらかのカタチで登場していることと、今巻での内容が色濃く身内話的な内容だったので、これまでのシリーズを刊行された直後の時期ごとに読んでいた自分にとって、記憶が曖昧で「最初から『通し』で今巻まで読み直すべきか……?」と、思った冒頭でした。

     が、これまでの経緯をかいつまんで、主人公が語ってくれるあたり、非常に助かりまして「ああ、そうそう! そういうエピソードあったあった!」と、思いつつ、今巻のキーパーソンともいえる吉原に対しては「あのジジイ……」と、何度も思った有様www


     また、今巻のキーアイテム、というよりキーブックとなるのはシェークスピア。シリーズ初の海外古書。今巻を手がけるにあたって作者さん、関連の資料情報収集も大変だったろうなあ……なんて、思いつつ。

     クライマックスのフォリオの秘密には驚きました。あれは五浦くんが栞子さんに指示されるまで予想すらできませんでした。


     巻末のあとがきでは、作者が小説家としての苦悩と苦労を振り返る内容で、それ読んで思ったのは、このシリーズを完結巻まで刊行してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました☆

     やっぱり五浦くん、栞子さん、文香ちゃんをはじめとした主要キャラがとても良かったです!


     これにてシリーズ本編は完結しましたが、今後はスピンオフが控えている様子。それも楽しみで今から待ち遠しいです。

  • ついに最終巻、らしい。

    新刊が出るたびに前作の内容をすっかり忘れているので、毎回なかなか大変。

    稀覯本やら「洋書の原書」なんかに縁も興味も全くないので、薀蓄部分は正直ほとんど理解不能であった。

    てか、本で骨肉の争いなんかするなよー。
    読んで楽しむもんでしょ、本て。

    なんか、「古書」より「古本」が好きだな、個人的には。

  •  ビブリアの物語としては最終巻、らしい。

     シェイクスピアの原本、ファーストフォリオをめぐり祖父が遺した復讐が智恵子と栞子の鑑定勝負に持ち越まれる。

     とまぁ最終巻なわけだが、前巻までの内容を読むたびに忘れているというありさまであるため全く印象に残らなかった。

  • ビブリア古書店シリーズ完結編(正確にいえば栞子さん編完結)。
    1〜7巻までの間には中だるみ(?)な感の時もあったけど、最後まで付き合ってよかったと思える完結編。
    シェイクスピアと稀覯本をからめた展開で、一気に読んでしまった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

  • 約2年ぶりのシリーズ7作目で、とりあえずこれで完結。間が空いてちょっと間延びしてしまった感じ。今回のシェイクスピアの話はなかなか興味深かった。
    さて、ドラマのキャスティングはがっかりやったけど、映画は誰がキャスティングされるんだろう。黒髪の長髪は変えないで欲しいなあ・・・

  • 完結。めでたい。めでたいなぁ。シェイクスピアの時代の印刷技術や流通の薀蓄も面白かった。ラストのフェードアウトしていくシーンが好き。

  • 終わりましたね。
    イラストに魅せられ手にとった頃が懐かしい。

    ファーストフォリオに纏わる闘争はなかなか面白かったです。
    捻くれた愛情の母でしたね(笑

    栞子さん、大輔さんの関係にも決着がつきました、期待通りに進む安心感も読後感良かったです。

    本編は終わりましたがスピンオフ作品は続くようです。
    続編は気楽に待ち、ふと手にとることになりそうです。

  • 「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ最新刊にして完結編、ですが・・・前作から2年位?経っており、正直間延び感は否めません(^_^;)
    今回はめずらしく洋書、シェイクスピアの稀覯本めぐって展開します。完結編としての内容は押さえてますし、決して悪くはないんですが・・・途中から何となくトリック?が解ってしまったことと、いまいちスピード感のない展開が若干・・・
    スピンオフもあるらしいですが・・・もーイイかな(^_^;)

  • クライマックス、時間を忘れて読み進めた。心理戦は面白い。未来は明るい。

  • 大変面白かった。
    ファーストフィリオ編の完結。
    全編母が他の祖父が張り巡らせた陰謀の中でのお話。
    ビブリア古書堂の運命がかかっていたので、結構ハラハラする内容でした。

    今回は、五浦、栞子などの登場人物のイメージが、最初のうちは、越島はぐさんのタッチだったのですが、途中から福本伸行さんのタッチになってしまいました。最後は越島はぐさんに戻りましたが。・・・そんな印象でした。

  • 2017/3/16e-honで購入。

  • 最終巻。丁寧に紡がれていて最後に相応しい一冊でした。不安と期待を残しつつの結末。読んだ人はきっと彼らの今後の物語を想像せずにはいられないだろう。セカンドシーズンとかあると嬉しいな。
    あらすじ(背表紙より)
    ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多き仕掛け。青年店員と美しき女店主は、彼女の祖父によって張り巡らされていた巧妙な罠へと嵌っていくのだった…。人から人へと受け継がれる古書と、脈々と続く家族の縁。その物語に幕引きのときがおとずれる。

  • 久しぶりに続きを読んだから色々と複雑な姻戚関係をきっぱり忘れていたけど、栞子さんと五浦くんもくっついたし、スーパー母親と競い合いながらもラスボスみたいなおじさんを倒しシェイクスピアの本物ファーストフォリオ云億円とやらをゲットして一応完結。本好きなので薀蓄が多くて最後まで楽しめました。

  • ラストにふさわしい読み応えでした♪入札シーンは手に汗握ったし、大輔くん良くやった!と内心拍手喝采。母親は最後に少しだけ母親はらしく。大輔くん、気に入られて良かった☆本を読むのが苦手と言いながら栞子さんの話をあれだけきちんと聞けるのだから大輔くん、多分ハマれば恐ろしく本好きになりそう。最後も甘締めだけじゃなく栞子さんの古書愛締めで大満足。古書を巡って「そこまで!?」と思うような事件ばかりのシリーズだったけど、億の値段がつく世界。狂気とも思える所業も仕方ないのかな…と思える最終巻でした。スピンオフ楽しみです。

  • テレビドラマ化など大ヒット、派生作品も多数現れたこのシリーズも最終巻。
    シリーズ開始当初から謎に包まれていた栞子さんの家族との関係が、不穏な空気を含んだまま進んでいきます。

    これまでの作品は主に日本の作品でしたが、最終巻はウィリアム・シェイクスピアの作品が取り上げられています。
    今回は、作品そのものよりもファースト・フォリオであったり、ファクシミリといった書籍がどう作られて、どう受け継がれてきたのかというトリビアがすっと物語に馴染んでいるのが「相変わらず巧いな」という印象です。

    これまでの巻で、栞子さんと五浦さんの関係は出来上がってしまっているので、ラブコメ感は薄めですが、その替わりといってはなんですが母親である智恵子との関係が丁寧に描かれています。
    物語のラスト、大逆転劇の中で母娘の耳打ちは台詞として書いていませんが、その内容と距離感がエピローグであかされる演出は素敵で、この物語らしい閉じ方だなと思いました。

    「本を好きになる」小説、本当に最後まで楽しませて頂きました。

  • 待った待ったずいぶん待った。ハッピーエンドと分かっていても面白かった。
    栞子さん大輔さんおめでとう!


    母・篠川智恵子や久我山尚大との関係で、
    栞子さんが残酷さを顕わしていまうのではと思っていた。
    それを打ち破るような展開やカタルシスは無かった。

    いや、いや、なぜこんな間違った期待をしていたのだろう。
    それはスピンオフに期待するとして、
    栞子さんはやはり栞子さんということがわかったのだ。よかったよかった。



    ビブリアは古典にまつわるストーリーや、
    それについての丁寧でやさしい説明で、
    読んでて穏やかになれる。

    実写映画&アニメ映画も決まったとのことで、楽しみだ。
    特に実写は、キャスティング、よろしくお願いします…。

  • バッドエンドにはならないよなぁ・・・と思いながらもドキドキしながら読み進める。
    古書の競りで公開入札方式が本当にあるのかどうかは分からないが、フィクションだとしてもその駆け引きの描写は十分に面白かった。

    これでシリーズ完結?期待してたよりもフンワリとした終わり方に若干肩透かしを食った気もしたが、そういうシリーズだと思えば納得できる気もする。

    時間があればシリーズ最初から読み返してみよう。

  • ついに完結編。

    今回はシェイクスピアの古書を巡る謎。

    栞子さんの家族にも深く関わってくる本だったと思う。

    智恵子との戦いもあったし、大輔と栞子の仲はよりいっそう深まったし、ほんといろんなことがスッキリと解決した。

    でもなんか少し物足りなかったかなー。洋書だったからかな。
    今まではもうちょっと謎とか人間関係が複雑だったように思うけど、あっさりしてた気がする。

  • これで終わりかと思うと残念です。

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