君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)

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著者 : 佐野徹夜
  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926751

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • みんなが泣いた、圧倒的感動がここに…
    大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。余命わずかな彼女に、死ぬまでしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間が再び動きはじめた。今を生きるすべての人に届けたい最高のラブストーリー。

  • 好きです。
    好きな物語です。

    この頃、ビジネス本ばかり読んでいた。
    ひさびさに青春でほろ苦く温かな物語に触れた。

    死から逃れない まみず。
    そんな彼女に振りまわされていく、そして変わっていく卓也。

    素直な物語が流れていっていました。
    先が読めてつまらないと言う人もきっと多いでしょう。
    でも素直にセリフや行動を受け止めながら終わりに近づいていく物語が好きでした。

    読んで良かったです。

  • 紀伊国屋で目立つ位置にあり何となく気になったので読んでみました。
    「君の膵臓を食べたい」や「世界の中心で愛を叫ぶ」的な
    病気の女の子と恋する男の子という構図でそれなりに
    使い古されている設定なのですが「発光病」という実在しない病気を使っていたり
    スマホのビデオ通話なんかを使って現代風にすることでオリジナリティを出していて
    それなりに楽しめました。というか白状するとのめり込んで寝られなくなりました。
    結末も分かっているのにどうして面白いんですかね。

    主人公は身近な姉の死を経験したことで死に憧れていて
    その死に直面したまみずに惹かれていくのだけれど
    まみずの死を受け入れるプロセスを経て生を肯定していくという分かりやすい
    前向きな感じが心地よいんでしょうね。

    全体を通してライトノベルな感じですが物語のキーともなる
    中原中也の詩
    「愛するものが死んだ時には、
    自殺しなきゃあなりません。」
    なんかが効果的に使われており深みも持たせています。
    ちなみにこの詩、文中には一部しか出てこないのですが
    気になったので全部読んでみました。
    もっと陰鬱な詩なのかと思っていたのですがとても明るい
    感じのする前向きな詩でした。

    あと全然関係ないですがこの小説でかなり印象に残ったのが
    顎に肘をくっつけることが出来ないというくだり。
    やってみると確かに出来なくてハッとさせられました。

  • 世の中にはこの世を生きたいと思っている人と、この世から無くなりたいと思っている人がいる。その2人が交錯したときになにが起こるのか?価値観、情、愛…様々な要素が入り乱れながらも起きる変動が美しい文章と共に描かれている。

    命に触れる文献は哲学的な印象を持たれがちだが、この本に登場する高校生たちの立ち振る舞いがそのまま感じられるようになっていて好感がもてる。

  • ★ネタバレしてます★

    サクサク読めて、泣ける本を探していて本作品に辿り着きました。
    結果、大正解。

    姉を3年前に亡くしている高校1年生の岡田卓也。そして、クラスメートではあるが「発光病」で余命宣告されてずっと入院生活を送っている渡良瀬まみず。この二人の切ないラブストーリー。

    姉の死のせいか、卓也からは、どこか死が近くにある危うい感じを受ける。まみずの死期が近づき、卓也は自らも死を選ぼうとするが、そんな卓也に生きてもらうために、まみずは最後のお願いをする。その言葉に心打たれました。

    「私のかわりに生きて、教えてください。この世界の隅々まで、たくさんのことを見て聞いて体験してください。そして、あなたの中に生き続ける私に、生きる意味を教え続けてください」

    『君の膵臓をたべたい』(住野よる)や、『半分の月がのぼる空』(橋本紡)などがお好きな方は、この本もお気に入りになるのでは?、と思います。

  • 結末が分かっている物語は、過程で決まる。と、当たり前のことをそれっぽく言ってみたけど、第23回電撃小説大賞の大賞受賞作2作目は、高校生の愛と喪失の青春小説だった。

    正直、昨今この手の展開には食傷気味だったが、本作は台詞で良さを出している。謎の不治の病は演出のためのパーツと感じてしまったが、男女が一冊のノートを通じて心を通わせていくさまは、突飛さはないが温かい。そして互いの本心をさらけ出していく箇所の台詞の勢いが良い。

    構成の緩急に違和感を感じる箇所はあれど、全体はまとまっている。また読んでみたい作家。

  • ★第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作
    【選考に関わったすべての人の心をしめつけた、圧倒的感動作がここに――】

     大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。
     余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。
     読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。

  • 生きづらさを感じているすべての人へ。
    ストーリーもそうだけど、あとがきの作者の思いにとても共感したので、最後のページまで読むべき。
    なんで私みたいなのが生きてて、素晴らしい人が早く死んじゃうんだろうって、死に直面したことがある人なら誰もが抱いたことのある思いだと思う。
    そりゃ色々重ねて泣きそうになる。
    それからキャラクターがどの人も自分の信じた道を進んでいるところがすごく好き。
    頑張り方はそろぞれだけど、それでいい。私は私らしく進めばいい。
    病気、交通事故、自殺、いじめ、生と死。
    生きたい。生きる!

  • 普段の私なら絶対に泣いていたと思う。
    でも何故だか涙が出てこなかった。
    本を読んでいて、その内容から思い当たることがいくつかあった。
    だから私は自分の心が死んでいると感じた。
    大切なことを気が付かせてくれた一冊。

  • ううん…
    なんとなく"君のすい臓を食べたい"にテイストが似てる、かな。
    病気モノだと近くなるものなのかもしれませんが。
    その印象がちらついてどうも純粋に楽しめなかったかも。

    あとがきの作者の思いとか
    そこは素敵だと思いました。
    生きていくことを前向きに捉えたくなるかな、と。

    全体的に読みやすくはあったけど
    10代から離れていっているせいなのか、
    なかなか共感はしづらかったです。
    表紙イラストはすごく好きです(*´∀`)

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君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)の作品紹介

この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛!
読む人すべての心をしめつけ、4,878作品の頂点に輝いた、最高のラブストーリーがここに――。

大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。
余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。

「しっとりと心に染み渡る、美しい恋物語」「参りました。泣きました。生きていく――そのための力を読者にプレゼントしてくれる」と、なみいる選考委員も涙した、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作。
刊行にたずさわったみんなの心を揺さぶった、“今を生きる”すべての人に届けたい感動のラブストーリー。

君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)のKindle版

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