キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)

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著者 : 斜線堂有紀
  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048927048

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キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

  • ビブリア古書堂は古書に纏わる話だが、
    こちらは映画に纏わる物語。
    ビブリアの三上さんがオススメしているし、
    イラストをスカイエマさんが描かれていて
    更に内容が面白そうだったので購入してみた。

    こういう話によく出てくる、一つの事柄に
    卓越したクセのあるキャラクターが
    この本では嗄井戸(すごい名前(笑))だが、
    クセはあるが結構可愛い少しヘタレな人物で
    嫌味がないし、好感が持てる。
    映画に関しても、世間的によく知られているような
    映画を取り上げているし、内容も分かりやすい。
    事件の流れは若干予想しやすい流れだが、
    まだまだ色々な話が読んでみたいと思えた。
    是非、続いてシリーズ化して欲しいなと思う。

    それにしても、ビブリアに出てくる本もだが、
    今回の映画も有名だけれど改めてじっくり
    見た事がないかもしれない…というラインナップで
    これを機にゆっくり見てみたいと感じさせられた。

  • 映画をあまり観たことのないわたしでも、タイトルは知ってるよっていえる有名どころの映画の蘊蓄から始まるので、読みやすく置いてけぼり感もなく楽しめました。主役の男子二人組もそれぞれ完璧人間でないので親近感を持てます。(ちょっとめんどくさい2人だけど)ストーリーもそれぞれの話は途中でラストが読めちゃうけれど、それでも彼らの活躍にぐいぐい引っ張られて楽しく読めました。第三話までサクサクと話が進んだ分、第四話でガツンとおっきい衝撃を落とされました。このシリーズ続くだろうな。そうしたらきっと追っかけますね。

  • たぶん間違いなく今年一番のお気に入り。
    映画には造詣が深くない私ですが、この作品を読むと映画を観てみたくなります。
    作中の溢れんばかりの映画愛とモラトリアムの危うさと、炎上(物理)。そして、語り部である奈緒崎くんのどこか不安を覚える倫理観と、探偵役の嗄井戸くんの可愛さと危なっかしさ、二人を母のように深く優しい心で見守るヒロイン束ちゃん。
    癖になる魅力が網羅された一作です。
    ある意味ドラッグ的な中毒性を秘めていて、読む前の自分にはもう戻れないな、と思える快感が、また素敵。

  • 2017.0701読了 図書館
    今流行りの安楽椅子探偵。殺人事件を扱っている割には、ちょっとライトミステリーっぽかったのですが。最後の話は重かった。もうミステリーは読めないかも、と感じるくらい。

  • ただただおもしろい
    ページがどんどん進んでいく
    狂ったキャラクター、場面展開の盛り上げ等々、やっぱり上手

  • 私立英知大ドイツ文学科の成績を落とし、担当教授に呼び出された奈緒崎。留年の救済措置として提案されたのが1つ上の主席入学を果たしながら長く休学、引きこりの嗄井戸高久を学校へ連れてくること。嗄井戸の住む下北沢へ向かうとかつての知り合い「冷え冷え屋敷」の常川に会った奈緒崎は映画館パラダイス座の閉館を知るー

    ◆パラダイス座か-…タイトルに書いちゃった時点で嗄井戸じゃなくても犯人もやり方もわかっちゃうじゃ-ん、映画の薀蓄語りたいだけなのかしらん…と1章で冷めつつ読んだけど。テスト中に錯乱して演説ぶった話とかライトで面白かった♪しかしこ面倒臭い幽霊の復讐劇とかヘビーなサイコと過去とか、そのくせ最後は案外出てこれちゃうとか、これ安楽椅子探偵としてどうなんだろう?あんなヘビーな過去明かしたからには続編でいつか犯人見つけるのかなぁ…。薀蓄は面白いけど無理やり映画にこじつけた感は残念。

  • 映画好きとしては、もっと映画の内容をうまく使ってほしい。

  • ご献本いただきました。ありがとうございます。『ビブリア古書堂』の三上延さんが推薦なさっているのは、ビブリアの映画版を意識されてのことなのでしょうか。『ニュー・シネマ・パラダイス』『セブン』『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』など、そこまで映画に詳しくない私も見たことのある作品が扱われていたので、探偵嗄井戸(かれいど)の蘊蓄に辟易することも、無知な読者が行かれた感もなく読めました。
     嗄井戸ホームズ・奈良崎ワトソンのコンビシリーズで続くのかと思っていました。が、クライマックスで一気にえらいことになってしまって、謎が明らかになり・・・これで、ジ・エンドなのかな?続きが読みたいです。嗄井戸の蘊蓄もっと( *´艸`)

  • 映画オタクで天才で引きこもりの白髪美形大学生と、そんな彼を大学に投稿させるべく任務を帯びた大学生の青春ミステリー。軽妙なストーリーが楽しく乗って来たところで何やらスプラッターな方向に行きかけハラハラしましたが、意外やちょっと感動的友情のスパイスの効いた仕上げとなっていて、今後この二人がどのような友人関係を築いて行くのか楽しみです。

  • 映画好きの小説読みは必読かもしれない。は大袈裟だが、映画マニアのホームズ役と素人のワトソン役が繰り広げるアームチェア・ディテクティブものとして大変面白い。扱う映画も、名作からマニア向けまで様々で、作者の映画への造詣が伺える。

    電撃大賞受賞作、すなわち新人作家さんで、ちょっと設定の辻褄が合わないところが散見されたし、心理描写の推移にテイストが揃っていない感もあるが、物語の組み立てとストーリーラインの流し方は中々見事で、キャラ立ても良い。続編があるなら読みたいと思わせる作品だった。

  • 何このニヤニヤ感(笑)。
    主人公の友達、可愛すぎるでしょ。面倒くさくもあるけど(笑)。

    とんでもない過去を持って引きこもりになった超金持ちかつ天才の友達と冴えないけど友達思いな2人の男子大学生(?)のなんともニヤニヤな友情ストーリー。
    青春だね~。

    現代語な感じで終始進むから、読みやすいです。

    男子の方が、こういうとこ、なんていうかつるみきるというかうさぎちゃんというかべったりなとこあるよねーって、ふと思う作品でした。

  • 嗄井戸がカワイイ。ヒロイン(男)感がある。
    映画の蘊蓄を交えながら、ほのぼのな雰囲気で進んでいて楽しめた。
    と思ったら、最後の話が急に重くエグくなって悪い意味で裏切られた。
    帯にサクッと読めると書いてあったので余計に雰囲気の転換についていけなかった。
    (重くないと勘違いした自分も自分だが)
    最後の話、展開自体は緊迫感+ピンチにヒーローがって感じの王道で面白かった。

  • ひきこもりの映画マニア・嗄井戸と、彼を部屋から連れ出そうとする・奈緒崎。
    彼らの身の回りで起きる事件たちを、実在する映画の知識を扱いながら解き明かしていく連作短編のミステリー小説です。
    私の映画に関しての知識は、ほとんど見たことがないという奈緒崎と同じぐらい。
    彼が最後に見たという映画『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』ですが、私が最初に見た映画が『ドラビアンナイト』だったので思わず共感!
    両親と一緒に地元の小さな映画館へ行った思い出が蘇りました。
    そこからパラダイス座のエピソードと繋がって、とても自然に物語に入り込めました。

    実在する映画のストーリーや雑学などを知りつつ楽しめるのは、こういうタイプの作品の長所ですね。
    漫画の『テレキネシス 山手テレビキネマ室』も実在映画を扱う作品としては好きで、普段は映画を見ない自分を、映画に興味を向かせてくれるのはありがたいです。
    (こちらは悩んでる人に映画を見せてメッセージを伝えるという物語)

    そして、その映画たちの魅力に負けないぐらい、主人公二人の掛け合いも楽しい。
    凸凹コンビという感じでケンカもよくするんだけど、話が進むにつれてお互いのことを理解していくのが心地良いですね。
    最後の話ではそこが言葉やお互いの行動で示されるのがよかった。
    かなり重めのエピソードながら、ラストシーンは涙が出そうになりつつ、ツッコミもできて清々しい終わり方なのも素敵ですね。
    あと、前半にあった奈緒崎の「映画が好きなんだから、人間が嫌いなはずがないのだ。多分。」というなにげない言葉もお気に入りです。

    続編があるのかはわかりませんが、またこのコンビと映画の薀蓄が見られたら嬉しいですね。

  • ★第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作
    【「終幕だ――。傑作だったな」 華麗なる謎解きの名画座へ、ようこそ】

    「休学中の秀才・嗄井戸高久(かれいどたかひさ)を大学に連れ戻せ」。
     留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎(なおさき)は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく……。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と、完璧なアリバイを持つ容疑者……。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。

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キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)の作品紹介

留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎はひょんなことから、秀才でひきこもりの映画オタク・嗄井戸と出会う。彼は部屋から一歩も出ることなく、 その圧倒的な映画知識で次々と不可解な事件を解決してみせ――。

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