- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048932813
作品紹介・あらすじ
二〇九七年四月末。
戦略級魔法の使用はブラジル軍だけにとどまらず、ギニア湾岸にて大亜連合により戦略級魔法『霹靂塔』が使用される。
魔法が戦火を拡大し、世界を包んでいく。
魔法を使った者への非難。
魔法を作った者への非難。
魔法師への逆風が強まる中、魔法の平和的利用として、USNAの研究者であるエドワード・クラークから『ディオーネー計画』という壮大な宇宙開発プロジェクトが提案される。そして、選ばれた人員の中にはトーラス・シルバーの名前が。
これをきっかけに達也がトーラス・シルバーであることが白日の下にさらされてしまうのだった――。
達也と深雪に新たな試練の時が訪れる。
感想・レビュー・書評
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相変わらず達也の魔法の説明はちんぷんかんぷん←でしたが、それでも面白いのがこのシリーズ。
久々に読んでもすんなり世界観に溶け込め、あっという間に読み終えました。
ディオーネー計画の裏の真相や、リーナが見てしまった光景は恐ろしかった……
魔法師は叩かれてしまうけれど、その裏で……というのが尚の事恐ろしい!
その一方で達也の友人たちの絆には心が温かくなりました♡
まさかの達也の“想定外”での終わり……!
続きが気になる!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3冊連続で読んでだんだん面白くなってきた。孤立編だけど…という落ち。主人公のロジックにも一理あるから、周りのみんなの理解力の乏しさに釈然としないが、続きも楽しみ。
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よかった
孤立するのは確実だし、逃げるしかないけど、彼の中にある少しの感情が、友達によってプラスに働くはず。
それが彼にとっても救いになってほしいなあ。 -
今までと立ち位置が変わって行くところが面白かった。達也無敵が更にパワーアップ。
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世間を敵にまわす…これは魔法力でどうなるものでもないから厄介。身内同士の私闘もなかなか。
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ライトノベル
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魔法師が道具として利用される構図は、魔法師を兵器として使い潰す現状と、何も変わらない。
魔法師という特殊な技能を持った者が、社会のために尽くすというのは理解できる。が、それは、その技能を持った者を正しく平等に扱えているのかということも言える。
役に立つ方法は幾通りもあり、危険を冒す必要があるかはよく考えなくては行けない。世論が一個人を殺して良いはずもなく、何が正解かは本人が決めることのように思う。