- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048940795
感想・レビュー・書評
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NHK「ようこそ先輩」を見て、興味を持った人なんだけど、
この本を書いた人だとは知らなくて、
え、あの時話題になったあの本の人、この人と同一人物??
となった。
そのくらい、イメージが違いすぎる世界。
岡崎京子「東京ガールズブラボー」的な部分もあって、
ちょっとわくわくする部分もあったけど、
基本的にダーク。
あの振り切っちゃった世界は、その反動なんだなー
しかしこのタイトルは秀逸。 -
原宿で大人気の6%DOKIDOKIブランド、こんな経歴があって誕生したとは知らずに読んで衝撃を受けた。増田セバスチャンの『子供を主張するカラフル』のこだわりに深みが出た気がする。一歩下がって自分に置かれている状況を把握しようとする姿勢、自分を貫き通す覚悟が伝わってきてとても面白かった。
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感性は鋭いかもしれないけど、家族に捕らわれすぎてる。彼のツイートを読むと、なんだかという感じ
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何かを生み出し、強烈な衝撃を周囲へと与えることが出来る人間には、それなりの過去がある。
映画『Alice in wonderland』に、「素晴らしいものを持っている人は、皆どこかしらイカレている」と、いう台詞がありましたが、本書を読んで、まさにその通りだと思いました。 -
装丁のかわいさでつい購入してしまったものの、帯に「子どもは作らない」なんて書いてあるから、増田セバスチャンを知らない私は固い本だと思った。正直、"自伝"的なものは読んでもつまらないと思うことが多く、買ったはいいけどコレどうしようと思ってしまったけれど、通勤で読むものを迷っていたのでなんとなく読み始めることに。読み始めるとその勢いは止まらず、(文字の大きさなんかもあるかもしれない)3日ほどで読み終わった。通勤時にしか読まなかったので、この勢いは凄い方だ。
とにかく彼の一生は波乱に満ちていた。いつも誰かに何かに振り回される。子どもの頃は親に、大人になってからは恋人とお店に。壮絶な人生の合間に、彼の才能と90年代カルチャーが垣間見れる。90年代後半に青春時代を迎えた私にも知っている名前なんかが出てきて、懐かしく思えた。
セバスチャン氏と同じく機能不全家庭で育った私には共感することも多く、読めば読むほど癒された。メディアなんかでの”AC”という言葉の登場回数は”ADHD”に取って代わり最近あまり聞かなくなったけれど、この本はそんな人たちが読むべきだと思う。
最終的に彼はそんな人生を受け入れ、現在でも影響力をもつ人の一人となっている訳だが、残念ながら(特に)関西ではあまり知られていない。この本をもっと知って欲しいと思うと同時に、この本に癒される類の人が増えないで欲しいとも思った。