Freestyle

著者 :
  • M.Co.
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本棚登録 : 441
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048942089

作品紹介・あらすじ

嵐の大野智が10年にわたり創作してきたフィギュア、オブジェ、ペインティングなどの作品を、大野自らがロケで撮影した写真を中心に紹介する作品集。制作過程を追ったスナップやロングインタビューなども掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 美大受験の浪人時代、絵が上手く描けなくなった時期があった。
    そんな時期に念願欲しかったこの書籍を手に入れた。
    中身は作品もさることながら、大野さんの考え方が素晴らしかった。
    彼は「才能」だとかいう言葉を嫌う。嫌味なく、好きだから彼は続けていて、自然に上達していっただけだという。そして、みんなに楽しんでもらいたいから個展を開いた。
    そんな彼の人間性に魅力を感じたし、ホッとした。
    また、自分は絵が嫌いなのかと悩んでいたが、幼稚園から絵を続けている私が嫌いなわけないな、と逆説的に大野さんの言葉を解釈しやる気がみなぎった。
    お世話になった一冊。

  • アートとしてのセンスとクオリティの高さに驚かされる。黒人をモチーフにした小さな顔型のフィギュアは見るものを引きつけ、設置した場所によって、ほくそ笑むようにも、祈るようにも見える多面感が面白い。
    作品群の多くはニューヨーク・スラム街あたりの
    空気感を持っているのはなぜだろう。
    黒人達を撮り続けたフォトジャーナリスト・吉田ルイ子さんの『ハーレムの熱い日々』をふと思い出す。

    人物画もオブジェにも共通している、口元の大胆な表情に、製作の過程で解き放たれる彼(大野智さん)の開放感が垣間見える。

  • 私がこの本から受け取ったのは、
    「僕はこんな感じだよ。あなたもどう?」っていうやわらかいメッセージ。

    「僕はこれだけ頑張ってるよ、だからあなたも頑張って」とは違うんだよなぁ、感覚的に。

    方向を決めてたくさんの人を引っ張っていく強さじゃなくて、
    変わらずにそこで待っていてくれる強さ、みたいな感じでしょうか。
    あくまでも私の個人的な印象ですが。笑
    そのさり気ない空気感が、とても好きです。

  • 嵐、活動休止…写真集に集まる注目
    2008年の写真集に注目が集まっており、ネット書店のランキング上昇!

  • 愛読書。というかいつもそばにある一冊。井の頭公園に持って行けばよかったなあ。なにか作りたいという欲求を思い出させてくれる。
    個展、行きたかったな~。でも眺めてるだけでわくわくして癒されます。
    どうも私は「作りたい!」って欲求に駆られて作り出された作品たちが無性に好きみたい。うん、そこに意味はないんだよね。ただ作りたいだけなんだよね。
    メッセージ性のある作品にも最近グッとくることが多いけど、大野くんに限らず湧き出てくるものをカタチにした作品が好きです。側に感じられる。

  • 天然な人と思っていましたが、多才なんですね。
    シュールなフィギュアが良かったです。

  • 大野くんの才能が詰まった一冊。これを持って旅に出ます。

  • 私はあのような絵は描けないし作れません。
    一言でやっぱり上手い。

    大野くんファンなら買っても良いと思います。
    少し残念なのが、本の半分強が100体フィギュアです。
    絵のほうが好きです個人的に。

    芸術性という点で評価すると、彼の作品は全然まだまだだと思います。もっと素晴らしいアーティストさんはゴロゴロいます。趣味の域です。

    しかし、彼は本誌でも趣味の域だとおっしゃっているし、ただ作ったものを見てもらいたいだけと、何より作品作りを楽しんでいます。なので、芸術性云々は別に良いと思いました。器用で、センスもあると思うので今後も作ることを楽しんで欲しいと思いました。

  • アーティスト大野智がぎゅっと詰まってます。
    メンバーからのメッセージも最後に載っています。
    作る過程の試行錯誤などが時系列で語られています。
    益々大野くんを尊敬しちゃいます!

  • 嵐を好きになり大野くんを好きになり、
    大野くんの作品集があることを知り購入しました。
    絵が上手だということは知っていましたが、このレベルは想像していませんでした。
    ましてや、誰に見せるつもりだったわけではなく、ただひたすらに創り続けていたなんて!
    評価を気にしない、自分がいいと思ったものはいい。
    すべてが自由で枠に縛られない。
    彼の生き方そのもののような気がします。

    ロングインタビューを読んでさらに大野くんという人に惹かれた気がします。
    ふわったした印象の強い彼ですが、その内に秘めている思いや、決してぶれない芯の強さが感じられ、こんなにも自分に厳しく生きてきたんだなと感心させられました。

    自分の子供にも見せたい一品です。

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著者プロフィール

島根大学医学部附属病院 臨床研究センター 教授
1998 年島根医科大学卒業。その後、金沢大学、帝京大学、大阪大学等を経て、2018 年より現職。
2022 年より同附属病院副病院長(安全管理担当)を兼務。

「2023年 『さがす・読む・伝える はじめての医学系情報』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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