燃えるスカートの少女

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  • 角川書店 (2003年5月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048972086

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燃えるスカートの少女の感想・レビュー・書評

  • 何で評価されてるのか全く分からず、言いにくいけど、つまらない…

  • 世界観は共感できるけども
    これは訳の仕方が非常に悪いです。
    ある伏字の言葉が。

    たぶん原書では表現が違うのでしょう。
    でも表現がいただけません。
    もう少し練ってほしかったなと思いました。

    日常に見えて非日常。
    私は「癒す人」が気に入っていたかな。
    不思議な力を持つ二人の少女の物語。

    それと、「指輪」
    難だろう、夢の世界にいる感じ。

    訳がとにかく残念。
    それだけ。

  • 不思議な短編集でした。

    わたしは英語が読めないので本作を選んだのですが、
    もし英語が読めたのなら原本を読んでみたいなあと強く思いました。
    ファンタジーと言うには現実的で、リアルと言うには不可解すぎる。
    かと言って幻想的とも言いがたい。口が裂けてもリアルとは言えない。
    思いがけないお話にばかり出会える本でした。

    ひとつ残念だったのは、訳者の方とすこし合わなかったこと。
    はっきり言うと、セックスの訳し方がいまいちその場の雰囲気に馴染んでなかったなと。
    それだけが非常に残念でした。

  • さっぱりわけがわからない。

  • 最初翻訳がすごく気に入らなくてイライラしたけど、途中から慣れて普通に読めた。原文を愛しすぎてて意訳ができないのか、もともと翻訳が得意じゃないのか、それともこれが翻訳者のお気に入りのスタイルなのか知らないけど私にはあまり好みじゃありませんでした。
    でもお話の透き通ってるかんじは好きだからぜひ原書を読んでみたい。
    『皮なし』『酔っ払いのミミ』『癒す人』

    でもいちばん印象に残ったのは訳者あとがきの「『眠りながら泳げる』というイルカみたいな元水泳少女の彼女に」って一言でしたごめんなさい

  • 氷の手と炎の手を持つ女の子の話が一番好き。

  • なんだか理解し難い世界でした。

  • どこか哀しみがつきまとう短編ばかり。
    内容は好み。

    残念なことに、翻訳が下手。
    主語(とくに三人称)を使いすぎ。
    ひどいところは、たったの三行で、「彼」と「彼女」あわせて7回でてくる。(41p)
    うるさい、誰が動いてるのかはわかるから黙ってて!
    話に集中させて!
    と、ひさひざにイラっときた。

    途中までしかすすめなかったから、原書さがすよ。

  • 逆進化していく恋人。戦争で唇を失った夫。火の手を持つ少女と氷の手を持つ少女。ハイスクールに通う小鬼と人魚。予知する老人と老女の夫婦・・・。
    純真と残酷で少し歪んだ16篇の切ない物語。


    エイミー・ベンダーという作家が天才ならば、これを翻訳した管啓次郎という人もまた天才だと思う。
    この本に収められた作品はどれも私的で詩的で、あまりにも素直な感情の吐露のような言葉には、頭で理解する前に共感させられてしまう。

    人間である最後の日に“世界はさびしい”と思っていた彼は、翌日は猿に、海亀に、そしてサンショウウオになっていく。
    彼女は、いずれ微生物になってしまうであろう彼を顕微鏡で探すことになる前に海へと放つ話。「思い出す人」

    人が無くしたサングラスや鍵やコンタクトレンズやセーターを嗅ぎわけ、見つけることが出来る不思議な能力を持つ孤児の青年が、ぼくを見つけにきて。ここにいるよ。と願う話。「無くした人」

    癒しの力を持つ氷の手の少女と、街の皆から忌み嫌われる火の手を持つ少女。
    二人が手を繋いだときにだけ、その力は中和され、普通の少女に戻れるが、火の手を持つ少女はその手を切り落としてしまうという話。「癒す人」

    当事者、またはその第三者の語り口で綴られていく、それぞれの奇妙な世界。
    どれもが寂しくて、悲しくて、生々しくて、それでも暖かい。

    それぞれの主人公は、差別や区別で世界と自分との間に一線を引いている。
    それが彼らのアイデンティティを示すと同時に、孤独を感じさせている。
    かつて一緒だったものと一線を引き、失い、飢えている。

    人は一度手にしたものを手放すと“寂しい”と感じる。
    そうではないときには感じられなかった孤独を感じることが出来る。
    初めて人を抱きしめたときの、抱きしめられたときの、まるで最初からそうなるべく互いの身体が出来ていたかのようにすっぽりと収まる感覚に飢え、失った片割れを探し、さまよい出す。

    暗く、重たいテーマばかりの作品だが、後味はどれも悪くはならない。
    それは、燃えるスカートの少女が感じた一瞬の光輝と情熱のように、どんな環境に身を置いていても誰もが必死でもがき、僅かな希望信じて生きている姿に共感できるからだと思った。


    エイミー・ベンダー、その他の著書

    ・私自身の見えない徴
    ・わがままなやつら
    ・燃えるスカートの少女(文庫版)

  • どうしても、こういうテイストの小説に惹かれてしまう…

  • たとえていうなら、ミニシアターでたまにリバイバル上映される東欧の短編映画、みたいな。色鮮やかできれいだけど、根本的な世界観が自分の日常とはまったくかぶらない感じ。虚構がルールとして成立している世界の、エロくて不思議な小説たち。

    読み終わった後、なんともいえない虚脱感と暗い気分に覆われる。
    漢方の陰陽で言うところの陰に属する小説だと思う。でもセンチメンタルだったり、鬱だったりはしない。なんだろう、吸い取られる、冷える感じ?麻薬のような感じ?

    それも含めて不思議で、他に類を見ないことは確かです。

  • 最初は頭おかしいんじゃないかと思った。二度目は共感して、三度目は才能に嫉妬した。

  • 不思議な不思議な感じ。

    心がふにゃって感じになりました。

  • 2009.11.07. P.26「フーガ」5.道路脇 で途中挫折。だけどなんだか魅力的な、不思議な雰囲気を持ったアンソロジー。奇妙なファンタジーのよう。ジュディ・バンドニッツに少し似てるかも。日本語が微妙に変になってる箇所が多くて気になった。

  • 幻想的な短編集。
    女の子達は綺麗じゃないし簡単じゃない。
    けれど淡々と語られるから、普通にうんそうだねって話を聞くみたいにサラサラ流れていく。

    極と極にいるから誰にもわかってもらえなくて、両端という共通点のあるあの子にだけはわかってもらえるんじゃないかと期待してしまう/あらかじめ捨てている火と水の話が好き。
    この本もやっぱり「さみしい」みたいな話たちなんだな。

    下衆な解説が邪魔。

  • 不思議で突飛な世界が拡がる短編集。「マジパン」が好きだなぁ。

  • 雰囲気を楽しみ、話が淡々と進んでいく感じはフランス映画の様。
    数編を読んでいる間は、モチーフは好きなもののスッと終わるラストに物足りなさを感じ
    「正直ハズレだったかも…?」と思っていましたが、後半に収録されている話からどんどん面白くなる。
    『フーガ』『酔っ払いのミミ』『癒す人』『マジパン』『どうかおしずかに』が好きでした。

    0923-0926
    /////
    R・ブラッドベリ、R・カーヴァーの読者たちは、きっと彼女の虜になる。

    戦争で「唇」を失った夫、父が死んだ日に異常性欲に見舞われた図書館司書、せむし男と激しい恋におちた高校生……ファンタジックな物語が、とてつもなく切なく、哀しく、けれど温かく描かれる、全11篇の短篇集。

    <font size="3">町には二人、突然変異の女の子がいた。ひとりは火の手をもっていて、もうひとりは氷の手をもっていた。他のみんなは普通の手をしていた。</font>

  • この本の中は、まるで昔の縁日の見世物小屋のようである。
    見世物小屋のメインである
    「ろくろ首」や「蛇女」みたいな
    ありえないものが、さもありなんと展開されていく。
    しかし、その一編一編の完成度が高く
    奇妙奇天烈さを感じさせない。
    上手いと思う。
    お薦めの一冊。

  • エイミー・ベンダーはアメリカの新人女性作家。イタリア系の顔してると俺は思う。これもケリー・リンクと一緒っちゃ一緒かな。でも、あっちより頭使って書いている気がする。っていうか、この人は好きです。カフカっぽさをアメリカ文化と女性視点で作り直した感じ。っていうか、カフカのまんまだと思う(カフカ短編集のアメリカ現代女性版って感じ)。そして、直接読んでないかもしれないけど、ある意味で村上春樹と地続きの世界のような気もする。もっと読まれていいと俺は思う。面白かった。

  • 不思議で可愛く変テコな短篇集。「癒す人」がお気に入り。「町には二人、突然変異の女の子がいた。ひとりは火の手をもっていて、もうひとりは氷の手をもっていた。他のみんなは普通の手をしていた。」ってやつ。

  • ああ、この感じ。少女の持つ毒。
    短編それぞれの主人公の女の子がみんなグロかわいい。。。

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燃えるスカートの少女の作品紹介

不可思議で、奇妙で、痛々しく、哀しみに満たされた、これは現実をかたる物語たち-失われ、取り戻される希望、ぎこちなく、やり場のない欲望、慰めのエクスタシー、寂しさと隣り合わせの優しさ、この世界のあらゆることの、儚さ、哀しさ、愛しさ。少女たちが繰り広げるそれらの感情が、物語を超え、現実の世界に突き刺さる。本処女作にして強烈な才能を発揮し、全米書評家たちをうならせ絶賛された、珠玉の傑作短編集。

燃えるスカートの少女の文庫

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