暗闇のなかで

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制作 : Rachel Seiffert  高瀬 素子 
  • アーティストハウスパブリッシャーズ (2003年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048981323

暗闇のなかでの感想・レビュー・書評

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  • 上映中の映画「さよなら、アドルフ」の原作にあたる。
    読了後の映画鑑賞は 私的にはだいたいがNGで、
    映画の後の原作は、たいていOKなので、
    本当は、鑑賞後に読みたかったけれども、
    映画を観に行けそうになく…。残念。

    10年以上前の出版。
    良い本を見逃していたなという感想。

    加害について 暮らしの中でどう向き合うのか。
    白黒つけるのではなく、
    ぺらぺらな言葉に流れずに、
    あらゆる感情やら立場やらにスポット当て、
    さっぱりした 読みやすいけれども
    ぐっと つかまれる 表現。

    時代を別にして、3つのアプローチ。
    一気に 読まされました。

    映画は観そびれそうだけれども、
    映画化のおかげで 良い本に出会い直せた。

  • 第二次大戦前後のドイツ人の話。
    ドイツ人というか、ナチ。
    最初から、暗く重い話なのは分かってたけど。重かった。
    けど、「だから悪いんだ」とかそういう方向じゃなくて、ある意味、事実が淡々と描かれている。
    それは、ナチに所属し、自ら関わっていた人の話ではなく、その子供だったり、孫だったり、または身体障害があり制服に憧れていたけれども、着ることのできなかった人の話だったからだと思う。

    あの戦争に関しては、日本も負けた国であり。
    戦時中になされたことは、「戦争だったから」の一言で片づけられないものではあるけれども、それでもやはり「戦争」だったのだと思う。
    多かれ少なかれ戦勝国の面々も後ろ暗いことは多々やってきていると思う、でも「勝った」という一言ですべてが「良いこと」のようにとらえられ、「負けた」からすべて悪いこととなる。

  • これが処女作だと!

  • クレストブックから出そうな小説だなあ、と思ったのが最初の感想。
    戦前〜戦中、終戦間際〜戦後、そして現代という3つの世代の話から成り立っているこの小説だけれど、3つの話しに繋がりはなく、共通していることは「写真」ということ。
    でももっとなんか繋がりがあった方がいいような気がする。
    それぞれの話しの中心人物の心中としては繋がりというか、一本の流れがあるんだろうけれど。
    それでも最後の話のミヒャの行動というか考え方は、なんか偽善ぽくて嫌だったな。
    身内が戦時中に何をしたか。それが良いことだけでなく非難される行動だったとしても探る。そういう姿勢は認められることだとしても。

  • ローレ編が一番心に残っています。

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暗闇のなかでの作品紹介

戦中、戦後そして現在。戦争の傷跡を写した3枚の写真が、60年の歳月をつなぐ…その新しい歴史観が共感を呼び、全英ベストセラーとなったブッカー賞最終候補作。

暗闇のなかではこんな本です

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