黒魔術・白魔術 (学研ポケットムー・シリーズ)

著者 :
  • Gakken
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784051011734

感想・レビュー・書評

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  • 魔術がその歴史や主だった人物とともに分かりやすく語られる良書。
    黄金の夜明け団など魔術の集団は、何やら怪しいもののように思えるが、その実内輪揉めをしたりしていて面白い。
    また、現在よくあるような魔術のイメージとは掛け離れたかなり儀式的な真面目な物だったことは言うまでも無い。
    こう言うと語弊があるが、魔術とは洒落たジョークのようにも感じました。
    そのうえで本人達は大真面目だったりするから面白いし、この本を読めば魔術に対する不気味なイメージは払拭されることだろう。
    魔術にも種類があること、私たちが普段見知ったお呪いも魔術の一環であるが魔術の種類分けがまた参考になった。
    他人を攻撃する黒魔術はいわば時代遅れで低級のようなもの、自信や他人の幸せを願う白魔術との違いが面白い。
    この書物で特に印象深かったのはアレイスタークロウリーの生い立ちでしょうか。
    この人がなかなかの苦労人で、世に認められなかったり離婚したりと、ただの超人のイメージとは違った印象を受けた。
    もっとも魔術以外もすごい人なのですが。
    だけどその容姿にしろ写真からもわかる端正な顔立ち独特の雰囲気は、魔術界を牽引するカリスマ性として発揮されている。
    魔術を練習すれば精霊も見えるようになるらしいが、どのようなものなのか見てみたい気もするけど、この本を読んだら思ったより魔術は大変そうだからやはりやらないとなりますね。
    魔術について粗方知りたいときには役に立つと思います。

  • O∴H∴、I∴O∴S∴系列

    最初の本としてお奨め

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