望郷

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著者 : 森瑶子
  • 学習研究社 (1988年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784051027933

望郷の感想・レビュー・書評

  • 「マッサン」が始まって、ドラマは見てないけれど興味はあってこの本を発見。
    竹鶴政孝の奥さんリタの伝記。
    スコットランドでは病弱だったリタが、許婚が戦死し、のちにウィスキーの勉強に来ていた政孝と知り合い、
    異国の地で気丈に暮らし、強い女性になっていく。
    政孝のリタへの愛が素晴らしい。

  • モノ作りとか、起業とか、そんなものが好きなようだと最近気づきました。
    女性がかかわるとなおすき。
    本格スコッチウィスキー。
    どうしてもそれを日本で作りたかった。それはなぜなのか。
    外国のものを日本で作りたい、そう思う話は多くて、
    他の国の人は日本のものを自分の国で作りたいとおもうのだろうか?

    さておき、これは深い深い愛情の物語です。物語だから
    ノンフィクションではないのでしょうけれど。
    でも、リタの愛の強さと深さが心に響きます。
    色々な優れたものは、深く、濃く、強く、激しい愛情で出来ている。

    図書館で借りました。ドラマは見ていません。

  •  現「ニッカウィスキー」(大日本果汁株式会社)を設立した、竹鶴政孝の妻、ジェシー・ロバータ・カウン(通称リタ)の生涯を綴る、伝記的小説。 かなり前に読み終え、実家に置いてあった本作を、なにゆえか手に取りあっという間に読了。 森瑤子は、大学生になってからその作品をほとんど読んでいる作家。 バー通いなどするようになったのも著者の影響があるかも知れない。 家族に反対されつつ、政孝と結婚して日本にやってきた主人公の苦労、いかばかりのものか。 同じように、イギリス人と結婚した著者の鬱屈が反映されているような印象を受けるのは、うがった見方か。 主人公の父が言う言葉。「人生にとってもっとも不幸なことは、生まれ育った地から離れ、その地を恋うこと、すなわち、望郷の念である。」(大意)。 果たして、主人公の思いはいかばかりであったか。 終結部にて、母・姉妹との再会はあるのだが。 ウィスキー作りのディテールがいささか物足りないが、それは、作品の趣旨とは違うため仕様がないか。 偶然にも、併読している作品といささか似ているのはおもしろい。しかし、併読作読み終えられるか。 森瑤子、既に忘れ去られている作家なのか? Alas!

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