動物園は大さわぎ! (動物と話せる少女リリアーネ)

  • 学研プラス
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本棚登録 : 758
感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052032486

作品紹介・あらすじ

リリアーネの秘密-それは動物と話せること。その秘密のために、もう三回も引っ越し、転校をくりかえしています。となりの家に住む学校一の人気者の少年イザヤも、ある秘密をかかえていました…。

感想・レビュー・書評

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  • わたしも、動物と話をしたいと思いました。こういうふうにみんなを笑顔

  • リリとイザヤがツィヴィールクラージェ(ドイツ語で)勇気を出して行動する)ことを決心し、自分達の秘密を自ら明かすところが一番感動したし自分も勇気を出して行動したいと思えた。
    自分の秘密を明かすことは簡単なことじゃないのに助けたい人(動物)のために頑張る二人を見てすごいと思ったし、一人の大人は何してんだと思った。
    しかもリリは今までこの秘密のせいで何回も怖がられていて、辛い気持ちをしてきたのに秘密を明かしていてすごいなと思った。
    ずっと辛かっただけなのに分かってもらえない動物はかわいそうだと思った、日本にもこういう人(動物)がいるのかなと思ったので、これからはどんな人(動物)にも気を使っていこうと思えた。
    リリだけ、イザヤだけではこんな事はできない、二人それぞれあってこそできたことだと思った。
    自分の秘密を明かすことでより人気になれる(なれないこともある)など、今回の作品ではとても良いことをしれた。 
    リリを助けるために自分がいじめられるかもしれないのに、いじめっ子に立ち向かい言葉を放つ二人を見て三人の友情を感じて感動したし、スカッとした。
    とても良い作品だった。

  • 「動物と話せる少女リリアーネ1 動物園は大さわぎ!」タニヤ・シュテーブナー、2003(ドイツ)。中村智子翻訳、学研プラス。
     小学生の子供が読んでいたのでドラドラと読んでみました。動物と話せる少女リリアーネがいて、さらにはリリアーネが笑うと周りの植物に花が咲く。すごいですね。ただ、毎度その能力で周りから不審がられて排斥されるので、今回の転校先ではその能力をまずは隠そうとします。
     そこに絡んでくるのは、もの凄く文学が好きで教養が深い男子生徒です。ただ、この男子は男子でそれが露見すると、今手に入れている「イケメンでみんなが憧れる勝ち組男子」の王座から滑り落ちるんじゃ無いかと胃を痛めていて、必死に隠しています。

     いろいろあって万事めでたく収まるのですが、この初期設定がすごいですね。
     自分が子供の頃というのをきれいさっぱり忘れているわけですが、ドイツでも日本でも、小学校という場は労働の場なんかよりもよっぽど「イケてるイメージ」というふわふわしたものを巡ってどろどろしている。当然ながらそれはそこで劣勢になると不愉快な人間的事象に見舞われるから、どろどろしている。子供は大人の縮図だけど、大人よりも弱い。孤立する強さや開き直りがむつかしい。だからいじめも行ってしまう。
     これは労働の場に出た方がよっぽど楽かも知れませんね。格差も理不尽もあるけれど、少なくともほとんどの場合は労働をするために集っているのであって、終われば別れられるから。

     そんなこんなを改めて認識した読書。それはぢゃあ、30年前の子供は牧歌的で幸せで、2020年代の子供が病的で不幸かというと、個人的にはそうは思いません。子供は常に大変です。さて大人になっていく中で。社会や環境が移り変わっていく中で。子供のうちに、「孤立しない能力」を身につけることが大事か、「孤立しても恐れない勇気」を身につけることが大事か。なんも考えずに反射的に生きているとついつい前者になるけれど、立ち止まって考えると後者ですよねえ…。

  • #動物と話せる少女リリアーネ
    #タニアシュテープナー
    #中村智子
    #学研プラス
    #児童書
    #読了
    ドイツの本です。人と違う個性を持つことや勉強熱心なことはイジメの対象になることがあるのは日本と同じなのだなあ。そこを爽やかに乗り越えていく話。素敵な本です。

  • 1年生娘に読み聞かせ。
    動物と話せる少女リリと隣家のギフテッド少年が勇気を持って自分の秘密を打ち明けるところまでで1巻。ストーリーが気になってどんどん先を読んでほしがっていました。
    クラスの意地悪女子のいじめの描写がむやみに詳しいので人によっては読むのが辛いかもしれません。
    リリのお父さんがいつも家事をしていたり、動物園のトップは女性だったり、ジェンダー描写でイライラするところが無いのも今の子供が読むものとして良いです。

  • 最後、ピアと仲良くなれて良かった。

  • 児童書で話題だと聞き、読んでみた。
    本の表紙がとても可愛いため、癒し系なファンタジーかと思いきや、子どもたちの人間関係、動物たちの抱えてる問題がリアルな事にびっくりした。

    周りの目が気になるけど、今の自分を変えたい勇気が欲しい!人向けな本。
    主人公リリアーネたちがきっと勇気をくれるはず。

  • ドキドした


  • めちゃくちゃ面白かった!
    しかも、イザヤイケメンすぎぃ✨
    私も動物と話したいな…

  • 小学生の時大好きだった本。

    リリアーネになりたくて、動物と喋りたくて、愛犬に念力送ってたことを思い出しました。

    また読み返そうと思います。

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著者プロフィール

ドイツで活躍する児童書作家。ドイツやイギリスの大学で文芸翻訳、英語学、文学を学ぶ。翻訳および編集の仕事に携わった後、現在は児童書やYAを中心に執筆する。代表作「動物と話せる少女リリアーネ」シリーズ。

「2021年 『水瓶座の少女アレーア 全7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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