- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052038952
作品紹介・あらすじ
SF、ホラー、ミステリー。くすっと笑える話、ぞっとする話、感動する話。ページにして数ページ、5分程度の時間で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」。そんなショートショートを集めたアンソロジー。、朝読にも最適な一冊。
感想・レビュー・書評
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とても面白い。一話一話がすぐ終わる。
わたしが面白かったのは、父の時給という話だ。
父は急に息子から1時間で何ドル稼げるかを聞かれて、3ドルと答えた。きっと、友達と話していたらお父さんが1時間で何ドル稼げるかという話題になったのだろう。そう思っていた。あるとき、妻が息子にお金をかしてくれと言われたと言ってくる。しかも、息子はたびたび店のお手伝いをしてはお金をかりてもらっていたのだ。父は怒り、息子に説教をするが、果たして、息子の返事は……!
他にも面白い話が沢山あるので、気になる人は読んでみるといいかも。シリーズも沢山あって、これはその中の第1冊なので、2の青いミステリーや
3の白い悪魔なども読んでみてネ♪
また、これとは別に5秒後に意外な結末などもあるので、さらに気になる人はこちらも是非。
長文すみませんねェ( ´∀`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星新一の偉大さが分かる
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こどもの本総選挙でランクインしていたため購入。
ショートショートをまとめたもののため、すぐに読み終えることができた。
9割の話が欧米の小咄を原案にしたもの。
「意外な結末」とタイトルにあるように、どんでん返しのオチがあり、ブラックユーモアやハートウォーミングな結末になる。
話の内容は、例えるなら、2chのまとめサイトにある「ブラックジョークな話を聞かせてくれ」「オチが分かるとゾッとする話」のスレッドでまとめられたような話と言えば、インターネット歴が長い人なら伝わるだろうか。
現に、収録されている話に非常に似たオチのコピペを過去にまとめサイトで複数読んだことがある。
既読感がある人がいるとも言えるが、逆を言えばそのようなまとめサイトを巡回したことがない人、例えば小中学生からすると、面白い短編集だということで納得。いつの時代になってもブラックユーモアが好きな年頃はある。
好みの作品は「開いた窓」「アウル・クリーク橋でのできごと」「無口なアン夫人」
これらはどれも原案は小咄ではなくて、元のショートショートが存在しているらしい。
小咄とショートショートは似ているようなものでも、そこに作者の表現技法が入っているかで大きな差があることを感じた。
対象が小中学生のため、表紙が破られやすいことを想定しているのか、表紙の紙の下にも表紙と同じ絵がカラーで描かれているという発見があった。
【受賞記録】
「第3回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第6位
「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」短編読み物 第1位
「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」TOP100
「第1回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」TOP100 -
いい話、笑える話、ゾッとする話など。短いのですぐ読める。楽しい。いくらでも読める。
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“猿の手”を読みたくて手に取った一冊。
どの物語も短い中に起承転結があって読みやすかった。
オチがシニカルで気軽に楽しめた。 -
1つの小話が5分以内には読み終わるので併読のおともに読みました。
個人的に父の時給という話が一番好きな話でした。 -
おもしろい。5分後や5秒後シリーズは裏切らない。でも一回読んだらもういい感じがする。あとたまに話が理解できないところが…。(それは読者のせいもあるけど)
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ショートショート集で読みやすい。
軽く読めるのがいいところなのだが、
私は海外独特の言い回しや表現などにピンと来ないものが多かった為、点数は低め。
その中でも面白いと感じたものもあったのでゆるく読みたい方にはオススメ。 -
■991, 2020.02.24
小中学生の「朝の読書」の教材になっているという短編集。翻案が多い。ホラー多数。オチは予想できてしまうものもある一方、ピンと来ないのもあった(私の読解力が薄いか)。 -
内容自体はしっかりしているのに、一話一話がさくさくと読み進められました。
短編集はあまり読んだことがなかったのですが、これを読んですっかりはまってしまいました。
私は「開いた窓」、「たどりつけない星」、「心の準備」 が特に好きです。