まんがで読む 竹取物語・宇治拾遺物語 (学研まんが日本の古典)
- 学研プラス (2014年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052040009
作品紹介・あらすじ
古典の定番「竹取物語」と鎌倉時代の説話集「宇治拾遺物語」をまんが化。話の流れがつかめるまんがと、まんがを補足説明したコラムで、楽しみながら内容や、時代背景を知ることができる。初めて読む人でもすらすらと読め、古典入門に最適。
感想・レビュー・書評
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竹取物語はハリウッドか中国で映画化してほしいクオリティの古典SFラブロマンス。それぞれの男性が振られる状況が意味深。他方、宇治拾遺物語はなにが面白いのかさっぱりわからんかった
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竹取物語を最初から聞いていたけど新しいところもあったから面白かった。
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古典もまんがならとっつきやすいはず。
この本を読んで、古典の魅力に気づいてみませんか。 -
学研まんが日本の古典シリーズの1冊。隣町の図書館で数冊借りてきてしまいました。
子どもの頃に親に読んでもらった本の内容からはわからなかったことが、新たに発見できました。
かぐや姫の意地の悪さ。結婚を申し込んだ5人の男のアホっぷり。じいやの欲。
そして一番驚きだったのは・・・かぐや姫って帝のこと好きになりかけていたのね!そりゃ知らんかった。月を見て泣いていたかぐや姫はじいやとばあやを置いていく不憫さだけで泣いていたのではなかった・・・ということになりますね。
宇治拾遺物語は陰陽師安倍晴明や不思議な力を持つ聖の話など短編が数編収録されていました。
どちらの作品もかつて古典で学んだことのあるもの。でも内容は・・・すっかり忘れていました。記憶って・・・意外といいかげんですね。 -
竹取物語は国語でやったような記憶がありますが、内容はあいまいでした。
もしかしたら、自分が幼くて、彼女の気持ちが伝わらなかったのかもしれません。
「その衣をまとうと、人としての心が変わってしまうのでしょう。
その前に言わなければならないことがありましたわ。」
いまはとて
天の羽衣 着る折ぞ
君をあはれと 思ひ出でける
「今はもうこれまでと
羽衣を着るときになって、
あなたをおしたいする気持ちが
しみじみとわいてきます」
ところで宇治拾遺物語のほうですが、
これは勉強した記憶まったくなく、
意外と面白かったです。
最後の『猟師仏を射る事』を読んで思ったこと。
●修行を積んだ聖であっても、世間知らずのため、たぬきに化かされてしまいました。
●一方、猟師であっても、思慮深かったのでだまされず、たぬきの化けの皮をはがすことができたのでしょう。
という教訓が含まれているお話なんですが、
町田駅に行くと必ず立っている托鉢僧がいるんです。
人ごみの中、立ち続けて…修行と思うのですが、
この本を薦めてみようかしら。