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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054033894
感想・レビュー・書評
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桶狭間の合戦を再構成した作品。今川氏真に太原雪斎を軍師として付けることで武将としての成長を促すことで史実に対する変化をもたらしている。また、今川、織田双方の動きを緻密に描くことで桶狭間に至る過程に説得力をもたせている。この”桶狭間に至る過程”が非常に緻密であり、今川義元が桶狭間に陣を置き、織田軍が桶狭間へ突撃するに至るという流れに無理がない。また、後年、織田軍が圧倒的な兵力を持って合戦に挑むきっかけとなった桶狭間の危うさも見事に描き出している。こうして見ると、桶狭間の合戦というのは非常に危ういバランスのもとに成り立っていた事がはっきりと見て取れる。そういう点でも面白かった。
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