- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054039674
感想・レビュー・書評
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○学歴志向でわが子を育てても幸せになれません。
グローバリズムに対応した教育が必要です
○暴走族が減っている?!
いえ、最近の暴走族は、免許も取れないぐらい勉強ができないのです
○一億総教育評論家時代
昔はよかったでは、ただのアマチュア
○学習指導要綱
フィンランドにはない
○日本の学習指導要綱の遍歴
・1971年(昭和46年)〜
現代化カリキュラム。小6年授業数:5821コマ
・1980年(昭和55年)〜
ゆとりカリキュラム。小6年授業数:5785コマ
・1992年(平成4年)〜
個性生かす。新学力。生活科新設。小6年授業数:5785コマ
・2002年(平成14年)〜
内容大幅削除。完全5日制。総合的な学習新設。小6年授業数:5367コマ
・2008年(平成23年)〜
ゆとり批判から内容大幅復活。小6年授業数:5645コマ
○3つの約束を守らせる
・怠けない
・人(自分も)の心と体を傷つけない
・嘘をつかない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容は自らの経験則から語るだけのかなりいい加減なものと言っていい。
思い込みであれはこれが原因となんの根拠もなく繋げてしまう論理は危険とさえ言えるかも知れない。特に秋葉原事件まで、素人の親が勉強を教えたせいではないかと触れてしまう辺りは、あまりに無自覚ではないか? -
百ます計算は、いつどこで誰(岸本先生?)が考案し、教員の間でどう広がって行ったのかを知りたかったが、「ある教師の勉強会に行って百ます計算に出会った(p.20)」としか書かれておらず残念。プライオリティを考えれば、その勉強会がどういうグループで、どんな実践がされていたのかは明記すべきと思う。
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「健全な生活で適切な問題を反復させることで、
子供たちががっと伸び、難しい問題をも求めるようになる」
のが大事なプロセスなんだなと思いました。 -
百ます計算ができた経緯を知ることができる作品。前提として子どもたちの生活リズムを整えておかなければ、百ます計算による効果も十分発揮されないというのが印象的だった。
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まっすぐ子どもに対する先生がたくさんいれば、もっとよくなるのに。
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同じことを3回教える。
ポイントは3つ
・怠けない
・人(自分も)の心と体を傷つけない
・嘘をつかない -
百ます計算でおなじみの陰山先生の本。本のタイトル通り、百ます
計算を何故教育の現場に導入したのか?その背景にあるモノはなん
なのか?当たりの視点から、教育の現状や問題を解く。
陰山先生の本やコラムを読んでいるといつも思うのは、この人の仕
事への取り組みには一貫した姿勢が感じられる。それは、「常識にと
らわれない」という発想と、プロである以上は必ず結果を出す、とい
う事。そして何より子供達の成長と仕合わせを何よりも考えている
と言うことだ。
ややもするともっとも保守的な教育のど真ん中にあって、こういっ
たことを考え実現している事は凄まじい困難を伴ったと思う。しか
しそれをやり遂げ、やり続けているのは素晴らしいと思う。また、
こういった発想や取り組む姿勢は、ビジネスマンである自分も是非
心がけたいと思う。結局、仕事の出来る人間は、こういった共通点
があるのかもしれない。
ただ、部分的に定量的な根拠もなく「生活習慣の向上で学力アップ!」
とか謳っている部分は説得力に欠ける気もしたが、本人も本書の中
で「百ます計算をやると効果がある。理由はわからんがあるんだから
しょうがない」と経験から来る実績として良い意味で開き直っている
部分もあって、そう考えると結果がすべてだ!というのが何より強
い証明なんだなぁとか思った。
あと、子供に守らせたい三箇条(怠けない、傷つけない、嘘をつか
ない)は、自分にも、自分の子供にも科したいと思った。 -
教育について非常に参考になった。
百ます計算のメリットだけでなく、計算が早くなったあとの取り組みや
現在の教育についての問題点などがわかりやすく書かれている。