日中世界大戦 (SCENE 3) (歴史群像新書 337-3)

著者 :
  • 学研プラス
3.50
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054052031

作品紹介・あらすじ

第二次琉球海戦から、ほぼ一年が過ぎた。日本は中国海軍に対抗すべく、「暁作戦」を打ち立て、空母二隻を建造する。『信濃』『赤城』と名付けられた二隻の空母は、フランスとイギリスで秘密裏に造られ、日本へ回航する時を待っていた。ついに攻撃型空母二隻を擁する日本空母連合艦隊が誕生したのだ。日本は『信濃』を地中海で、『赤城』を北海海域において試験航海するが、その情報を中国海軍が掴み、原子力潜水艦を潜航させる。中国の原潜の目的は、二隻の空母が欧州から日本に戻る前に、待ち伏せして撃沈することにあった。アフリカ大陸南端の喜望峰を回り、インド洋、南太平洋を経て、日本近海へ回航する空母艦隊を、果たして日本は中国軍の攻撃から守りきることができるのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おもしろい

  • 森詠 氏 久しぶりの新作。近未来における日中間の紛争、という大変興味深い設定。国内の不安定さに端を発した対外侵攻、というシナリオは充分に説得力はあるものの、氏は残念ながら軍事には造詣がさほど深く無いため、所々おかしな記述が見かけられるのは残念。

  • フランスとイギリスから購入した空母2隻のヨーロッパからの回航準備。
    中国軍によるマラッカ海峡通商破壊戦開始、ASEAN合同艦隊攻撃に伴い、回航日程大幅繰り上げ。

    次巻は回航とチベット支援がメインになるのかな。
    限定戦争のせいで中国側の選択の幅が狭いのが可哀想な気もするが、台湾解放、琉球諸島確保が主眼だからしょうがないのか?

  • 2012/03/02読了

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

森 詠 もり・えい
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。
東京外国語大学卒。主な著作に『振り返れば、風』『燃える波濤』『雨はいつまで降り続く』『夏の旅人』『冬の翼』、戦争小説『日本朝鮮戦争』、警察小説『横浜狼犬』『清算』、青春小説『オサムの朝』『少年記オサム14歳』『那珂川青春記』『日に新たなり』『はるか青春』『パートナー』等がある。
最近、歴史時代小説『七人の弁慶』や『坂東三国志』も書いている。

「2022年 『父、密命に死す 会津武士道2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森詠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×